電話で「お金」の話が出たら詐欺だと疑いましょう!

更新日:2021年04月14日

令和3年(2021年)2月15日号の広報伊丹に掲載

事例

公的機関などと名乗って電話をかけ、お金を騙し取る詐欺が多発しています。
注意しましょう。

 

  1. 国民健康保険課と名乗る人物から電話がかかってきた。
    私の名前を言ってから、
    「払い過ぎの保険料を返金するため、通知書を送ったが連絡がなかった。
    期限が過ぎているが今日中なら手続きできる」
    と言われ、ATMに行くように指示された。(70代男性)
     
  2. 市役所職員と名乗り、
    「累積医療制度の還付金23,368円の手続きのために取引銀行を教えて欲しい。
    あとで銀行から連絡させる」
    と言われて銀行名を伝えた。
    次に銀行員を名乗って電話があり、
    「ATMで手続きするように」と案内された。(80代女性)
     
  3. 警察官と名乗り、
    「あなたのキャッシュカードが不正使用されている。
    取引銀行名、口座番号、暗証番号を確認したい。
    後ほど銀行協会の職員がそちらに伺う」
    と言われた。
    その後、銀行協会の職員だと名乗る人物が自宅に来て、
    「手続きのために一時キャッシュカードを預かる」と言われた。(60代女性)

警察と金融機関を名乗った電話に対応する人物

助言

いずれも詐欺の手口です。
市役所などの公的機関が、医療費などの還付のために電話をかけることはありません。ATM(現金自動預払機)で指示通りに操作すると、自分の口座から相手の口座にお金を振り込むことになります。
また、銀行員などが電話で暗証番号を尋ねることや、訪問してキャッシュカードを預かることは一切ありません。
キャッシュカードを預けると、お金を引き出されることにつながります。

【詐欺にあわないために】

  • 不審な電話に出ないようにするため、在宅中でも「留守番電話」に切り替えておきましょう
  • 話を続けると口のうまい相手の思うつぼ。お金の話をされたら電話を切りましょう
  • 銀行の口座番号、暗証番号、通帳、キャッシュカードなどは、「絶対に教えない!渡さない!」
  • 問い合わせる時は、相手に告げられた電話番号には連絡せず、ホームページや電話帳などで調べた番号にかけましょう

不審な電話を切る人物

兵庫県警察のホームページには、特殊詐欺被害防止のページがあり、詐欺の手口や留守番電話用メッセージなど役立つ情報が載っています。

誰でも詐欺の標的になります。電話でお金の話をされたら相手の指示に従わず、家族や警察や消費生活センターに相談してください。

この記事に関する
お問い合わせ先

市民自治部市民サービス室消費生活センター
〒664-0895伊丹市宮ノ前2-2-2伊丹商工プラザビル1階
電話番号072-772-0261 ファクス072-775-3811