伊丹市いじめ防止フォーラムを開催しました

更新日:2021年03月31日

「伊丹市いじめ防止フォーラム」を令和元年(2019年)12月1日(日曜日)14時から16時に伊丹市立西中学校において開催しました。
本フォーラムには、中学生、教員、保護者、地域の方、関係機関の方々に参加していただき、「なぜ、子どもは、いじめられても、いじめても、そのことを親に言わないのか」をテーマに、子どもの心理に焦点を当て、参加者全員で考えました。参加者にロールプレイを演じていただき、子どもの心理について考え、いじめ問題について幅広く意見を出し合いました。ファシリテーターは、本市のいじめ防止等対策審議会会長であり、国の「いじめの防止対策のための基本的な方針」の策定・見直しに関わられた関西外国語大学の新井肇教授に務めていただきました。当日は会場にいる約120名の参加者が、生徒、教員、保護者、地域の方々のグループに分かれ、いじめをなくす方向性を考えました。

参加者からの発表(ロールプレイから)
議題1  いじめで苦しんでいる生徒は、なぜ大人に言わないのか?
・いじめられていることを言うと、自分がつらくなる。恐怖心もあると思う。
・告げ口したと思われたくない。
・大人に言うことで面倒くさくなる。
議題2  いじめられている生徒は保護者に、どうしてほしいと考えているのか?
・上手に解決したいと思っている。親に迷惑かけたくない。
・何もしないでほしい。でも、実は話を聞いてほしいが、素直に言えない。
・大人に言うと、集会で指導が行われ、周囲からの噂になりかねない。
議題3  いじめをしている生徒が、保護者に「やっていない」と主張したのはなぜ?
・怒られるのが怖い。大ごとになってしまい、怖くなってしまっている。
・いじめをしている認識がない。
・自分が悪者になりたくない。
議題4  いじめた生徒が、いじめの行為を否定した場合どのように関わればよいか?
・それぞれの生徒の捉え方に、誤解があるかもしれないため、時間をかけて、丁寧に
確認する。
・子ども、大人から客観的な事実を確認する。
・大人と子どもの信頼関係を築いていくことが大事だと思う。

 

フォーラム1
フォーラム2
フォーラム3
フォーラム4

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