風しん第5期の定期予防接種(麻しん風しん混合ワクチン)を受けられる方へ

更新日:2024年04月01日

効果や副反応をよく理解し、不明な点は接種医に相談しましょう。

予防接種の効果

この予防接種は、95%以上の人が免疫を獲得することができると言われています。

副反応について

ワクチンの接種直後から数日中に発疹、じんましん、紅斑、かゆみ、発熱などがみられることがあります。全身症状として、接種5~14日後に1~3日間のだるさ、発熱、発疹、また局所症状として接種部位に発赤、腫脹、硬結、疼痛などがみられることがあります。

非常にまれですが、ショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管浮腫など)、血小板減少性紫斑病(接種後数日から3週ごろに紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血など)、急性散在性脳脊髄炎(接種後数日から2週間程度に発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害など)、脳炎・脳症、けいれんがみられることがあります。

予防接種を受ける際に注意した方がいい人(医師にご相談ください)

1.心臓病、じん臓病、肝臓病、血液の病気などの基礎疾患のある人

2.カゼなどのひきはじめと思われる人

3.過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性発しんなどのアレルギーを疑う症状のみられた人

4.薬の投与または食事で皮膚に発疹がでたり、体に異常をきたしたことのある人

5.過去にけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある人

6.過去に免疫不全と診断されたことがある人および近親者に先天性免疫不全症の人がいる人

7. このワクチンの成分に対してアレルギーをおこすおそれのある人

8.麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)などの病気が周囲の方々で流行しており、まだその病気にかかったことがない人

 

接種を受けることが適当でない人

1.明らかに発熱している人(通常は37.5℃を超える場合)

2.重い急性疾患にかかっている人

3.このワクチンの成分によって、アナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)をおこしたことがある人

4.医師より免疫不全などの診断を受けたことがある人または免疫抑制を起こす治療を受けている人

5.その他かかりつけ医に予防接種を受けないほうがよいといわれた人

 

接種後の注意点

1.接種後30分間は、ショックやアナフィラキシーがおこることがありますので、医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。

2. 接種後2~3週間は副反応の出現に注意しましょう

3.このワクチンの接種後、違う種類のワクチンを接種する場合には、4週間以上の間隔をあける必要があります。

4.接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。

5.接種当日ははげしい運動や大量の飲酒はさけましょう。その他はいつもどおりの生活で結構です。

6.予防接種した接種控えは、大切に保管しましょう。

 

定期予防接種による健康被害救済制度について

定期の予防接種を受けて健康被害を来たした場合、申請により予防接種と因果関係がある旨を厚生労働大臣が認定すれば、給付を受けることができます。

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