子どもの家庭内事故にご注意を!

更新日:2021年03月31日

2016年2月15日号の広報伊丹に掲載

事例

子どもは、大人が思いもよらない行動で事故につながることがあります。過去の事例を知ることで、多くの事故を未然に防ぐことができます。

1才5ヶ月の子どもが、手が届かないはずの棚に置いていた「虫さされ用塗り薬」のスポンジ面をなめていた。
「日本中毒情報センター」に相談したところ、
「美味しくないので、あまりなめていないと思う。もし顔が青ざめたらすぐに病院に行くように。2,3時間様子を見て何もなければ大丈夫」
などと言われ安心した。
その後異常はなかったが、同種の事故が起こらないように情報提供したい。(30代男性)

 

助言

 事例の場合、幸い大事に至りませんでしたが、毎年、身近な生活の中で大きな事故につながった事例が多数あります。

[誤飲・異物混入]

・玩具やリモコンなどに使われているボタン電池を飲み込んだり、鼻に入れたりしてしまった。

・水に溶けるフィルムで包んだパック型洗剤をかじったり手で触ったりしているうちに、パックが破れて洗剤が口や眼に入った。

・水で膨らむインテリア用の樹脂ボールを飲み込んで膨張し、取り出すため開腹手術が必要になった。

[けが・やけど]

・歯ブラシをくわえたまま転び、口腔内に歯ブラシが突き刺さった。

・湯たんぽ、電気毛布、電気あんかなどで「低温やけど」を負った。

<対策>

・誤飲や、鼻や耳などに入れる可能性があるものは、子どもの手が届かず目につかない所に置きましょう。

・子どもの年齢や発達により起こりやすい事故を知り、予防策を取りましょう。消費者庁や国民生活センターは、子どもの事故情報などについてメールマガジンを配信しています。(下記リンク先より登録できます)

・事故が起こったときは、すぐに医療機関などに相談し、対処方法を教えてもらいましょう。

子どもの手の届かないところに収納するイラスト

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