令和7年度 高齢者の帯状疱疹(接種費用一部公費負担)の定期予防接種について
4月に送付した実施医療機関一覧表に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
4月初旬に、今年度の65歳以上の帯状疱疹定期予防接種対象の皆様へお送りした実施医療機関一覧表に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。最新の実施医療機関情報は次のとおりです。ご不明な点は保健センター(784-8034)までお問合せください。
帯状疱疹定期予防接種 実施医療機関(R7.4.24時点) (PDFファイル: 84.0KB)
帯状疱疹の定期予防接種に使用するワクチンは、乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)と乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の2種類があります。それぞれの実施医療機関が取り扱っているワクチンの種別についてのお問い合わせをいただいていることから、改めて取り扱いワクチンを含めた一覧表を作成し、5月後半をめどに対象の皆様にお送りする予定です。一覧表が届くまでに接種をご希望される方は、医療機関によって取り扱いワクチンが異なりますので、ご予約の際に医療機関へご確認くださいますようお願いいたします。
なお、実施医療機関は変更となる場合がありますので、今後の状況につきましてはこちらのホームページ内の「接種場所」に添付のファイルで最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。
令和7年度 高齢者の帯状疱疹定期予防接種
令和7年度より高齢者の帯状疱疹ワクチンが定期接種となります。令和7年度の対象者は、今年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方と100歳以上の方です。また令和12年度からは65歳の者となります。
今年度に対象となる65歳以上の方へは、予防接種券を送付いたします。接種機会は、1年間ですので、体調の良いときに接種を検討しましょう。
帯状疱疹ってどんな病気ですか?
帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘(帯状疱疹)ウイルスが再活性化することにより神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。
対象者
伊丹市に住民登録がある次の人
1.令和7年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる方(生年月日は次のとおりです。)
昭和35年4月2日生まれ~昭和36年4月1日生まれ |
昭和30年4月2日生まれ~昭和31年4月1日生まれ |
昭和25年4月2日生まれ~昭和26年4月1日生まれ |
昭和20年4月2日生まれ~昭和21年4月1日生まれ |
昭和15年4月2日生まれ~昭和16年4月1日生まれ |
昭和10年4月2日生まれ~昭和11年4月1日生まれ |
昭和5年4月2日生まれ~昭和6年4月1日生まれ |
大正15年4月1日以前生まれ |
※今後5年間、節目の年齢になられる方を対象とし、実施いたします。令和12年度以降は65歳になる方が対象となります。
2.60歳~64歳で身体障害者手帳1級相当のヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害のある人(身体障害者手帳か診断書持参)
実施期間
令和7年4月1日~令和8年3月31日
持ち物
・マイナ保険証等
・伊丹市から送られてきた「令和7年度 高齢者の帯状疱疹予防接種券」
・自己負担金 水痘ワクチン 4千円×1回 又は 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス)1回1万1千円×2回
・生活保護法による被保護世帯に属している場合は、「生活保護受給証明書」、または中国残留邦人等支援法による給付を受けている場合は、「支援給付受給証明書」を市内実施医療機関へ提出すれば自己負担金免除となります。(いずれも市福祉事務所で発行しています。)
接種場所
実施場所は次のとおりです。
市外の医療機関で接種を希望される場合は、事前に市保健センターで申請が必要です。詳しくは、下記をご参照ください。
令和7年度 帯状疱疹予防接種実施医療機関(R7.4.24) (PDFファイル: 84.0KB)
帯状疱疹ワクチンって?
ワクチンは以下の2種類があります。接種回数、接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応等の特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも帯状疱疹やその後合併症に対する予防効果が認められています。AかBのいずれかを接種します。(AとBを混ぜることはできません。)
A 乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン) |
B 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス) | |
接種回数(接種方法) | 皮下に1回接種 | 2月~6月(標準2月)おいて筋肉内に2回接種。ただし、病気や治療により免疫の既往が低下した又は低下する可能性がある等の場合、1月以上おいて接種できます。 |
接種できない方 | 病気や治療により免疫が低下している方 | 免疫の状態に関わらず、接種可能です。 |
注意が必要な方 |
輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は3か月以上、大量ガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後6か月以上おいて接種できます。 |
筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。 |
帯状疱疹に対するワクチンの効果は?
A 乾燥弱毒生水痘ワクチン (ビケン) | B 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン (シングリックス) | |
1年後 | 6割程度の予防効果 | 9割程度の予防効果 |
5年後 | 4割程度の予防効果 | 9割程度の予防効果 |
10年後 | ー | 7割程度の予防効果 |
主な副反応にはどんな症状がありますか?
A 弱毒生水痘ワクチン(ビケン) |
B 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス) | |
70%以上 | ー | 注射部位の疼痛 |
30%以上 | 注射部位の発赤 | 注射部位の発赤、筋肉痛、疲労 |
10%以上 | 注射部位のそう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結 | 注射部位の腫れ、胃腸症状、悪寒、発熱 |
1%以上 | 発疹、倦怠感 | 痒み、倦怠感、全身疼痛 |
予防接種を受けるに際し、医師とよく相談しなければならない人
1.心臓血管系疾患、じん臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患のある人
2.過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性発しんなどのアレルギーを疑う症状のみられた人
3.過去にけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある人
4.過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の人がいる人
5.このワクチンの接種液の成分に対して、アレルギーをおこすおそれのある人
6.血小板が少ない方や出血しやすい人
7.最近1か月以内に予防接種を受けた人
予防接種を受けることができない人
1.明らかに発熱している人(通常は37.5℃を超える場合)
2.重い急性疾患にかかっている人
3.過去にこのワクチン成分によってアナフィラキシーをおこしたことが明らかな人
4.かかりつけ医に予防接種を受けないほうがよいといわれた人
5.医師が予防接種を受けることが不適切と判断された人
接種後の注意点
1.接種後30分間は、アレルギー反応(血圧低下、呼吸困難、全身性のじんましん等)が起こることがあります。また乾燥組換え帯状疱疹ワクチンはまれに失神が起こることがありますので、医療機関で様子を見て、体調に変化がないことを確認してから帰宅しましょう。
2.接種後に高熱やけいれんなどの異常な症状があらわれた場合は、すみやかに医師の診察を受けてください。
3.接種後1~3週間は体調に注意しましょう。また接種後、はれが目立つときや気分がわるくなったときなどは医師にご相談ください。
4.接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
5.接種当日ははげしい運動や大量の飲酒はさけてください。その他はいつもどおりの生活をしましょう。
健康被害救済制度について
定期予防接種を受けて健康被害(入院相当)を来した場合、申請により国が予防接種と因果関係がある旨を認定されれば、給付を受けることができます。利用希望の場合は、すみやかに予防接種担当へご連絡ください。(治療開始から5年以内)
長期療養を必要とする疾病等で接種時期を逃した方へ
長期療養を必要とする疾病のため、医師より接種対象年齢の間、接種不可と指示されていた場合、医師が専用書式に証明し、保健センターで事前申請すれば回復から1年間接種の対象となります。
長期にわたり療養を必要とする病気等(災害やワクチンの大幅な供給不足も含む)により接種時期を逃した方へ
その他帯状疱疹ワクチンに関することはこちら
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部保健医療推進室母子保健課
〒664-0898伊丹市千僧1-1-1(いたみ総合保健センター1階)
電話番号072-784-8034 ファクス072-784-3281
更新日:2025年04月24日