伊丹郷町地区の景観イメージ

大規模な建築物(高さ15m以上または4階以上)を計画される方、
重点区域に建築される方へ

最盛期の伊丹郷町のまちなみ

最盛期の伊丹郷町のまちなみ
(伊丹市立博物館所蔵)

酒蔵のまち・伊丹

伊丹郷町は、戦国武将・荒木村重の惣構という形式の有岡城があったエリアで、城の廃絶後、江戸積酒造業の「伊丹郷町」として栄えました。
酒造業が最もさかんであった文化文政期には、80軒を超える酒蔵が軒を連ねていたといわれています。

※郷町とは、城下町などに発生した、地方の商工業都市という意味合いです。

酒蔵のイメージを継承する

伊丹市では、この伊丹郷町のまちなみを後世に伝えるため、景観計画の中で色彩基準を設けています。

代表的な酒蔵のデザイン

色彩イメージ

酒蔵の色彩イメージ

一般的な酒蔵や、町家などの伝統家屋は、屋根はいぶし銀または黒の瓦で構成されています。
壁は、「漆喰壁の白」そして焼杉や木目の建具の「茶」です。
伊丹市の「酒蔵のイメージ」を継承するため、大規模な建物を計画される際や重点区域に建築される際には、この色彩イメージをあてはめたデザインをお願いしています。

具体的なデザイン

色彩イメージ(大規模建築)

(例)高層マンションにあてはめると

漆喰の白のイメージ

上層部は白(N8.5が理想)か、できるだけ薄い色

いぶし銀または焼杉のイメージ

  • 濃いめの色(明度6程度が理想)は、できるだけ下層部で使用
  • アクセントカラー(基準値外色)は、 全体の1/10未満においてなら使用可、できるだけ下層部で使用

この記事に関するお問い合わせ先

都市活力部都市整備室都市計画課(都市景観に関すること)
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-744-2262 ファクス072-784-8048