むぎわら音頭保存会と摂津音頭保存会

更新日:2024年04月30日

むぎわら音頭保存会

むぎわら音頭は伊丹市域南部で広く踊られ,昭和52年に兵庫県指定無形民俗文化財に指定された「摂州兵庫功徳盆踊り(せっしゅうひょうごくどくぼんおどり)」の通称です。

昭和42年に結成されたむぎわら音頭保存会は,むぎわら音頭の正確な保存を図り,あわせて会員相互の友愛と信義を深めることを目的としています。そのため,次の事業をおこなっています。

( 1 ) むぎわら音頭先駆者を顕彰する。

( 2 ) 会員の技術向上を図るための研修をおこなう。

( 3 ) 普及のため,広く発表会や講習会をおこない,要請があればできるかぎり参加する。

( 4 ) 会員相互の交友を図る。

具体的には後継者育成のため,小学生を対象とした南野文化財愛護少年団を昭和46年に結成したほか,小中高等学校などの運動会や市民対象の講習会,各種イベントへの参加などにより,普及啓発に努めています。

 

また、現在、むぎわら音頭保存会は、会の趣旨に賛同し、ともにむぎわら音頭を保存・継承する新規会員を受け付けています。入会を希望される方は、一度下記の問い合わせ先に連絡ください。

むぎわら音頭の様子

摂津音頭保存会

摂津音頭は旧川辺郡長尾村・小浜村で踊られていた盆踊りです。長尾村のうち荒牧・鴻池・荻野の各地区は昭和30年に伊丹市に,他は宝塚市へ合併しましたので,現在伊丹市,宝塚市の両地域に広く伝わっています(宝塚市では「千吉踊り」・「安倉音頭」と呼称)。

戦後,摂津音頭は急速に進む都市化の中で踊られることが少なくなり消えようとしていましたが,郷土の伝統芸能を保存継承しようと昭和57年に摂津音頭保存会が結成されました。

現在では地域小学校の運動会で踊られる際の指導や,一般市民への講習会も行っています。これらの地道な活動が実を結び,一度は途絶えかけた踊りですが,今では市内各所で行われる盆踊り大会でも踊られるようになり,地域の伝統文化の保存継承活動に貢献しています。
また,市内で行われるイベント等にも出演し伝統文化の振興に貢献しています。

摂津音頭の様子

この記事に関する
お問い合わせ先

都市活力部まち資源室文化振興課(文化財担当)
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8090 ファクス072-784-8048

このページの感想をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか。
このページは見つけやすかったですか。
このページで分かりにくい点等ございましたら、ご記入ください