猫について

飼い主のいない猫について

市には、野良猫が庭や花壇、玄関先にふん尿をする等の被害の相談が寄せられます。その為、猫を捕獲してほしいとの要望がありますが、市では、猫を捕獲・収容することはできません。
猫によるトラブルを解消するためには、一定のルールに基づく「地域猫活動」により、一代限りの生を全うさせ、猫の適正な管理を行うことで、野良猫を減らしていくことが重要です。

地域猫活動について

地域住民の方々が管理できる一定の地域を定め、地域住民の方々が中心となって地域内に生息する飼い主のいない猫を捕獲し、不妊・去勢手術を施したうえで捕獲した場所に戻し、その後、その猫が一生涯を全うするまで管理(エサやり及びふん尿の世話等)し、野良猫を減少させることを目的とした活動を言います。

地域猫活動への理解が深まり、地域に浸透し、「人と動物が共生する社会」の実現に向けた一助となるように「地域猫活動パンフレット」を作成しました。

地域猫活動パンフレット

地域猫活動パンフレット(PDFファイル:1.7MB)

 

地域猫活動のポイントは次の通りです。
1 活動内容について周辺住民に説明し、理解を得る。
→ルールを守って活動し、猫が苦手な人にも温かく見守ってもらうことが大切です。
2 野良猫の数がそれ以上増えないように不妊去勢手術を行う。
→要件を満たせば市の助成金を利用することができます。
3 地域で決めた場所でエサ場やトイレを設置する。
→周りの理解を得るため、後片付けはしっかり行うことが必要です。

地域猫活動について

TNR活動とは?

飼い主のいない猫を、一時的に捕獲(Trap)し、不妊去勢手術(Neuter)を行い、元の場所(Return)に戻す活動です。それぞれの頭文字を取り、TNR活動と言われています。
深刻な被害を引き起こす飼い主のいない猫の無制限な繁殖を阻止するためのものであり、飼い主のいない猫の被害に困っている人にとっても有益な手段です。

TNR活動

TNR活動後は、「地域猫」活動をすすめましょう

地域猫活動のポイントを押さえないと
無責任なエサやり迷惑行為に間違われることもあります!

野良猫衛生対策事業について

野良猫の不妊・去勢手術費用の一部を助成しています。

【補助金額】

野良猫:不妊手術5,000円/匹、去勢手術3,000円/匹
地域猫:不妊手術7,000円/匹、去勢手術4,000円/匹

【概要】詳細はこちら(野良猫衛生対策事業について
1.伊丹市生活環境課が主催する講習会を受講してください。

2.地域猫活動団体として登録をする場合は、申請書を提出してください
※事前に近隣住民の理解を得ていることや、講習会の受講者が2名以上必要など条件があります。
※地域猫活動団体として登録しない場合は、3へと進んでください

3.生活環境課の窓口へ補助金交付申請書を提出してください。

4.猫を捕獲し、動物病院等で不妊・去勢手術を行ってください。
  手術済みの猫を識別する方法として耳のV字カットを行います。

5.手術完了後、実施報告書、補助金交付請求書を提出してください。

猫の忌避方法について

猫によるふん尿やごみあさりなどの被害は、猫にとって「快適な環境」を「快適でない環境」へ変化させることで軽減できる場合があります。
  一般的な忌避方法として、猫のエサとなるものを取り除いたり、物理的に邪魔をする、猫の嫌がる環境をつくる、忌避剤を使用するなどが挙げられています(猫の忌避方法について)。

 

この記事に関するお問い合わせ先

市民自治部まちづくり室生活環境課
〒664-8503伊丹市千僧1-1 (市役所4階)
電話番号072-781-5371 ファクス072-784-8048