上手に付き合っていますか「健康食品」
令和6年(2024年)8月15日号の広報伊丹に掲載
事例
事例1:大病をした後だったので「免疫力UP」というチラシを見て健康食品を10万円分購入したが、効果があるか不安だ。(70歳代男性)
事例2:テレビショッピングで「おなか周りの脂肪をつきにくくする」という健康食品を購入。摂取後腹痛が起きたので返品したい。(60歳代女性)

助言
製薬メーカーが提供した健康食品による死亡事故の発生は、記憶に新しいところです。
健康食品は国の制度に基づいて次の表の通りになります。

健康食品は補助的なものとして、上手に利用しましょう。
健康食品は形状によっては医薬品と混同されがちですが、あくまでも食品であり、病気の治療や予防に使う医薬品とは全く異なります。
病気が治ると思わせる広告や体験談などには注意しましょう。
また、健康食品は一般的に特定の成分が濃縮・強化されているので、健康被害につながることがあります。
体調の異変を感じた場合は直ちに摂取を中止し、症状が続く場合は医療機関を受診しましょう。
商品名、メーカー名、摂取量、摂取期間を、体調の変化とともに記録して管理をすると便利です。
また、内服薬との相性によっては薬の効果が強く現れたり、逆に弱まったりすることもあります。
摂取する前に、健康食品の情報を医師や薬剤師に伝えて相談しましょう。
健康食品の情報はネット上にあふれていますが、うのみにせず、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所のホームページ「『健康食品』の安全性・有効性情報」など公的なものを参考に、自分に合ったものを選びましょう。
健康維持の基本は「栄養バランスの取れた食事、適度な運動、十分な休養」です。健康食品は補助的なものとして、上手に利用しましょう。

この記事に関するお問い合わせ先
市民自治部市民サービス室消費生活センター
〒664-0895伊丹市宮ノ前2-2-2伊丹商工プラザビル1階
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更新日:2024年08月14日