摂津音頭
荒牧・荻野・鴻池など市域北部に伝えられている伝統芸能です。昭和60年に伊丹市の無形民俗文化財に指定されました。
摂津音頭は宝塚市内の「千吉(せんきち)踊り」や「安倉(あくら)音頭」と同型ですが、旋律や太鼓の叩き方が伊丹市内南野地区の「むぎわら音頭」や「播州音頭」「河内音頭」などと異なり、旧川辺郡にしか存在しない独自のものと考えられています。この音頭の「チョイトカケタ」という囃し(はやし)言葉は独特で、「とろりとろりとねぶたい時は……」のように酒造り唄が取り入れられているのも特徴的です。
摂津音頭保存会は8月下旬に市立天神川小学校で盆踊り大会を行い、その盆踊り大会前には民俗芸能講習会の実施などにより、この無形文化財の保存・継承に努めています。
参考文献
- 「摂津音頭」『伊丹の文化財』伊丹市教育委員会、平成7年
- 「摂津音頭」伊丹市民俗資料第1集『伊丹の民謡とわらべ唄』上、伊丹市教育委員会、昭和50年
この記事に関する
お問い合わせ先
都市活力部まち資源室文化振興課(文化財担当)
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8090 ファクス072-784-8048
- このページの感想をお聞かせください
-
更新日:2023年06月23日