冬休み直前~子どものゲーム課金に注意~

更新日:2023年12月13日

令和5年(2023年)12月15日号の広報伊丹に掲載

トラブル事例

携帯電話会社から、今月は15万円も請求されていることに気づいた。
小学生の子どもが私のスマートフォンで勝手にゲーム課金をしたようだ。
支払いたくない(30歳代女性)

スマホを見る人

助言

未成年者が保護者の同意を得ずにした契約は、原則、取り消すことができます。
まずはApple(アップル)やGoogle(グーグル)など、ゲームのプラットフォーム事業者に事情を話して取り消しを申し出てはどうかと助言しました。

子どものオンラインゲームの課金トラブルは、冬休みなどの長期休暇をきっかけに相談が増加します。困ったことになる前に、次のことに注意しましょう。

【課金のルール】

インターネット上での決済は「お金を使っている実感がなかった」と言う子どもが少なくありません。
アイテムを購入する時は保護者の許可を得る、プリペイド式のカードを利用するなど、課金のルールを決めましょう。
子どものスマートフォンなどの使用状況を保護者が把握したり、安全管理を行ったりする仕組み(ペアレンタルコントロール)を利用すれば、課金を制限することができます。

 

【アカウント設定】

保護者のアカウントで課金した場合、未成年者が利用したことの証明が難しく、事業者が取り消しに応じないことがあります。プラットフォームのアカウントは保護者とは別に、子どものアカウントを用意しましょう。

 

【適切な設定・明細管理】

キャリア決済(携帯電話料金との合算払い)やコード決済を利用する場合、決済時には必ずパスワードを入力するように設定しましょう。
クレジットカードを利用する場合は、その都度カード情報を入力するようにし、端末に情報を残さないように設定することが大切です。
また、パスワードは子どもに知られないように管理すると共に、決済が完了するたびにメールが届くように設定しましょう。

 

おかしいなと思ったら相談しましょう

他にも利用規約で禁止されているゲームアカウントの売買、ライブ配信サービスの高額な「投げ銭」なども問題になっています。
日頃から、子どもとのコミュニケーションを意識しましょう。

親子で話し合い
判断に迷ったりおかしいなと思ったりした時は消費生活センターにご相談ください。

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