産後の体と心の健康

更新日:2024年04月01日

からだも環境も大きく変化して、心が不安定になりがちです

妊娠中は女性ホルモンの血中濃度は高く維持され、出産後に、急激に低下し妊娠前の元のレベルよりも下がります。こうしたホルモンバランスの変化が、気分の落ち込みの原因となります。「やりたいこと、やらないといけないことが沢山あるのに、なかなか体がついてこない…」そんなことはありませんか?

お母さんと赤ちゃんのご家族の方へ

赤ちゃんが生まれると、パパになるパートナーの方にとっても初めての育児が始まります。初めてのことで戸惑われることもあると思います。パパも大変ですが、小さくて無防備なわが子を守るため、ママは想像以上に緊張したり不安を感じたりしています。また、孤独感を抱きやすい状態です。ぜひ、身近な存在として話をじっくり聞いて、気持ちを受け止めてあげてください。

待望の赤ちゃんの誕生なのに、どうして気分が落ち込むの?

わが子を守るために感情的になったり、わけもなく、涙がでてきたり…

これは、産後の様々な変化が影響して情緒が不安定になっている状態です。

誰にでも起こることで、決して珍しいことではありません。多くは、一時的なもので、ホルモンバランスが妊娠前に戻っていき、赤ちゃんのお世話や新しい生活に慣れていくうちに自然に解消されていきます。

心配しすぎず、周りの人にも理解してもらって休息や気分転換の時間を意識してとるようにしてくださいね。

知っておきたい「産後うつ」のこと

「何もやる気が起きない」、「気分の落ち込みが長く続いている」という場合には、産後うつの可能性があります。産後うつの発症時期は、産後2~4週間頃が多く、環境によっては、産後1~3か月が過ぎてから症状が出る人もいます。早く対応すれば、早く回復するため、気分の落ち込みが続いたら、迷わずにクリニックや保健センターに相談しましょう。

※うつ病の診断は専門機関でなければできません。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部保健医療推進室母子保健課

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