伊丹市強靭化計画について

伊丹市強靭化計画は「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法 （平成25 年12 月11 日法律第95 号）」（以下「国土強靱化基本法」という）第十三条に基づき、国土強靱化に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、国土強靱化に関する施策の推進に関する基本的な計画として定めるものです。

「国土強靱化基本法」の基本理念において、国土強靱化に関する施策の推進は、大規模自然災害等に備えるため、事前防災・減災と迅速な復旧復興に資する施策の総合的、計画的な実施が重要であり、国際競争力向上に資するとされています。また国土強靱化基本法第四条には、地方公共団体の責務として、「第四条 地方公共団体は、（中略）国土強靱化に関し、（中略）地域の状況に応じた施策を総合的かつ計画的に策定し、及び実施する責務を有する」とされている事から、強靱化に関する事項については、地域防災計画をはじめ、行政全般に関わる既存の総合的な計画に対しても基本的な指針とするものです。

令和2年度から概ね5年とします。

「国土強靱化基本計画」並びに「兵庫県強靭化計画」を踏まえ、以下の4つを基本目標とします。

（1）人命の保護が最大限図られること

（2）市民の財産及び公共施設に係る被害の最小化

（3）公共及び社会の重要な機能が致命的な障害を受けず維持されること

（4）迅速な復旧復興
 

伊丹市強靭化計画は、基本目標に掲げた人命の保護や維持すべき重要な機能に着目し、あらゆる大規模自然災害等を想定しながら「リスクシナリオ（起きてはならない最悪の事態）」を明らかにし、最悪の事態に至らないための事前に取り組むべき施策を検討します。その中で、最悪の事態を起こさない、（重要な機能が機能不全に陥らず迅速な復旧復興を可能とする）強靱な仕組みづくりを、平時からの持続的展開を目指して、対策方針を示し、これに資する強靱化の取組をとりまとめると共に、取組を評価するための目標を示そうとするものです。