セアカゴケグモについて

更新日:2021年03月31日

平成7年に大阪府で発見されて以来、全国的に生息が確認されており、広域ですでに定着したと考えられています。

市内でも各地で発見されていますので、正しい知識を身につけて対処して下さい。

発見について市にご通報いただく必要はございませんが、駆除方法やご不明な点がございましたら、生活環境課にご相談ください。

生態

オス

交尾の後にメスに食べられてしまうので、メスに比べて見つかりにくいですが、体長が4~5ミリメートルで茶褐色、腹部が細く背の部分に白い斑紋があります。

メス

オスに比べて体が大きく、約7~10ミリメートルくらいあり、黒色又は褐色で、腹部の背に赤色の帯状の模様があるのが特徴です。

セアカゴケグモのいるところ

住宅地では

  • 外置きのサンダルの中
  • 野外のブロック、プランターの持ち手や裏側
  • 雨水ます、排水溝のふたの裏側
  • 使っていない自転車や室外機の周辺

公園等では

  • すべり台などの遊具の裏側
  • ベンチの裏側やすき間
  • 自動販売機の裏側
  • 低木の下
  • 墓地の墓石や線香立てなどのすき間

など、上記以外の場所でも雨風をしのげる場所なら生息しますので注意してください。

特にお子さまには、上記のようなすき間にいきなり手を入れないようお知らせください。

駆除方法

成虫は市販の家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を直接噴霧することで駆除できます。

(ピレスロイド系の殺虫剤は魚にも効果がありますので、水槽や水路の近くでお使いになる際は注意してください。また畑や花壇の周辺では、園芸用の殺虫剤をご使用ください。)

卵のう(卵の入ったふくろ)は薬剤が効きにくく、親が死んでいても孵化する可能性がありますので、靴などで踏みつぶすか、十分注意して焼却してください。

セアカゴケグモは驚くと死んだふりをすることがありますので、決して素手では触らないようにしてください。

セアカゴケグモに咬まれたら

水で洗い流し消毒剤があれば消毒してください。

セアカゴケグモには少量の毒がありますので、咬まれた時の症状には個人差があります。特に、子どもや高齢者には注意が必要です。

咬まれた直後は、軽い痛みを感じる程度ですが、徐々に痛みが増し、範囲も広がります。重症の場合には、胸やお腹などが痛くなり、筋肉のけいれんなどがみられることもあります。

重症の症状が出るまで時間がかかることもありますので、念のため医師の診察を受けてください。

咬まれたクモを殺して持参すれば適切な治療につながります。

セアカゴケグモ(メス)

セアカゴケグモ(メス)の写真

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市民自治部まちづくり室生活環境課
〒664-8503伊丹市千僧1-1 (市役所4階)
電話番号072-781-5371 ファクス072-784-8048