LINEを活用した伊丹市避難行動要支援者の安否確認モデル事業について(終了)

更新日:2021年07月06日

モデル事業の結果について

令和2年1月8日より実施してきました、「LINEを活用した伊丹市避難行動要支援者の安否確認モデル事業」(実証実験)については、令和3年6月1日よりLINE防災アプリ「伊丹市防災」が開始するに伴いまして、令和3年5月31日から約1ヶ月程度の移行期間をもって終了します。
ご協力いただきましてありがとうございました。

1.モデル事業の実績概要

(1)周知期間:令和2年1月8日~26日(伊丹市総合防災訓練の当日まで)
(2)対象者:伊丹市の避難行動要支援者(約7,500名)のうち、個人情報の提供に同意している者3,454名
(3)周知方法:対象者3,454名に、DMを郵送にて送付、ホームページで周知
(4)登録者数:286名(令和2年1月26日10時時点)

2.訓練活用

(1)訓練名:伊丹市総合防災訓練
(2)日時:令和2年1月26日(日曜)10時~12時
(3)訓練内容
実際の避難行動要支援者またはその支援者が、LINEで安否確認機能を使って報告訓練を行い、災害対策本部にてその安否情報を集約しGISに反映し災害対策の判断を行った。
(4)訓練安否登録者:41件(当日中に安否確認登録した件数)

年齢別:登録者数(総合防災訓練時実績)

【補足】
登録数は、避難行動要支援者の本人又は親族等の合計。
登録数286件の本人及び親族等の内訳は、本人が126件、親族等が160件

安否確認登録イメージ1

安否確認登録イメージ2

安否情報集約(GIS画面)

3.実践活用

・令和2年1月~令和3年5月の間、実際に避難行動要支援者の安否確認を行う必要がある災害は発生しなかったため、実戦でのLINEを活用した安否確認の実績はなし。
・令和3年3月より、行政情報の発信源として、LINEで新型コロナウイルス感染症の患者発生状況や市長メッセージの配信を開始した。そのため一般利用者が増加した。(本アカウントの登録者は約5,400人になった。)

4.その他

政府のガイドラインへの対応について

本事業は終了しておりますが、運用委託先である株式会社ウェザーニューズからの本件に係る報告は、防災チャットボットのLINE利用ガイドラインへの対応について(PDFファイル:558.4KB)のとおりです。

モデル事業の実施内容について(過去のホームページ掲載内容)

LINE公式アカウント「伊丹市 防災・要支援者安否確認」が始まります

伊丹市では、"全国で初めて"AI防災協議会と共同で、
「LINEを活用した伊丹市避難行動要支援者の安否確認モデル事業」を始めます。

<概要>

 平成30年台風第21号においては、避難行動要支援者の安否確認に膨大な時間を要したことが課題となりました。そのため、市は安否確認を迅速に行えるよう伊丹市水防図上訓練(令和元年5月31日)にて、LINEを使って仮想要支援者(職員)が安否情報を登録し集約する訓練を行いました。
 訓練の結果、災害時にLINEでの安否情報の収集は効果的だと判断し、6月18日にAI防災協議会に加入し、官民連携で「伊丹市避難行動要支援者の安否確認モデル事業」を始めることといたしました。

 伊丹市総合防災訓練(令和2年1月26日実施)では、実際に要支援者の方を対象にLINEを通じて安否確認訓練をあわせて行います。
 
また、モデル事業に合わせ、LINE公式アカウント「伊丹市 防災・要支援者安否確認」を開設しました。これは、要支援者の安否確認用メニューを導入するとともに、要支援者に限らず、"友だち"になれば、だれでも市が発信する防災情報(避難情報等)を得ることができます。

(1)LINE公式アカウント公開日  令和2年1月7日

(2)要支援者メニュー運用開始日 令和2年1月8日
・安否確認の事前登録
・安否確認登録

(3) 伊丹市総合防災訓練(安否確認訓練)
(日時)令和2年1月26日(日曜) 午前10時~午前11時半ごろ
(場所)伊丹スポーツセンター 体育館
(内容)午前10時に事前登録の要支援者へ一斉にLINEを送り、SOCDA(防災チャットボット)及びD-SUMMで、LINEの安否情報を集約し、伊丹スポーツセンターで行う災害対策本部会議においてプロジェクターで投影し、臨場感ある状況確認を行います。

※個人情報は見えないよう処理しますのでご安心ください。

(4) 事業概要については、下記の添付ファイルをご覧ください。
モデル事業の実施期間等は、「モデル事業説明資料」に掲載しております。

<官民連携機関(開発・協力機関)>
・AI防災協議会(事務局:LINE株式会社)
・(国研)防災科学技術研究所(NIED)・株式会社ウェザーニューズ(WNI)・(国研)情報通信研究機構(NICT)

内閣府SIP「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」「避難・緊急活動支援統合システムの研究開発」「対話型災害情報流通基盤の研究開発」の上記3機関は「SOCDA(ソクダ)」研究開発チーム

<友だち登録の方法>

LINEアプリをお持ちのスマートフォンなどにインストールしていただいた後、下記のいずれかの方法で、公式LINEカウント「伊丹市 防災・要支援者安否確認」を「友だち」に登録してください。

<QRコードから登録>

QRコード読み取り機能がついているスマートフォンをお使いの方は、LINEアプリを起動し、「友だち追加」画面を開いて「QRコード」ボタンを選択してください。読み取り画面が開くので、このQRコードを読み取り、「伊丹市 防災・要支援者安否確認」を友だち登録してください。

 

<ID検索から登録>

LINEアプリを起動し、「友だち追加」画面を開いて「ID検索」ボタンを選択してください。文字を入力する画面になるので、「@390iwvay」と入力して検索していただき、「伊丹市 防災・要支援者安否確認」を友だち登録してください。

モデル事業のLINEの操作方法について

この安否確認モデル事業では、LINEを使って、要支援者本人やご家族など、(1)事前登録しておき、非常時には、事前登録された要支援者の(2)安否登録を行っていただきます。

(1)事前登録

モデル事業に参加する場合には、以下PDFの手順のとおり、事前にご登録いただく必要があります。

事前登録方法 (PDF:839.5KB)

(2)安否登録

災害などの非常時には、LINEを通じて事前登録いただいた方へ安否確認を行いますので、伊丹市から通知が来た場合には、下記のPDFの手順に沿ってお返事いただきます。

安否確認登録方法 (PDF:390.6KB)

その他関係資料

この記事に関する
お問い合わせ先

総務部危機管理室
〒664-8503伊丹市千僧1-1伊丹市防災センター(伊丹市役所東館)
電話番号072-784-8166 ファクス072-784-8172