民生委員・児童委員の活動内容(七つのはたらき)

更新日:2021年03月31日

1.社会調査のはたらき

担当区域内の住民の実態や福祉ニーズを日常的に把握します。

K市の民生委員・児童委員は、配食サービスの協力や声かけ、安否確認などの活動をとおして、住民の実態や福祉ニーズを日常的に把握しています。

2.相談のはたらき

地域住民がかかえる問題について、相手の立場に立ち、親身になって相談にのります。

民生委員・児童委員のEさんは、民生委員・児童委員活動の中で、ある高齢者(90歳)宅を訪問したとき、家族から自宅で介護を続けたいが、心身ともに疲労しているので何とかしたいとの相談を受け、ゆっくり話を聞きました。

3.情報提供のはたらき

社会福祉の制度やサービスについて、その内容や情報を住民に的確に提供します。

例)Eさんは、在宅で介護をしたいという家族の希望に沿って、訪問介護(ホームヘルプサービス)や短期入所(ショートステイ)などの介護保険サービスについての情報提供を行いました。

4.連絡通報のはたらき

住民が、個々の福祉ニーズに応じた福祉サービスが受けられるよう関係行政機関、施設・団体等に連絡し、必要な対応を促すパイプの役割をつとめます。

Eさんは、本人と家族からの申し出に応じて、K市の担当窓口に連絡し、介護保険サービスを受けるために必要な対応を依頼しました。

5.調整のはたらき

住民の福祉ニーズに対応し、適切なサービスの提供が図られるように支援します。

また、介護保険サービスでは対応できない、ふとんの洗濯・乾燥などのニーズに対し、サービスが提供されるよう、社会福祉協議会の事業やボランティア活動の利用について調整を行いました。

6.生活支援のはたらき

住民の求める生活支援活動を自ら行い、支援体制をつくっていきます。

さらに、Eさん自らも支援活動を行うとともに、家族が外出するときには近所の人やボランティアグループとのネットワークをつくって対応するなど、家族だけでは抱えきれなかった様々な問題の解決に取り組みました。

7.意見具申のはたらき

活動を通じて得た問題点や改善策についてとりまとめ、必要に応じて関係機関などに意見を提起します。

K市の民生委員児童委員連合会(民児連)では、各民生委員・児童委員の訪問活動等を通じて、在宅で高齢者を介護している家族への支援の必要性を知り、問題点をとりまとめるとともに、行政や社会福祉協議会、民児連、ボランティアなどが協力して、家族が1年に何日かでもゆっくり休めるようなプログラムを実施してはどうかという意見をK市に提起しました。

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健康福祉部地域福祉室地域・高年福祉課
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所1階)
電話番号072-784-8099 ファクス072-784-8006

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