女性の健康週間(3月1日から8日まで )

更新日:2025年11月19日

女性の心身は思春期、成熟期、更年期、老年期とライフサイクルの中で大きく変化があり、不調を感じる場合もあります。生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごせるように、この機会にぜひ、自身と家族の健康を見直しましょう。

女性は、乳がんや子宮頸がんなど特有のがんがあります。定期的に検診を受け、予防や早期発見に努めましょう。市内実施医療機関で3月20日まで受診できます。

20歳になったら、子宮頸がん検診を受けましょう

子宮頸がんは20代後半から増え、30~40歳代の女性で近年増加傾向です。子宮頸がんは早期のうちはほとんど自覚症状がありませんが、早期に治療すれば治癒する可能性が高くなると言われていますので定期的に検診を受けましょう。


子宮頸がん検診


20歳から年に1回、受診料1,000円で市の検診が受診できます。65歳以上は無料。3月20まで市内実施医療機関で受診できます。

ブレスト・アウェアネス

乳房を意識することを生活の中に取り入れましょう

「ブレスト・アウェアネス」とは、ご自分の乳房の状態に日頃から関心を持ち、乳房を意識して生活を送ることをいいます。これは、乳がんの早期発見・早期治療につながる大切な生活習慣です。


ブレスト・アウェアネスの4つのポイント


1.ご自分の乳房の状態を知るために、日頃からご自分の乳房を見て、触って、感じる

  • 着替えや入浴等の際に自分の乳房を確認しましょう・つままず、指を添えてなでるように触ります

2. 気をつけなければいけない乳房の変化を知る

  • 「以前より硬いところ(しこり)」「血性の乳頭分泌物」「変形」「くぼみ」など

3.乳房の変化に気づいたら、すぐに医療機関を受診する
4.40歳になったら、定期的に乳がん検診を受診する


乳がん検診(マンモグラフィー)


40歳から2年に1回、受診料1,700円で市の検診が受診できます。65歳以上は無料。3月20まで市内実施医療機関で受診できます。

歯周疾患

妊娠期はホルモンバランスの変化により歯周病になりやすく、出産にも影響を及ぼすことがあります。また、閉経後、女性は骨粗しょう症になりやすく、歯周病も進行しやすいと言われています。

歯周病は早めの治療と予防が効果的です。市は、歯周病チェックや予防のための指導が受けられる市民総合歯科健診を実施しています。


市民総合歯科健診


対象は20歳以上の市民と妊婦。受診料500円(20歳以上は年度に1回、妊婦は妊娠中に1回のいずれかで受診)。市内の実施歯科医院で「市民総合歯科健診」と予約の上、受診を。

メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防

生活習慣の影響などから、血液検査の結果や血圧測定値に異常をきたしている人がいます。
少しの異常では自覚症状はありませんが、放置すると糖尿病、脳卒中や心筋梗塞など生活習慣病の発症につながります。女性はホルモンバランスの変化により影響を受けるため、年に1回の健康診断で体の変化に早く気付くことが大切です。


30歳代の健診


対象は30歳代の市民。毎年6~2月頃に実施。


特定健診・後期高齢者健診


対象は40歳以上の市国保加入者と後期高齢者医療制度の被保険者。健診は3月20まで市内実施医療機関で受診できます。

市国保加入者は受診時に受診券が必要です(後期高齢者医療制度の加入者は不要)。
対象者には受診券を郵送しています。受診券を紛失された場合や、年度途中で加入された方は、健診・健康づくり担当までお申し出ください。受診券のオンライン申請を希望される方はこちら

受診方法は直接、市内実施医療機関に健診日などの問い合わせください。

こころの健康

女性は、妊娠や出産、更年期など、女性ホルモンの変調から気分が落ち込んだりイライラが続いたりすることがあります。
また、就職や引越し、結婚・出産など環境や自分自身の役割に変化があった時にも心の負担が増える場合があります。次の項目が2週間以上続く場合は専門家に相談を。

  • 好きなことに関心がわかない。物事をするのが面倒
  • 以前より表情が暗く、元気がない
  • 身体の痛みや倦怠感、頭痛、肩こり、便秘などが増える
  • 仕事や家事の能率が低下し、ミスが増える
  • 周囲との交流を避ける
  • 趣味やスポーツ、外出をしなくなる
  • 眠れない、眠りにくい

相談窓口などの心の健康に関しては、次のリンク先をご覧ください。

骨の健康

骨量(骨密度)は20歳頃にもっとも高くなり、40歳くらいまで維持されますが、その後は徐々に減少していきます。特に女性は、閉経によって女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に低下するため、骨量が閉経前後の数年間で急激に低下し、骨粗しょう症になりやすくなることが分かっています。そのため、ご自身の骨に目を向け、骨粗しょう症に対する対策をとっていくことが大切です。

骨粗しょう症とは?

骨がスカスカになり、骨の強度が低下して骨折しやすくなる病気を骨粗しょう症といいます。

骨粗しょう症の予防に関する関連リンク

骨粗鬆症について

年代別の骨粗しょう症の予防について

喫煙

女性の喫煙(受動喫煙も含む)は、がん・循環器疾患・呼吸器疾患などの通常のリスクに加え、月経異常や不妊のリスクも高めます。また、妊娠中や子育て中の喫煙は、胎児や子どもの発達に大きな影響を与えるため、禁煙が必要です。

女性の健康についての情報提供サイト「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」

女性の健康を包括的に支援するため、厚生労働科学研究費補助金により研究班が作成し、情報発信を行っています。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部保健医療推進室健康政策課(健診・健康づくり担当)
〒664-0898伊丹市千僧1-1-1(いたみ総合保健センター1階)
電話072-784-8080 ファクス072-784-3281