「子育てサロン」でこんなお話ききました

更新日:2023年06月07日

「子育てサロン」とは

公民館の「子育てサロン」は、未就学児のお子さんと保護者の方が、ゆっくり過ごせる場として、毎月2回実施しています。子どもたちが、自由におもちゃで遊び、工作やお絵描きをしている間に、保護者同士が情報交換をしたり、スタッフと話をしたり・・・。子育てで多忙な日々の中で、ちょっと息抜きができるような場所をつくりたいと思っています。
ミニ夏まつりやお誕生会などのイベントも実施しており、毎年12月は、「おはなしぽけっと」さんによる読み聞かせや人形劇、工作のワークショップなど親子で楽しめるイベントを開催しています。
今回は、家族で一緒に絵本を楽しむしむコツを「おはなしぽけっと」「人形劇団おまけのおまけ」のメンバーでNPO法人「絵本で子育てセンター」絵本講師の竹之下和美さんに、聞きました。

―お家で過ごす時間が長くなり、親子で絵本を読む機会も多いと思います。年代に応じて、子どもが喜ぶ絵本を教えてください。

子どもたちのこころを育てていくために必要なものに、「ことば」があります。毎日の暮らしの中で使われる「ことば」は限られているので、ぜひ「絵」と「ことば」でできている絵本を読み、愛情のこもった声を届けてあげましょう。
0歳児には・・・・
『もぐもぐ』Sassyのあかちゃん絵本 角川書店
『どうぶついろいろかくれんぼ』いしかわこうじ/作・絵 ポプラ社
『くっついた』三浦太郎/作・絵 こぐま社
1歳児には・・・・
『おひさまあはは』前川かずお こぐま社
『あなたがだいすき』鈴木まもる ポプラ社
『あかちゃん』Tupera Tupera ブロンズ新社
『だるまさんが』かがくいひろし/作 ブロンズ新社
2歳児には・・・
『だっこ』鈴木まもる/作 小峰書店
『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん/作・絵 こぐま社
『なつといえば・・・』新井洋 アルファポリス

―読み聞かせをするときのコツはありますか。

幼い頃にお母さん、お父さん、身近にいる人達に読んでもらった「読み聞かせ」の時のなつかしい声や、夜のおやすみ前に布団の中で体を触れあったぬくもりの記憶は、時を経てもよみがえってくるものです。生まれたばかりの赤ちゃんでも耳でしっかりと声を聞いているので、好きな絵本をくり返し読んであげましょう。

また、「好きなときに好きなだけ」、絵本の世界を楽しませてあげてください。お膝にのせて触れ合いながら読んであげることで親子の心も触れ合い、子どものこころを育てます。保護者の方自身も絵本の世界を楽しみましょう。
そして、「もう1回」ということばには、できるだけこたえてあげましょう。一緒に楽しんでくれることで子どもは絵本と仲良しになってくれます。
最後に、絵本を読んでいる時は、大人からあれこれ質問せず、子どもの問いにこたえてあげてください。
どうぞ、親と子の至福の時間を楽しんでください。

―保護者の方も一緒に楽しんで、絵本に親しむことができれば、お家で過ごす時間もより大切な時間になりそうですね。今回は、貴重なお話をありがとうございました。

講師

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