令和4年10月~12月

更新日:2023年01月04日

教育長顔写真
こんにちは。教育長の木下誠です。

過去の日記は下記のリンクからご覧ください

12月22日(木曜日)「伊丹市教育委員会賞・ふれあい教育賞等選考委員会」

   本市では、児童生徒のよさを見つけ、よさを伸ばす教育を推進しています。「伊丹市教育委員会賞」及び「ふれあい教育賞」、「伊丹市児童・生徒顕彰」はその趣旨に基づくものであり、毎年この時期に選考会を実施し、年度末に表彰式を行っております。
「伊丹市教育委員会賞」は、昭和55年(1980年)に創設され、教育や文化、スポーツなどの分野において、顕著な功績を修めた市民を表彰する制度であり、「ふれあい教育賞」は、昭和60年(1985年)に創設され、ボランティア活動などにおいて、学校園又は地域に貢献された市民を表彰する制度です。「伊丹市児童・生徒顕彰」は、平成19年(2007年)に創設され、英検や漢検などの検定試験において他の模範となる成果を収めた児童・生徒を顕彰する制度です。

選考委員会の様子

教育長、部長等メンバーで慎重に選考を行いました。


   選考会においては、学校や担当課等から申請された対象者一人ひとりについて表彰規定を満たしているか慎重に検討しました。
   今年度は「伊丹市教育委員会賞」の団体の部においては、第71回近畿中学校総合体育大会ソフトボール競技において準優勝した南中学校ソフトボール部や同大会男子バレーボール競技において準優勝した荒牧中学校男子バレーボール部など5つの団体を選考しました。
   個人の部においては、「第98回日本選手権水泳競技大会女子高飛込」で優勝した荒井祭里氏など38名を選考しました。今年も、スポーツの分野における表彰が多かったのですが、文化芸術の部門での申請も増えており、たいへん望ましいことだと考えております。
 

別の角度からの選考委員会の様子

タブレット端末、大型モニターを使用して会を進めています。


   「ふれあい教育賞」の団体の部においては、長年にわたり、子どもたちの読書への関心を高めることを目的に読み聞かせなどの活動を継続された池尻小学校図書ボランティア「ドッグイア」など2つの団体を、個人の部では、幼稚園児への栽培活動の指導や畑の管理、樹木の剪定などを通して動植物への関心を高めるなど幼児教育に貢献された乾道弘氏など2名を選考しました。「伊丹市児童・生徒顕彰」においては、英検や漢検などの検定試験において、他の模範となる成果を収めた246名を選考しました。
   現時点での表彰者(候補)は以上ですが、今後も令和4年度末まで様々な取組が行われます。1人でも多くの方が表彰対象となることを願っています。

 

12月19日(月曜日)「学校訪問 笹原中学校」

   今日は午前中、「笹原中学校」を訪問しました。校内にはごみ1つなく、掲示物も整然と掲示されており、学校が美しいと思いました。また、生徒とすれ違う際、自ら挨拶をする姿勢がありました。男子生徒も女子生徒も大多数の子どもが体操服で過ごしていました。校長曰く、行事などではけじめをつけ標準服を着用し、それ以外の日は各自が選択しているということです。

授業の様子1

先生が生徒の興味を引くように教材を工夫されていました

   2校時(9:50~10:40)、3年1組の古谷俊樹教諭による数学(単元:三平方の定理)の授業を参観しました。
   授業は、めあて「あなたの場所からどこまで見えている?」を大型ディスプレイで白浜の映像を映しながら提示し、海岸から見える水平線までの距離の求め方を思考させるものでした。授業においては、デジタル教科書とタブレットをとても効率的に使用していました。
   授業を参観した感想ですが、まさに、子どもたちが主体的に学ぶ授業であり、子どもたちは興味を持ちながら頭をフル回転させていました。古谷教諭は声が大きく言葉が明瞭で、ユーモアもあり、この姿勢が子どもの学びへの興味関心を引き出していると思いました。
授業の様子2

タブレットを上手に活用して考えていました

   水平線までの距離を求めた後に、自分たちの身近にあるUSJのジェットコースターの最高点から、笹原中学校が見える範囲に含まれるか応用問題として考えていました。
   驚いたことは、生徒たちが、教師が指示をしなくても、地図アプリやデジタル教科書の電卓機能を自由に使いこなしていることです。最後に、ふり返りの時間がしっかりと確保され、笹中独自の「サクセスシート」に記入していました。授業のテンポや流れもとても良いすばらしい授業でした。
   その後、校長室で菰口校長から、現在力を入れていることなどを伺ったのですが、印象に残ったことは、1つは、「めあてやふりかえりは、形ではなく質が大事だ」と言われたこと、2つには、「授業を充実したものにするために京都の先進校を視察し、授業のポイントを明確にするためにピクトグラムを導入している」と言われたこと、3つには、「笹スタファイブ(授業の5か条)を取り入れ授業の流れを確立している」と言われたことなどです。
授業の様子3

グループごとに計算し、予測を立てていました

   今、笹原中学校は、着実に学力等の成果が出ているのですが、その要因がよく分かりました。

12月15日(木曜日)「伊丹市スポーツ推進計画中間見直し」

   本日、市議会の文教福祉常任委員協議会が開催され「伊丹市スポーツ推進計画中間見直し(案)」について協議が行われました。
   本計画は、「スポーツ・フォー・オールのまち伊丹」を創ることが目的であり、今年度は、本計画(2018年~2027年)の中間年にあたることから、その進捗状況を検証し見直しを図ろうとするものです。
答申受取

先日、スポーツ推進審議会会長から答申を受け取りました

   本計画は、国の「第3期スポーツ基本計画(2022年3月策定)」と整合を図りながら、4つの重点施策「するスポーツ」「みるスポーツ」「ささえるスポーツ」「伊丹ならではのスポーツ」の推進で構成されています。この4項目すべてにおいて、市民アンケートの実施やスポーツ推進審議会における4回の審議を通して見直しを図ってまいりました。
   市民アンケートにおいては、「この1年間でどの程度の頻度でスポーツを行っていたか」の質問に対して、「週に1回以上」が47.6%と前回調査(49.1%)を下回り、また目標数値(65.0%)を大きく下回る結果が示されました。その要因としては、「仕事や家事が忙しいから(51.1%)」「面倒くさいから(26.5%)」「新型コロナの感染不安(15.3%)」等が挙がっていました。また、「スポーツクラブ21」に関する質問においては、「加入している」が2.4%、「知らない」と回答した人が59.7%に上りました。
地域スポーツ1
   スポーツ推進審議会からは、このようなアンケート調査結果を受け、「市民スポーツ実施率の向上」「持続可能なスポーツクラブ21の活動促進」「円滑な中学校部活動の地域移行」に主眼を置いて見直しを行う必要があるといった答申をいただきました。
   本日の文教福祉常任委員協議会においては、この「答申」に基づく事務局案について様々なご意見や貴重なご提案などを頂きました。本日各議員からいただいたご意見等を踏まえ、来年1月6日から約1か月に渡り市民による「パブリックコメント」を実施し、令和5年3月には「スポーツ推進計画」を策定してまいります。
   定期的な運動習慣が、心臓病や血管系の疾患、糖尿病、ガンの予防につながること、脳の機能を高めることが明らかになっています。定期的な運動習慣は、生涯にわたり健康な生活をおくる基盤となることから、多くの市民が「自らの健康は自らで守る」という意識を持って、定期的に運動する習慣をつけていただきたいと思います。
地域スポーツ2

年齢・老若男女問わず、みなさんに健康の保持

地域スポーツ3

増進のためスポーツに親しんでもらいたいです

12月14日(水曜日)「こども園の盗まれた個人情報が入ったかばん発見」

   12月5日(月曜日)の夕刻、こども園の保育教諭が子どもの迎えのため、保育所の専用駐車場に車を止めていた間に「車上荒らし」に遭い、個人情報が含まれるノート類が入ったカバンが盗まれるという事案が発生しましたが、伊丹署から12月10日(土曜日)の夜に、保育教諭のかばんが見つかったとの連絡がありました。

   盗難にあったと思われる全児童の名簿、職員緊急連絡網、当該職員の園児記録メモ全てがカバンの中に残されておりました。また、現在も警察では捜査中であり、個人情報の悪用などは確認されていないということです。

12月10日(土曜日)「第72回伊丹市民駅伝競走大会」

選手宣誓

選手宣誓の様子

   本日、瑞ケ池公園周回コースで、小学生から高校一般の部まで男女合わせて36チームが参加し「第72回伊丹市民駅伝競走大会」が開催されました。
   この大会は、半世紀以上の歴史を誇る大会であり、これまでに中学校では県駅伝や近畿駅伝で優勝したり、一般高校の部では、全国高校駅伝や箱根駅伝、全国実業団駅伝などで活躍したりする選手を輩出してきました。
   この駅伝競走大会も、コロナの影響を受け、3年ぶりの開催となったのですが、多くの小中学生が参加してくれたこと大変うれしく思います。
開会式

開会式の様子

   駅伝は、陸上競技の中でも唯一の日本発祥の団体競技であり、一本のタスキにチームの思いをつなぎ、各自が自らの責任を果たしながら、チーム一丸となって勝利を目指すものであり、持久力はもちろんのこと、冷静な判断力や強い精神力が求められます。
   開会式では、参加選手を代表して南中学校の村山功己さんが、「正々堂々、精一杯頑張ります」と力強く選手宣誓を行われました。
   その後、一般高校男子、小学校男子・女子、中学校男子、一般高校女子、中学女子の順に競技が行われました。選手たちは、日頃の練習の成果を発揮し、力の限り頑張っている姿に感動しました。

   今年のそれぞれの部における優勝チームは、以下の通りです。多くの皆様に応援をいただきありがとうございました。

競技区分 優勝チーム
小学校男子の部 伊丹南陸上クラブ男子A
小学校女子の部 伊丹南陸上クラブ女子A
中学校男子の部 伊丹南A
中学校女子の部 伊丹南
一般・高校男子の部 兵庫ハンモックAC
一般・高校女子の部 ハンモックAC伊丹スター

 

小学生の部スタート

小学生男女スタート

中学生男子スタート

中学生男子スタート

中・高・一般女子スタート

中・高・一般女子スタート

12月9日(金曜日)「人間性の涵養について」

   ある校長から、定期的に「学校だより」が届きます。毎回、自らの教育理念や、子どもたちの様子、学校経営などが綴ってあり、とても読みごたえがあります。きっと、保護者や子どもたち、教職員、地域の人たちもそう思っていると思います。
   今回は、『人間性の涵養』について綴られていました。学習指導要領において「新しい時代に必要な力」として明記されている「生きて働く知識・技能」、「未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現性等」、「学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性等」について言及されていました。
   校長いわく、『人間性』として、1.思いやりの心を持っている。2.広い心で相手を許すことができる。3.目標や夢を持っている。4.向上心があり、物事に挑戦している。5.周囲から信頼されている。6.礼儀・礼節を守っている。7.客観的で冷静な判断をすることができる。ことなどを挙げておられました。そして、最後に、このような人の周りに人が集まると結ばれていました。
   全くその通りだと思いました。また、自らをふり返るよい機会となりました。ややもすると、知識・技能の習得や、思考力・判断力・表現力等の育成に目が行きがちですが、学びに向かう力・人間性の涵養がこれらの力を培う根底にあるように思います。
トライやるウィークの様子

体験学習やスポーツを通して、礼儀・礼節を学び

スポーツ大会の様子

人間性を磨いていってほしいと思います。

12月6日(火曜日)「個人情報の不適切な取り扱いについて」

教育長挨拶

私から事案の重大さを伝えました

   昨日(12月5日)の夕刻、市立こども園の保育教諭が子どもの迎えのため、保育所の専用駐車場に車を止めていた十数分の間に「車上荒らし」に遭い、個人情報が含まれるノート類が入ったカバンが盗まれるという事案が発生しました。
   盗難にあったと思われる個人情報は、氏名、クラス、生年月日が記載された全児童の名簿、職員緊急連絡網、当該職員の園児記録メモです。
   当該職員は、直ちに警察に通報、被害届を出し、警察が現場検証を実施、所属長に連絡、その後市教委において、本人と所属長から事情聴取を行いました。
職員課長概要説明

職員課長から事案の概要が説明されました

   本日(12月6日)は、個人情報の不適切な取り扱いという重い事案であることから、臨時校園長・所長会を緊急に招集し、事案の概要の説明や再びこのような事案が起こることがないよう所属職員へ指導するよう伝えました。

   その後、プレス発表を行うとともに、記者会見を実施しました。記者会見においては「個人情報の中に住所の記載はあったのか」「個人情報の取り扱いについての取り決めはあったのか」「日常的に持ち帰っていたのか」「職員連絡網もセキュリティポリシーに該当するのか」「懲戒処分は検討されているのか」「かばん以外に盗まれたものは」「本人はどのように反省しているのか」など多くの質問がありました。

会の雰囲気

各施設で今一度、所属職員の情報管理を徹底するよう伝えました

   情報のデータ化が進む中で、個人情報の安全管理は教育行政の根幹をなすものであり、このような事案が発生したことに強い憤りを感じており、当該こども園に通っているお子様及び保護者、関係者の皆さまにはご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳なく思っております。今後は、個人情報の安全管理について、改めて周知・徹底を図るとともに、再発防止に取り組み本市教育行政の信頼の回復に努めてまいります。

12月4日(日曜日)「伊丹市幼児教育シンポジウム2022」

教育長挨拶

伊丹市の紹介を交えながら挨拶をさせていただきました

   本日、東リいたみホールにおいて、全国各地から多くの保育関係者等の参加を得、『伊丹市幼児教育シンポジウム2022』が開催されました。
   このシンポジウムの目的は、本市の就学前教育に携わる保育者の指導力の向上を図ること、また、全国各地の市町などから幼児教育のあり方について情報共有をすることです。今年度は、『子ども主体の教育・保育をめざして~子どもが夢中になって遊び、よく考える環境構成~』をテーマに実施しました。
   最初に、私から主催者を代表して、本市の幼児教育の実態や教育委員会が保育所・こども園・幼稚園を一括所管することになった経緯、今年度特に力を入れてきた取組などについて話しました。
   続いて、矢田幼児教育センター長から、「伊丹市の保育環境構成のてびき」の作成について話しました。
講師講演の様子

大豆生田教授による講演の様子

   その後、我が国の幼児教育を牽引している玉川大学教授大豆生田啓友氏から、『子ども主体の教育・保育を目指して~子どもが夢中になって遊び、よく考える環境の構成』をテーマに基調講演をいただきました。大豆生田教授の講演で印象に残ったことは、1つには、保育とは子どもがワクワクし、保育者がワクワクし、保護者がワクワクするサイクルをどう作っていくかが大事だと言われたこと、2つには、「主体性」を積極性と考えている人が多いが、そうではなく、その子の「その子らしさ」を尊重することであると言われたこと、3つには、環境との主体的な関わりを通して、世界への「いとおしさ」が協働的に生成されることが大事であると言われたことです。
   引き続き、私立有岡乳児保育所、私立クレヨン保育園、市立いけじり幼稚園、市立北保育所から、「子どもが夢中になって遊び、よく考える環境づくり」をテーマに、それぞれの就学前施設における保育目標や具体的な保育内容、保育者の支援のあり方などについて実践発表が行われました。どの園の発表も「保育指針等」や「10の姿」を意識し、また、自然や地域、仲間を大事にしながら子ども主体の保育を実践されていました。また、保育者同士が具体的な子どもの姿について「語り合うこと」を大切にしておられることが印象に残りました。
   最後に、『子どもが遊び込む環境構成のあり方』をテーマに、関西学院大学教授橋本祐子氏をコーディネーターに、玉川大学教授大豆生田氏、矢田幼児教育センター長、発表園の7人の保育者がパネラーになり「パネルディスカッション」が行われました。
改めて、環境構成が子どもの創造的な遊びを生み出すために極めて大事であること、また、保育者同士の語り合う風土を作ることが大事であることを確認することができるなど、とても学びの多いシンポジウムとなりました。
パネルディスカッション

パネルディスカッションの様子

会場の様子

たくさんの方にご参加いただきました

11月29日(火曜日)「令和4年度卒業証書授与式のあり方について」

会議の様子1

現場の様々なご意見を伺うことができました

   学校現場では、3学期に実施される「卒業式のあり方」をこの時期に決定しなければならないことから、本日、就学前施設、小学校、中学校、高等学校の代表者を交え「伊丹市教育委員会新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催しました。
   最初に、事務局から「令和4年度卒業証書授与式のあり方について(案)」の説明を行い、質問やご意見を伺いました。
   それぞれの校種の代表からは、「卒業証書授与式では、歌を歌わせてやりたい」、「在校生も参加させてやりたい」、「在校生の送辞においては1年生から5年生の映像をその場で流すことは可能か」、「コミュニティの代表の出席はどうか」、「2類から5類に変更された場合、式のあり方に変更はあるのか」など様々な質問や意見が出されました。あらゆる場面を想定し慎重に協議した結果以下のように決定しました。
会議の様子2

年度末の行事の方針について検討しました

  また、政府の「新型コロナの基本的対処方針」が一部変更され、飲食時の「黙食」を求める記述が削除され、「飛沫を飛ばさないよう席の配置の工夫や、大声での会話を控えるなどの対応を徹底する」に変更されました。普段の学校生活でのマスクの着脱に含め、子どもにとってのコミュニケーションの大切さを考慮したということです。
   もう1つは、季節性インフルエンザとの同時流行を踏まえた対応について言及されたことです。

令和4年度卒業証書授与式のあり方について

1.方針

十分な感染症対策を実施した上で行う。
・60分程度を目安とする。

2.実施場所

体育館

3.参加者

卒業生、保護者、来賓とする。
・ 保護者は2名までとする。
ただし、下記の感染症対策が講じられていることを前提とする。
・ 来賓は、PTA会長、学校運営協議会会長(幼稚園、こども園は学校評議員(1名))、市教委(1名)のみとする。
・ 在校生は、送辞の児童生徒のみの参加を可とする。(映像での参加を含む)

4.実施内容

1 卒業証書授与、学校長式辞、在校生送辞、卒業生答辞、国歌・校歌演奏とする。
・ 答辞、送辞は、密集しない形での実施に限る。
・ 卒業生全員による呼びかけ等は行わない。
2 歌唱は行わない。
3 祝電披露は、市長、議長、教育長のみとする。

5.感染症対策

1 参加者全員のマスクの着用を徹底する。
2 座席の間隔をとり、身体的距離を確保する。
・ 座席間は、パイプ椅子1脚程度の間隔を空ける。
3 可能な限り常時換気を行う。
4 会場に入場する際に、手指の消毒を行う。
5 各家庭において検温を実施し、37.5C以上の発熱や咳等の症状のある者の参加は認めない。

6.その他

令和5年度入学式、入園式は、十分な感染症対策を実施した上で行う。
・ 令和4年度卒業証書授与式に準ずる。

※ 感染状況の変化によっては、上記内容を変更することがある。

11月29日(火曜日)「松崎中学校 伊丹市教育委員会指定研究発表会」

教育長挨拶

教育長挨拶

   本日、松崎中学校において「令和4年度伊丹市教育委員会指定の研究発表会」が開催され、市内外から多くの先生方が参加されていました。
   松崎中学校では、「学びの見通しを持ち学習方法を工夫しながら主体的に学ぶ力が弱い」といった自校の課題を全教職員が共有し、武庫川女子大学教授神原一之氏の指導のもと『「できる」「わかる」授業の追求~ふり返りを大切にし、学習意欲を高める授業づくり~』を研究テーマに、4年間に渡り研究活動を積み重ねてこられました。
   本日は佐藤校長の案内のもと、塚廣教諭による1学年の社会科の授業、宮木教諭による2学年の数学科の授業を参観しました。
学校長挨拶

学校長挨拶

   授業を参観し感じたことは、社会科の授業においては、多くの参観者が見守る中で、生徒たちが生き生き伸び伸びと学習に取り組んでいました。生徒に元気があり、教師と生徒の関係がとても良く、信頼関係が構築されていると感じました。数学の授業においては、じっくりと考える生徒の姿勢がありました。また、新しいことにチャレンジしてみたいという学ぶ意欲を感じました。教科担任の「数学のおもしろさを伝えたい」といった熱い気持ちが前面にあふれていました。どちらの授業にも共通していたことは、「めあての提示→個人ワーク→グループワーク→発表→クラス全体で共有→発表を聞いて自分の考えを再考→教師のまとめ→ふり返り」という「授業スタイル(授業の流れ)」が統一されていたことです。
   「見通しを持ち、学習方法を工夫しながら主体的に学ぶ力が弱い」といった課題に、確かな変化が表れていると思いました。全教職員が研究テーマの実現に向け共通理解を図り、学校一丸となって自校の課題の改善に取り組んでおられることがよく分かりました。4年間に渡りこのような取組を進めてこられました松崎中学校の佐藤校長をはじめ諸先生方に心から敬意を表します。すばらしい研究発表会でした。
社会科授業

1年生 社会科 「アフリカ州」

数学か授業

2年生  数学科 「図形の調べ方」

タブレットを使う生徒

どちらの学年も上手にタブレットを活用していました

11月28日(月曜日)「第3回教頭会」

教育長挨拶

伊丹市の学力と体力の現状について、私からお伝えしました

   本日は午後から「第3回教頭会」を開催しました。今回は、校長会・保育所長会と同じ『学力及び体力の向上と対策』をテーマに協議しました。
   最初に私から、学力や体力の現状や課題、向上に取り組む必要性などについて基調提案を行いました。
   私の基調提案に基づき、引き続き「個人ワーク」を行い、3・4人のグループで「グループワーク」を行いました。
   「個人ワーク」では、学力や体力について自校の課題の改善策等を真剣に熟考する時間となりました。自校の児童生徒や教員の様子を具体的に思い浮かべながら、何をしなければならないかをワークシートに記入するなど自校の現状に真剣に向き合う姿が見られました。
個人ワークの様子

個人ワークで自校の課題にしっかり向き合っておられました

   「グループワーク」では、お互いの意見に真剣に耳を傾け、自校の状況と照らし合わせながら協議を深めるなど、たいへん活発な意見交換が行われました。
   意見交換においては「授業改善を進めるためには、ミドルリーダーをはじめ、教員の人材育成が急務である」、「学力の二極化が進んでいる。児童生徒への個別の支援や家庭との連携が重要である」「日常的な運動の機会を確保する必要がある」などの意見が出ていました。
   多岐にわたる課題を共有することで、教職員・保護者・地域の窓口となる教頭としての視野を広げる学びとなりました。

グループワーク1

グループワークではそれぞれの課題を共有し、取組について話し合っていました

グループワーク2

2つのワークを通して新たな気づき、学びがあったと思います

11月26日(土曜日)「第8回伊丹市いじめ防止フォーラム」

教育長挨拶

教育長挨拶

   午後から産業振興センターにおいて、保護者、地域住民、学校の管理職、教諭、行政関係者など多くの方の参加を得て「第8回伊丹市いじめ防止フォーラム」が開催されました。
   今回は、『伊丹市いじめ防止の取り組みを考える』をテーマに、こども版いじめ防止対策審議会を開催し、「SNS上のいじめ」や「いじめアンケート調査の変更」について、当事者である小・中学生、高校生から生の声を聞き、参加者全員で考えました。
   最初に新井会長から、「当事者である子どもの意見を聞き、いじめ防止に反映させていきたい」と挨拶がありました。
   第一部では、最初に「SNS上のいじめが少ないことについてどう思うか」また「どうすればSNS上のいじめを防止することができるか」について小学校グループ(2)、中学校グループ(6)、高校生グループ(1)に分かれ協議しました。SNS上のいじめが少ないことについては、「もっと多くあるのでないか」、「いじめられているという自覚が持ちにくいのではないか」、「大きな事にしたくない気持ちがあるのではないか」などの意見が出ていました。
新井会長挨拶

新井会長挨拶

   SNS上のいじめ防止については、「防ぐことは難しいが、文面の誤解が起こりやすいので発信する時に二重のチエックする」、「SNSの使い始めに正しい使い方を学ぶ」、「いじめの定義を理解する」等の意見が述べられていました。
   次に、「いじめアンケートの変更案についてどう思うか」、「いじめを訴えやすい環境にするためにアンケート以外にどのようなことが考えられるか」についてグループで協議しました。
   いじめアンケートの変更については、「いじめをなくすためには自分の名前を書いたらよい」、「家に持ち帰り記入する」、「タブレットで記入する」、「相談相手に選んだ先生に情報が届くようにする」などの意見がありました。
   いじめを訴えやすい環境については、「週に1回でもいじめ対策を話し合う時間を持つ」、「匿名ボックスを置く」、「教師が子ども一人ひとりをもっとよく見る」、「タブレットでカウンセリングが受けられるようにする」、「教育相談を手軽にできる環境を整備する」などの意見が述べられました。
   ファシリテーターの新井教授からは、会を進行しながら「子どもたちは、大人が気づかない意見を多く述べてくれた。もっと早く子どもの意見を聞くべきだった。教師に対して厳しい意見が出ているが、期待しているからである」などとコメントされていました。
話し合う高校生の様子

話し合う高校生の様子

   最後に、子どもたちの意見を聞いて、「大人としてどのような感想を持ったか」を大人のグループで話し合いました。大人のグループからは「教師の言動の改革が必要だ」、「カウンセリングや相談体制を整備する必要がある」などの感想が述べられていました。子どもたちの考える力や意見を述べる力の高さに驚かされました。子どもの意見をいじめ防止に活かしてまいります。

話し合う小学生

話し合う小学生の様子

話し合う中学生

話し合う中学生の様子

11月25日(金曜日)「伊丹市立みずほ幼稚園 伊丹市教育委員会指定研究発表会」

5歳児ドッジボール

5歳児のドッジボールの様子

   本日、みずほ幼稚園において、令和4年度伊丹市教育委員会指定の研究発表会が開催されました。幼児教育関係者をはじめ、小中学校の管理職や教職員、行政関係者など多くの人が参加されていました。
   みずほ幼稚園では、「自分で考え判断し行動することや自分の思いを伝えることが苦手である」といった自園の課題を全教職員が共有し、兵庫教育大学准教授鈴木正敏先生の指導のもと『心を動かし育ち合う子どもを育む~子どものやってみたい気持ちを実現するための教師の関わりと環境構成の工夫~』を研究テーマに、4年間に渡り研究活動を積み重ねてこられました。
   午前中に藤本園長の案内で、公開された3歳児から5歳児の保育を参観しました。保育を参観し感じたことは、一人ひとりの子どもたちが、自分のやりたい遊びにじっくりと取り組んでいる。友だち同士で相談したり、協力したり、自分の思いを伝えようとする姿勢が育っている。また、5歳児のドッジボールでは、自分たちでルールを決め、試合中のちょっとしたトラブルも自分たちで解決するなど主体性が育っているなと感じました。
秋の素材による制作遊び

園児たちはたくさんある秋の素材を選んでいました

   園庭での「遊び」を参観した後、保育室を案内していただいたのですが、保育室の環境に驚きました。これだけ秋を感じることができるものを集めることができたなと思うぐらい自然物や道具が豊富に用意され、子どもたちが様々な遊びに取り入れたいと思う環境が整えられていました。担任の「このような保育を行いたい、このような子どもを育てたい」という世界が保育室いっぱいに広がっていました。
   午後からは全体会が開催されました。研究概要の発表においては、3歳児から5歳児までのクラス担任が研究テーマの実現に向けた子どもの成長の過程を発表されました。子どもをしっかりと観察し、じっくり待ちながら、教えることよりも気づきを大切にすることにより、本人の自信を育てておられることがよく分かりました。このような保育を受けることができる子どもたちはとても幸せだと思いました。
   園長を始め保育者が一丸となって研究テーマの実現に向け同僚性を大切にしながら取り組んでこられたことがよく分かりました。2年間に渡りこのような取組を進めてこられましたみずほ幼稚園の藤本園長をはじめ先生方に心から敬意を表します。すばらしい研究発表会でした。
3歳児砂遊び

3歳児の砂遊びの様子

秋の素材による作品

秋の素材を使った作品

教育長挨拶

教育長挨拶

園長挨拶

園長挨拶

11月23日(水曜日・祝)午後「伊丹市展 表彰式」

教育長賞(デザイン・彫塑・工芸の部門)

教育長賞(デザイン・彫塑・工芸の部門)

   本日は、午後からスワンホールにおいて、「第57回伊丹市展」の表彰式が行われました。
   今年の伊丹市展には、洋画・日本画の部門に61点、写真の部門に118点、書の部門に35点、デザイン・彫塑・工芸の部門に19点、計233点の出品がありました。
   私は、表彰式の少し前に会場を訪れ、出品された洋画・日本画、写真、書、デザイン・彫塑・工芸の作品を鑑賞させていただきました。どの作品も個性的で力強く、メッセージ性があり、作者の豊かで鋭い感性に触れることができました。
   表彰式では、最初に坂本副市長から「芸術や文化は生活に潤いを与えるものである。魅力ある街づくりに貢献されている皆さんに感謝します。」とあいさつがありました。
教育長賞

教育長賞(洋画・日本画の部門)

   その後、部門ごとに伊丹賞、市長賞、議長賞、教育長賞、美術協会賞の表彰が行われました。
   最後に、審査員長の藤本貴洋氏(伊丹美術協会)から「この表彰式の後、部門ごとに講評を行います。伊丹市展は登竜門であり、今回の受賞を励みに、来年もぜひ出品してもらいたい」と挨拶されました。
   丹精込めて制作された作品に触れ、心が洗われました。来年も更なる力作が出品されることを願っています。
市長賞(洋画・日本画の部門)

市長賞(洋画・日本画の部門)

表彰の様子

表彰の様子

11月23日(水曜日・祝)午前「令和4年度 第6回教育トーク」

   本日の午前中きららホールにおいて、保護者・地域住民・学校園管理職等と教育長、教育委員が本市教育の充実に向けて語り合う「令和4年度第6回教育トーク」を開催しました。

全体会の様子

参加者の皆さんに伊丹市の現状をご説明しました

   第1部では、これまでと同じように、私から「最近の学校や子どもたちの様子」や「令和4年度の学力や体力の現状と対策」、「休日の中学校の部活動の地域移行」等についてお話しました。
   「学力の現状」については、平均正答率の経年変化や無解答率、学力低位層の現状などについて情報提供するとともに、更なる向上をめざして、今後特に力を入れていきたいことを中心に、「自尊感情の向上」や「スマホ等によるSNSや動画視聴の時間のルール決め」、「家庭での計画的な学習時間の確保」などに取り組むことの必要性について話しました。
   また、「体力の現状」については、学校教育で新型コロナの影響を最も大きく受けたのが体力であること、特に女子児童生徒にその傾向が顕著であったこと、今後の対応、体力や運動習慣は生涯にわたる健康の基盤となることなどをお話しました。
   「休日の中学校の部活動の地域移行」については、これまで部活動が果たしてきた役割や、なぜ改革に取り組まなければならないのかといった背景、改革推進における課題、今後の予定等についてお話しました。
Aグループ

私の参加したグループでは、体力について活発なご発言がありました

   第2部では、2つのグループに分かれフリートークを行いました。私の入ったグループでは、メンバー全員から「新型コロナの影響により体力の低下がとても気になる。PTAとして業間休みに持久走を実施している。その他にも、どのようなことに取り組めばよいのか」「SNSの使用時間と学力はどのような相関があるのか」「生徒指導において威圧的にならないように、教師としてどのような指導が望ましいのか」「デジタル教材に期待している。課題の改善につながるような有効な活用方法を考えてほしい」「Google Classroomは便利なツールだが、全ての情報を発信するのではなく、情報を必要な人が取りに行くなど情報発信の方法を考えてもらいたい」「本市におけるヤングケアラーの実態を教えてほしい」など、それぞれが伊丹の教育において気になっていること、改善策など貴重な意見を頂きました。最後に、こども園の園長から「こども園では保育において子どもに考えさせることを大切にしている。また、放課後は園庭解放を行っている。帰らずにそのまま遊べるよう変更したことで、保護者も一緒に遊ぶ様子が見られた」と、遊ぶ機会の充実に向けた工夫などを紹介されました。幼児期から、考える習慣を培っていただいていること、できるだけ運動機会の確保に努めていただいていることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。本市の教育をより充実させていくためにとても良い意見交換をすることができました。多くの貴重な意見を頂き、ありがとうございました。

11月22日(火曜日)「花里小学校 伊丹市教育委員会指定研究発表会」

1年生授業

1年生国語科「たぬきの糸車」

   本日は花里小学校において令和4年度伊丹市教育委員会指定の研究発表会が開催され、遠くは静岡県からをはじめ、多くの先生方が参加されていました。
   花里小学校では、「自分の考えを表現することに課題がある」「主体的に学んだり、課題を見つけたりすることが苦手である」といった自校の課題を全教職員が共有し、関西大学初等部教諭西勝巳氏の指導のもと『一人ひとりに確かな力をつけ、豊かに表現できる子をめざして~「花里スタイル」の学びを通して~』を研究テーマに、4年間に渡り研究活動を積み重ねてこられました。
3年生授業

3年生国語科「すがたをかえる大豆」

   本日は村上校長の案内のもと、藤井教諭による1学年の国語科、小野教諭による3学年の国語科、近藤教諭による5学年の社会科の授業を参観しました。
   授業を参観し感じたことは、教師の声が大きく明瞭で分かり易く、子どもの発言に対しても受容的な姿勢があり、子どもが授業に集中していました。全ての授業において、個人ワーク、ペアワークといった「花里スタイル」が貫かれていました。また、それぞれの学年で、さまざまな「思考ツール」を活用していたのですが、「思考ツール」の活用により、学びに深まりが生まれていました。
5年生授業

5年生社会科「自動車工業のさかんな地域」

   何よりも、花里小学校の課題である「根拠を明らかにしながら自分の考えを相手に伝える力」が着実に育まれていました。研究活動を通して、子どもに確かな変化が表れていると思いました。全ての教員が研究テーマの実現に向け、共通理解のもとに学校一丸となって自校の課題の改善に取り組んでこられたことがよく分かりました。4年間に渡りこのような取組を進めてこられました花里小学校の村上校長をはじめ諸先生方に心から敬意を表します。すばらしい研究発表会でした。

教育長あいさつ

これからの教育が求められることを踏まえて挨拶しました

学校長あいさつ

花里小学校が思考ツールを活用することであげた成果等を話されていました

パネルトーク

パネルトークで今年度のこれまでの取組を説明されていました

11月21日(月曜日)「第3回校園長・所長会」

教育長基調提案

今年度の結果を踏まえて伊丹市の現状をお伝えしました

   本日は午後から「第3回校園長・所長会」を開催しました。今回の校園長・所長会においては、本市の最重要課題である「学力と体力の向上」をテーマに私が基調提案を行い、2つのテーマについて、個人で考え、その後、3人程度のグループで協議を行いました。
   「学力の向上」については、今後特に力を入れたいこととして、「自尊感情の向上」、「家庭における自学自習の時間の確保」「授業における主体的・対話的な学びの充実」「ICTの積極的な活用」などについてお話ししました。
個人ワーク

個人ワークでは自校の課題にしっかりと向き合っておられました

   「体力の向上」については、3年間に渡って学校教育は新型コロナの影響を受けてきたが、その中でも大きな影響を受けたのが「体力」であることや、改善策としては、全職員で結果を把握し、体育授業の改善や家庭における運動機会の確保などに努めることなどについて伝えました。また、「なぜ体力や運動習慣が大切なのか」について、心臓病や血管系の疾患、糖尿病、ガンの予防になること、脳の機能を向上させることなど具体的なことを話しました。
   その後、自校における学力や体力の課題、要因、改善策等について「個人ワーク」を行い、引きつづき、「グループワーク」を行いました。「個人ワーク」では、自校の課題をふり返りながら改めて今後何をすべきかについて真剣に熟考する姿が見られました。各校の創意工夫ある取組が市の方針を踏まえることにより、さらに市全体として効果のある取組になるものと期待が持てました。
グループワーク

指導主事も各グループの話し合いを聞き、一緒に学んでいました

   「グループワーク」では、同じ校種ということもあり、うなずいたり、身振り手ぶりで伝えたりするなど活発な意見交換がなされました。「今後はICTの活用がカギになる」「生徒が自分ごととして課題意識を持ち主体的に取り組むことに課題がある」などそれぞれの学校の抱えるリアルな課題や具体的な改善策について話し合うことにより、刺激を受けたり今後の取組のヒントを得たりする姿が見られました。とても有意義な取組になりました。

11月18日(金曜日)「鴻池小学校 伊丹市教育委員会指定研究発表会」

1年生授業

1年生 生活科 「にこにこだいさくせん」

   本日、鴻池小学校において令和4年度伊丹市教育委員会指定の研究発表会が開催されました。
   研究発表会には、大阪市をはじめ市内外から多くの先生方が参加されていました。
   鴻池小学校では、4年間に渡って自校の課題である「学習に対して受け身であり、自ら考える姿勢を持ちにくい」「自分の考えを他者に分かりやすく説明することが苦手である」「学んだことが定着しにくく、次の学習に活かすことが難しい」といったことを全教職員が共有し、大阪大谷大学教育学部教授今宮信吾氏の指導のもと『自ら考え表現する子の育成―課題設定、話し合い活動、ふり返りの充実を通して―』を研究テーマに、研究活動を進めてこられました。
3年生授業

3年生 算数科 「円と球」

   本日は、宮谷校長の案内のもと、山田教諭による1学年の生活科、渡邊教諭による3学年の算数、二宮教諭による5学年の総合的な学習の授業を参観しました。まさに課題の改善を意識した授業であり、着実に課題の改善が図られているように思いました。
   授業を参観した感想を申し上げますと、1つは、どの学年でも「授業スタイル」が統一されており、子どもたちが学びの主体となる授業でした。2つめは、身近なテーマ(家庭でのお手伝い、玉入れ、食品ロス)を取り上げることにより、子どもたちが興味を持って学習に取り組んでいました。また、どの授業も教科横断的な内容であり持続可能な社会の実現に向けた実践力が培われる授業でした。3つめは、ペアやグループでの話し合い活動により、自分の考えや根拠を明らかにしながら相手に伝える力と、友だちやゲストティーチャーなど他者の話をしっかりと聞く姿勢が育まれていました。
5年生授業

5年生 総合的な学習の時間
「未来に目を向けよう」
~SDGsプロジェクトを通して~

   全ての先生方が自校の子どもたちの課題改善に徹底して取り組んでいることがよく分かりました。すばらしい研究発表会でした。4年間に渡りこのような取組を進めていただきました鴻池小学校の宮谷校長をはじめ諸先生方に心から敬意を表します。

教育長挨拶

本日参観した授業の感想を交えて挨拶させていただきました

校長挨拶

これまでの取組を説明されながら挨拶されました

11月17日(木曜日)「文部科学省 わかばこども園視察」

大型遊具で遊ぶ様子

体いっぱい使って大型遊具で運動していました

   今日、文部科学省から4名、県教育委員会から4名が「わかばこども園」で実施された「にじいろ広場」を視察に来られました。
   「にじいろ広場」とは、本市で実施しているインクルーシブ教育・保育の一部であり、月に1回から2回程度、個別の支援を要する子とその保護者を対象に実施しているものです。市内を6つのブロックに分け、各ブロックに拠点園を1園置き、大型遊具などによる運動遊びなどを通して心身の成長を図ることを目的に実施しています。
   本日は伊丹幼稚園、ありおか幼稚園、わかばこども園、中央保育所の4・5歳児が参加していました。最初に、子どもたちは遊戯室で、オーシャンスイング(ジャンボブランコ)と果物カード、ボールプールとモンキースイング、トランポリンと色カード、スクーターボードと積み木倒しなど2つの動きを同時に行う遊びに挑戦していました。2つの動きを同時に行うことは、どのように体を動かせばよいか等を脳が判断して神経や筋肉に伝えるため脳がとても活性化するそうです。引き続き、保育者による「手遊び(ごんべさんの赤ちゃん)」やふれあい遊び「遊園地でおおさわぎ」を親子で行い、最後に、大型絵本の読み聞かせを行いました。
大型絵本での読み聞かせ

興味津々で大型絵本の読み聞かせを聞いていました

   子どもたちが伸び伸びと自分の興味のある遊びに夢中になっている姿や、徐々に大胆になっていく姿、保護者と一緒に活動する子どもの嬉しそうな姿が印象的でした。
   その後、指導にあたった12人の保育者がその場で車座になって今日の遊びの反省点や改善点を出し合い、次の遊びにつながるような意見交換をしておられました。このような取組が質の向上を生んでいるのだと思いました。
   その後、会議室に移り、文部科学省、県教育委員会との意見交換を行いました。意見交換においては、「このような取り組みを始めたきっかけは」「この取組から見えてきた課題は」「医療的ケアを要する子や多動な子をどのように遊びの中に巻き込んでいるのか」「この場に参加されていない子どもや保護者への啓発の仕方は」「ここでの遊びを日常の保育にどのようにつなげているのか」などとても活発な意見交換が行われました。
   本日は、私立園の保育士さんも参加されており、徐々にインクルーシブ教育・保育の取組が広がっています。参加された保護者にとっても子どもとの関わり方を学ぶとても良い機会となったと思います。
   文部科学省の方は、本市の幼児教育をとても高く評価されていました。今日の取組を通して文部科学省や県教育委員会との連携がより一層深まりました。
保育者たちの振り返り

保育者の方々も本日の自分達の保育を振り返っていました

意見交換会

意見交換会では活発にご意見をいただきました

11月15日(火曜日)「学校訪問 摂陽小学校」

授業の様子1

一人で考えた意見をグループで共有していました

   今日は午前中、「摂陽小学校」を訪問しました。学校へ到着するとまず、2校時(9:35~10:20)、5年1組において高峰良子教諭による国語の授業(単元:「たがいの立場を明確にして、話し合おう」)を参観しました。
   授業は、めあて「摂陽小学校をよりよくするために議題を決めよう」を提示し、自校の「よいところ」と「課題」を1人で考え、4人グループでそれぞれの考えを共有し、再び、聞いた意見をもとに1人で「解決したい課題とその理由」をワークシートにまとめていました。その後、学級が2つに分かれて向き合い、自分の考えを発表し合うといった流れでした。
授業の様子2

しっかりと自分の考えを発表していました

   授業を参観した感想ですが、高峰教諭の声は大きくて明瞭で聞き取りやすく、子どもたちが主体的に学び、自分の頭をフル回転させる授業でした。子どもたちのとの信頼関係も構築されているので、子どもたちは授業に集中し、学ぶ意欲に満ちていました。多くの子どもたちが自分の考えを述べる際に、しっかりと理由を説明することができていました。
   何より驚いたのは、ワークシートに自分の考えを書くスピードの速さとその量の多さです。授業の最後の「ふりかえり」においてどのようなことを書いているのか覗いてみたのですが、ある子は「自分ではなかなか摂陽の課題を思いつかなったが、話し合いを通してさまざまな課題があることに気づいた。」と書いていました。このような取組(話し合い)が社会の出来事に関心を持つ子どもを育て、自ら課題を発見し、自ら解決する力を育成するのだと思いました。すばらしい授業でした。
授業の様子3

しっかりと理由をつけて発表していました

   校長室へ戻る途中、2年生の教室の前で何人かの地域の人が「九九の聞き取り」をしている場面に出くわしました。嬉しそうにシールを貼ってもらっている子どもの笑顔が印象的でした。
   最後に校長室で松山校長から「学校の状況」や自校の課題、研究推進、学力や体力の向上に向けた取組などを伺いました。
   学力の向上に向けては、全教職員で現状と課題を洗い出し、話し合い活動の充実などの授業改善や、高学年が低学年の基礎的な計算を聞き取る取組を進めておられました。
   体力の向上に向けては、サーキットトレーニングの実施や「せつトレ」による体幹アップ、「ランニングマン」による持久力向上、ロードレース大会や駅伝大会への参加、インストラクターによるダンス研修会の実施、外遊びの奨励などさまざま取組を行っておられました。
九九の聞き取りの様子

児童たちは九九を聞いてもらうのを楽しみにしているそうです

   特に印象に残ったのは、笹原中学校ブロックで地域との連携による教育を大切にし、お互いの取組を情報共有しておられることです。学校運営協議会において教職員との懇談会を持ち、教職員からの「家庭科や図工の時に子どもたち全員の手元を見ることができない」といった意見を受け、地域の人が家庭科の時間にミシン・玉止め・玉結びなどのサポートをしたり、業間に「九九の聞き取り」をしたりしておられました。

11月14日(月曜日)「PTA連合会と教育委員会事務局との教育懇談会」

教育長挨拶

伊丹市の現状について話させていただきました

   今日は午前中、総合教育センターにおいて、PTA連合会役員及び各学校のPTA役員と教育委員会事務局との「教育懇談会」が開催されました。
   会の冒頭、PTA連合会青野会長と私からご挨拶を申し上げました。私からは、最近の子どもたちの様子や現在の課題として「休日の中学校の部活動の地域移行」、デジタル教材の活用における家庭における自学自習の時間の確保、コロナ禍における体力低下への対応などについて話しました。
要望書受取

要望書を受け取りました

   その後、4つのテーマ「子どもの安全」、「不登校・いじめ」、「教育・授業」、「第2学区の評定」について意見交換を行いました。1つめの「子どもの安全」については、タブレットの修理件数やその費用、保護者が修理代を支払ったケースや持ち帰り状況、更新の時期等について質問がありました。また、マスク着用の現状については、コロナ感染防止の視点から「対話的な学び」が制限され、コミュニケーション力が低下している。今後の市としての考え方などについて質問がありました。
   2つめの「不登校・いじめ」については、令和4年度の不登校児童生徒の現状や不登校対策支援員の次年度の配置について、別室におけるZoomの活用状況、生活指導教員の配置について質問がありました。
   3つめの「教育・授業」については、インクルーシブ教育の研修状況について、介助員を増員することの必要性について、4つめの「第2学区の高等学校入試における内申評定」については、内申評定の他市との違いについて、評定の違いにより入試に不利益を受けるのではないかといったことなど質問が出されました。
会場の雰囲気

皆さんからたくさんのご意見、ご質問をいただきました

   本日の教育懇談会では、保護者からとても活発な意見が出されたのですが、その背景には各校で事前に勉強会を実施し、質問事項などをまとめるなどの取り組みがあるからだと思います。どの意見も、保護者として抱くもっともな疑問だと思いました。また、よく勉強されているとも感じました。
   最後に、PTA連合会の太田副会長から、現状を見つめることの大切さを訴えられるとともに、今日学んだことを各学校に持ち帰り周知していただきたいと締めくくられました。
   いただきましたご意見については、関係機関とも連絡を取り合うなどして連携を図ってまいります。すばらしい教育懇談会でした。青野会長はじめ関係者に感謝します。

11月13日(日曜日)「令和4年度 第5回教育トーク」

全体会の様子

全体会では伊丹市の現状についてご説明いたしました

   本日、ラスタホールにおいて、保護者・地域住民・学校管理職等と教育長、教育委員が本市教育の充実に向けて語り合う「令和4年度第5回教育トーク」を開催しました。
   第1部では、私から最近の学校の様子や令和4年度の「学力や体力の現状と対策」、「休日の中学校の部活動の地域移行」等についてお話しました。
   「学力の現状について」は、小中学校とも全教科全国平均を上回る等の成果が出ていることや、明らかとなった課題に対して今後力を入れていきたいことなどを話しました。特に力を入れていきたいことは、家庭においては「自尊感情の向上」や「スマホ等によるSNSや動画視聴時間のルール決め」、「家庭での計画的な学習時間の確保」などに取り組むことです。また、「体力の現状」については、新型コロナの影響、三密の回避による運動制限や部活動の停止、スポーツイベントの中止などが体力低下を招いたこと、特に女子児童生徒にその傾向が顕著であったことなどをお伝えしました。「休日の中学校の部活動の地域移行」については、改革の背景や目的、本市の現状、課題、今後の予定等について話しました。
Aグループの様子

学校についての様々なご質問を伺いました

   第2部では、2つのグループに分かれフリートークを行いました。私の入ったグループでは、「学校や家庭における学習の仕方(スタイル)が昔と今では、全く違う。なぜ、教師が知識を教える教育から子どもが主体的に学ぶ教育に変わったのか」、「個別最適な学びが求められているが、学校では具体的にどのような取組をしているのか、また宿題などはどのような出し方をしているのか」、「子どもの主体性を伸ばすために親は家庭で具体的に何をしたらいいのか」、「ICTを使った授業では、教師と児童生徒、また、教師同士のコミュニケーションをどのように図っているのか」といった質問が出されていました。これらの質問は保護者や地域の人であれば、誰もが抱く疑問であり学校管理職や私からお答えしましたが、とても良い意見交換ができたと思います。

Bグループの様子

地域がどのように関わっているのか校種ごとに伺いました

   多くの貴重な意見を頂き、なぜ主体的な学びが求められているのかといった「本質的な意義」を伝えていく必要性を感じました。

11月11日(金曜日)「令和4年度阪神地区中学校教育研究会数学部会研究大会」

数学の様子1

ICTを活用し、生徒の理解を助けていました

   本日、「令和4年度阪神地区中学校教育研究会数学部会研究大会」が阪神各市より多くの数学関係者の参加のもと、荒牧中学校で開催されました。
   本研究大会は、武庫川女子大学教授神原一之氏の指導のもと『学習サイクル(習得・活用・探究)の確立を目指した授業づくり~主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善~』をテーマに研究を進めてこられました。
   本日は、その研究の一端として、1年生の単元「変化と対応」を荒牧中学校の落合由貴教諭が、2年生の単元「図形の調べ方」を松崎中学校の宮木慎太郎教諭が、同じく2年生の単元「一次関数」を笹原中学校の古谷俊樹教諭が公開されました。
   私は本研究会の会長である天王寺川中学校前田徳三校長の案内のもと全ての授業を参観しました。授業を見た感想は、どの授業においてもタブレットを「学びの道具」として、とてもうまく使いこなしていました。また、主体的な学びの時間がしっかりと確保され、個人個人が与えられた課題に学んだことを活かし自分の考えを導き出そうとする姿勢が見られました。発表の場面では、個人で調べたデータを活用し、根拠を示しながら自分の考えを述べることができていました。本日の授業は、まさにこの研究大会のテーマである習得したことを活用し探究へと発展させていくといった資質が育ちつつあるように思いました。
数学の様子2

生徒もタブレットをしっかり使いこなしていました

   その後、開会行事及び総会が行われたのですが、前田会長の挨拶の後、来賓挨拶として、兵庫県教育委員会阪神教育事務所津田副所長と本市を代表して私からご挨拶申し上げました
   引き続き、本市の数学研究会幹事長坂本泰郎教諭から本市の数学研究部会の組織体制、全国学力学習状況調査から見えてきた課題、タブレットの有効活用の仕方など本市の数学科の取り組みなどについて発表されました。
   最後に武庫川女子大学教授神原一之氏から『数学の「授業研究」で働きがい改革を-主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善-』と題してご講話を頂きました。講演において、授業研究こそ教師の存在を確固たるものとし、「単元構想」「数学的な見方・考え方」「統合的・発展的な考え方」など授業研究に必要な7つの視点が重要であることを説明していただきました。
   子どもたちの前向きに学ぶ姿勢を見て、改めて本市の数学科研究部会が平素から充実した取組をしていることがよく分かりました。
教育長挨拶

教育長挨拶

会長挨拶

会長挨拶

11月10日(木曜日)「学校訪問 有岡小学校」

授業の様子1

先生の問いかけに児童もしっかり応えていました

   今日は午前中、有岡小学校を訪問しました。まず目に入ったのは運動場で元気よく縄跳びをする子どもたちの姿です。学校へ到着するとまず、2校時(9:35~10:20)、5年3組における中尾愛教諭による国語の授業を参観しました。単元は「一字題一行詩を作ろう」というものでした。一字題一行詩とは、例えば、「親」という漢字一字の題名に「温かく太陽のように光を照らしてくれるもの」といった一行の詩で表現するものです。
   授業を参観した感想ですが、中尾教諭は授業力があると思いました。子どもへの笑みを絶やさない表情や優しい言葉かけが子どもたちの学ぶ意欲を喚起し、授業への集中力を生んでいました。
授業の様子2

たくさんの先生が授業を参観に来られていました

   1時間の授業は、めあての共有⇒個人で考える⇒3・4人のグループで話し合いながら作品を完成する⇒作品をグループごとに発表する⇒他のグループの作品の題(漢字一字)を考えその理由を述べる⇒ふりかえりを行うという流れで、子どもたちが主体的に取り組む授業でした。また、随所に考える場面が設定されており、考える力が着実に培われていると感じました。タブレットや大型ディスプレイを有効に活用することにより効率的な学びを生んでいました。
   5年3組の教室には、何人かの先生方が参観に来られていたのですが、後で校長に伺うと「学年の先生方です」ということで、学年としてのチームワークの良さがこのようなすばらしい授業を作り上げているのだと思いました。
   授業を参観した後、森本校長から学校の状況や校長として実践していきたいこと、研究推進について、学力や体力の向上への取組などを伺ったのですが、学校教育目標やめざす子ども像などの実現に向け着実に成果を上げておられることが分かりました。
   特に印象に残ったのは、校長に「教職員を育てたい」といった熱い思いを感じたことです。「ありんこcafe(校内のスキルアップ研修会)」で自ら講話をしたり「秋の職員面談」で年度当初の個人目標の進捗を確認したり、元中学校教師であったことから中学校の特色を話すなどし、職員との信頼関係をしっかりと築いておられました。
授業の様子3

各班に先生がしっかり声をかけていました

授業の様子4

与えられた「題」に対して班で協力して作品を考えていました

11月7日(月曜日)「伊丹市立西中学校 伊丹市教育委員会指定研究発表会」

   本日、西中学校において令和4年度伊丹市教育委員会指定の研究発表会が開催され、多くの先生方が参加されていました。

社会の授業の様子

1年生 社会科「世界の諸地域・第3節アフリカ州」

   西中学校では、自校の子どもたちの「主体性がない、指示待ちの子どもが多い、夢や将来の目標がない生徒が多い」といった課題を明らかにし、その改善に向け4年間に渡って芦屋大学特任教授安東茂樹氏の指導のもと『「自ら学び、表現し、個々の可能性を最大限に発揮できる生徒の育成」~主体的な学びの場を設定し、ユニバーサルデザイン化を意識した分かる授業を目指して~』を研究テーマに「分かる授業づくり」「主体性の育成」「表現力の育成」を柱に研究を進めてこられました。

   「分かる授業づくり」については、コグニティブトレーニング(学習の土台である聞く力や集中力などの認知機能を強化するトレーニング)や「ふり返りの徹底」に取り組んでこられました。
   「主体性の育成」については、主体的な学びの場を設定し、子どもたちが学びの主体となる授業づくりに取り組んでこられました。
   「表現力の育成」については、平素の授業において、積極的に発表の場を設定するとともに、西中学校の伝統的な取組である1分間スピーチに取り組んでこられました。
理科の授業の様子

2年生 理科「化学変化と原子・分子 さまざまな化学変化」

   私は垣内校長の案内のもと、岡久教諭による1学年の社会科の授業、相馬教諭による2学年の理科の授業を参観しました。授業を参観した感想を申し上げますと、1つは、授業において、意図的に主体的な学びの場を設定しておられ、自分たちで課題を発見し解決しようとする姿勢が見られました。2つめは、発表の場面において、その場で教師の発問に対して、自分の頭で考え、話す内容をまとめ、うまく友達に伝わるように工夫しながら話していました。その場で臨機応変に対応できていることに本物の力が育ちつつあると思いました。3つめは、4年間に渡り教職員が毎年、子どもの課題を点検し、改善を加えることにより、教師の指示を聞き洩らさない等の聞く力や集中力が育っているように感じました。

   4年間に渡りこのような取組を進めてこられました西中学校の垣内校長をはじめ諸先生方に心から敬意を表します。今後がとても楽しみです。

教育長挨拶

教育長挨拶

学校長挨拶

学校長挨拶

11月5日(土曜日)「第70回伊丹市民ロードレース大会」

   さわやかな秋晴れのもと瑞ケ池公園周回コースにおいて、多くの保護者などが見守る中「第70回伊丹市民ロードレース大会」が開催されました。この大会は70年の歴史を持ち、伊丹市スポーツ協会の競技種目の中でも最も歴史のある大会です。過去には、この大会から県駅伝や近畿駅伝で優勝するチームが育ったり、個人では全国チャンピオンも誕生したりしています。

開会式

開会式の様子

   最近は行動制限がなくなり、教育においても対面での活動が再開され、様々なスポーツ大会や文化芸術イベントが実施されるようになりましたが、子どもたちが受けた3年近くに及ぶ「新型コロナ」の影響はとても大きいものがありました。中でも、運動機会の減少や3密の回避による運動制限、部活動の活動停止、競技大会の中止などにより体力に大きな低下がみられました。特に持久力の低下に著しいものがありました。

小学生の部

小学生の部

   そのような中、3年ぶりに市民ロードレース大会が実施され、小中学生併せて500人近い人が参加してくれたことは誠にうれしい限りです。私はこの日を待ち望んでいました。
   競技スポーツとして走る人、少年野球チームのようにトレーニングの一環として走る人、健康づくりを目的に走る人などひとそれぞれですが、それぞれの目的で「走り」を楽しんでおられました。
   走ることはスポーツの基本であり、いつでも、どこでも、誰でも手軽にできるスポーツです。また、生涯にわたって健康を維持する最も有効な手段です。

   これからも、生活の中にスポーツを積極的に取り入れ、健康で充実した日々を送っていただきたいと思います。

中学生の部

中学生の部

一般・高校生の部

一般・高校生の部

11月4日(金曜日)「令和4年度第2回阪神7市1町教育委員会連合会研修会」

教育長の挨拶

教育の課題解決に向けて、阪神7市1町が連携しなければならないことを話しました

   本日の午前中、総合教育センターにおいて「令和4年度第2回阪神7市1町教育委員会連合会研修会」を開催しました。この会は、阪神7市1町の教育長と教育委員で組織する会で35名の参加がありました。また、県本部から深田会長と森本事務局長にもご参加いただきました。
   令和3年度と今年度は本市が幹事市であり、私が会長を務めていることから、開会にあたって、休日の中学校部活動の地域移行や、教育のデジタル化の推進、いじめや不登校への対応、教職員の資質の向上など課題が山積していること、解決には7市1町の緊密な連携が必要なことなどを申し上げました。
いじめについての説明

伊丹市のいじめの現状について説明する指導主事

   研修会においては、今どの市町においても大きな課題となっている「いじめ・不登校」をテーマに、本市の担当指導主事から、本市の現状や具体的な対策などを紹介しました。不登校においては、コロナ禍による生活環境の変化などから、令和2年度に出現率が小学校で前年度の1.88倍、中学校で1.50倍と急増したことから、全小中学校に不登校対策支援員を配置するなど、さまざま対策を講じてきたことなどを紹介しました。
   いじめにおいては、本市の現状、基本方針や本市の特色的な取組である「いじめ防止フォーラム」の取組などを紹介しました。

   その後、2つのテーマについて意見交換を行ったのですが、参加者からは「不登校対策支援員と学級担任の仕事にすみわけは」「不登校対策における別室運営の課題は」「担任によるオンラインでの放課後支援は、担任の負担になるのではないか」「習熟度別学習の導入における具体策について」「伊丹市が不登校対策においてめざしているゴールは」など活発な質問や意見が出され、質問を通してより具体的な対応が理解できるなど、とても有意義な研修会になりました。

不登校についての説明

伊丹市の不登校の状況について説明する指導主事

質疑応答

活発な質疑応答

11月3日(木曜日・祝)「令和4年度第3回・第4回教育トーク」

全体会の様子

全体会で伊丹市の現状についてお話ししました

   本日、スワンホールにおいて、午前と午後の2回にわたって、教育委員と保護者・地域住民・学校管理職等が本市教育の充実について語り合う「令和4年度第3回・第4回教育トーク」を開催しました。
   第1部では、私から「最近の学校の様子」について、2学期に入り学級閉鎖や出席停止の基準を見直し、様々なスポーツ競技大会や文化芸術活動が実施されるなど徐々にコロナ前の日常を取り戻しつつあること、最近は2学期早々の慌ただしい状態も落ち着き多くの学校園で研究発表会が行われていることなどをお話ししました。
午前Aグループ

学校と保護者の連絡手段について話をしました(AグループAM)

   研修講話においては、令和4年度の「学力や体力の現状と対策」、「休日の中学校の部活動の地域移行」等について説明しました。「学力の現状」については、小中学校とも全教科全国平均を上回る等の成果が出ていること、更なる向上を目指して、具体的に学習状況調査における課題を挙げ、学校・家庭・社会の連携の下に取り組む必要があること等を話しました。特に家庭や地域の役割として、自尊感情の育成や、自学自習の大切さ(主体性の育成)、スマホや動画サイトの長時間視聴が脳に悪影響を与えることなどについてお願いしました。また、「体力の現状」については、運動制限やスポーツイベントの中止など新型コロナの影響を大きく受け特に女子児童生徒に影響が大きく出ていることなどを伝えました。

午前Bグループ

高校入試のシステムについて質問がありました(BグループAM)

   第2部では、2つのグループに分かれフリートークを行いました。私の入ったグループでは、「保護者への連絡手段としてGoogle Classroomが活用されるようになり便利になったが、学年別の通知機能をつけてほしい。きょうだいがいると発信元が分からない」「本市の学力はもっと低いと思っていたがこんなに高くなっていることびっくりした」「子どもの体力低下が気になるが、普段公園などでボール遊びができるようにしてほしい」と言った意見が出ていました。このことについては意見が交わされ、「看板の表示を工夫してはどうか」「同じボール遊びでも幼児と中学生ではレベルが違う、幼児などは使用を認めてもいいのではないか」といった意見が出ていました。
   その他にも、「自尊感情を育てたい」「部活動の地域移行というが、地域も高齢化が進み人材不足になっている」など実に多くの貴重な意見を頂きました。今後の教育行政に活かしてまいります。ありがとうございました。
午後Aグループ

学校と地域の関係性について話をしました(AグループPM)

午後Bグループ

子どもの主体性を育てるために、就学前と学校の連携について話しました(BグループPM)

11月3日(木曜日・祝)「第55回市長旗軟式少年野球大会」

選手宣誓の様子

力いっぱいの選手宣誓でした

   雲1つない秋晴れのもと鴻池小学校グランドにおいて、多くの保護者や野球関係者が見守る中、「第55回市長旗大会」並びに「第41回朝日新聞社旗大会」、「第3回ほっともっと伊丹杯」軟式少年野球大会の開会式が行われました。
   この大会は、本日から来年の3月までの長期に渡り、AからDのクラス別に、13チームが総当たりで試合を行います。開会式は、400人による入場行進から始まりました。胸を張り、しっかりと腕を振り元気いっぱい行進する姿を目の当たりにし、試合ができる喜びがひしひしと伝わってきました。
優勝旗返還の様子

次はこの優勝旗をどのチームが手にするのか私も楽しみです

   その後、優勝旗返還及びレプリカ授与が行われたのですが、選手たちのきびきびとした姿勢や礼儀正しい態度にとてもすがすがしい気持ちになりました。
   開会式において私からは「大リーグの大谷翔平選手の活躍の背景には謙虚な心や感謝の気持ちなど人間性が豊かであること、また、何の心配もなく野球ができることが当たり前のことではなくとても幸せなことであり、当たり前の生活を送ることができることに感謝してほしい。」と話しました。
   その後、参加全選手を代表して、有岡ブレーブス平良翔選手から「僕たち選手一同は、一緒に練習してきた仲間と共に僕たちを支えてくれている全ての方々に感謝の気持ちを持って正々堂々と全力でプレーすることを誓います」と選手宣誓が行われました。
教育長挨拶の様子

背筋の伸びた姿勢でしっかりと挨拶を聞いていました

   この秋になり、様々なスポーツ大会が実施されるようになりましたが、まだ新型コロナの影響の残る中、野球関係者の尽力で大会を開催することができたことは、子どもたちにとって大きな励みになったと思います。子どもたちには目標が必要であり、目標があるから努力ができるのです。関係者の皆さんの尽力に心から感謝します。また、選手は試合を通してさまざまなことを学び、一回りも二回りも成長することを願っています。

11月2日(水曜日)「伊丹市立池尻小学校 伊丹市教育委員会指定研究発表会」

1年生授業

1年生「生活科」ニコニコチャンネルをつくろう

   本日、池尻小学校において、令和4年度伊丹市教育委員会指定の研究発表会、が開催されました。今年度は幼稚園や小中学校など12校園において研究発表会が実施されるのですが、研究活動は学校の教育活動の中でも最も大切なことの一つであり、自校の子どもたちの課題改善に欠くことのできないものです。
   池尻小学校の研究発表は、今年度研究発表のトップバッターとなったのですが、会場には実に多くの人が参加されていました。池尻小学校では、4年間に渡って「根気がない、学びに向かう力が弱い、指示待ちの子が多い」といった自校の子どもたちの課題の改善に向け、大阪大谷大学教育学部教授今宮信吾氏の指導のもと『主体的に学び合う子どもの育成~つながりを大切にした授業づくりをとおして~』を研究テーマに、教科をつなぐ、子ども・授業をつなぐ、思考・探究心をつなぐ、教師同士つながるといった「つながり」を意識した授業改善に取り組んでこられました。
3年生授業

3年生「総合的な学習」伊丹未来プロジェクト  私が市長になったら

   本日は、林校長の案内のもと、山内教諭による1学年の生活科、鎌谷教諭による3学年の総合的な学習、山田教諭による5学年の家庭科、吉廣教諭による6学年の社会科の授業を参観しました。
   授業を参観した感想を申し上げますと、1つは、全ての学年の教師の声が大きく明瞭であり、教師の温かいまなざしやユーモアのある語りが子どもたちの意欲的な学びを引き出すなど「子どもと教師のよい関係」が構築されていると思いました。2つめは、実生活につながるテーマを取り上げ、さまざま教科とのつながりや友だちとのつながり、思考のつながりを大切にしながら子どもたちの社会への関心を高めておられました。3つめは、研究のための研究ではなく、先生方が自校の子どもたちの課題改善に向け、熱い気持ちを持ち楽しみながら研究に取り組んでいるように思いました。すばらしい研究発表会でした。4年間に渡りこのような取組を進めていただきました池尻小学校の林校長をはじめ諸先生方に心から敬意を表します。
5年生授業

5年生「家庭科」ミシンにトライ!手作りで楽しい生活

6年生授業

6年生「社会科」憲法で人生すごろく

教育長挨拶

教育長挨拶

学校長挨拶

学校長挨拶

10月30日(日曜日)「第21回口からはじまる健康づくり川柳コンクール表彰式」

   本日ことば蔵において3年ぶりに「第21回口からはじまる健康づくり川柳コンクール表彰式」が行われました。
   表彰式に先立ちロビーに掲示されている入選作品を鑑賞しました。教育長賞には「はみがきで 自分も笑顔 歯も笑顔」といった作品が選ばれ、毎日笑顔で生活できるために一生懸命歯磨きをしている姿が目に浮かびました。今年の「口から始まる健康づくり川柳コンクール」には、市内の小中学校から2,000点を超える作品の応募があり、その中から市長賞などに選ばれるのは至難のことであり、どの作品にも、その子その子の感性を感じるとともに子どもらしい表現に心を打たれました。
   表彰会場には、対面形式での表彰式を待っておられたのか、実に多くの保護者等が参加しておられました。表彰式は、まず森田歯科医師会会長が開会のあいさつをされ、引き続き、藤原伊丹市長、私、清水伊丹保健事務所長が祝辞を述べました。私からは、歯の健康に関する川柳の作成を通じて、子どもたちに歯の健康について考える機会を与えていただいている歯科医師会へ感謝を申しあげるとともに、健康な歯を維持することは健康の基本であることなどを話しました。
市長挨拶

藤原市長挨拶の様子

歯科医師会会長挨拶

森田歯科医師会会長挨拶の様子

表彰式

表彰授与の様子

   その後、市長賞3名、教育長賞3名、阪神北県民局長賞3名、伊丹市歯科医師会長賞10名、佳作10名に表彰状が授与されるとともに、荻野小学校と松崎中学校に団体特別賞が贈られました。
   このような歯科医師会の「歯の健康づくり」に関するさまざまな取組により、現在小中学生の80%は虫歯がないということです。今後も、本市の子どもたちが歯の健康に関心を持ち、心身ともに健やかに育ってくれることを願っています。

10月26日(水曜日)「学校園所訪問 北保育所」

   今日の午前中、「北保育所」を訪問しました。北保育所は、伊丹市のほぼ中央に位置し、『生き生きとあそぶ子』を保育目標に、現在0歳から5歳児まで159名の児童が在籍しています。

虫について教育長に説明する児童の様子

虫について教育長に説明する児童

   中務所長の案内のもと、0歳児から5歳児まで全ての年齢の保育を参観しました。最初に、室内における0・1・2歳児の保育を参観したのですが、保育室には、子どもの興味や関心に基づいた遊具や玩具が配備されており、ある子は室内で運動をしていたり、ある子は絵本を眺めていたり自分の興味のあることに取り組んでいました。

園庭で遊ぶ2歳児

園庭で遊ぶ2歳児

   その後、園庭における1歳児から5歳児の保育を参観しました。北保育所は園庭が広く園舎が平屋ですぐに園庭に出ることができるといった特色を活かした保育が展開されていました。園庭では、砂を使ったお料理づくり、虫捕り、三輪車、ハンモック、上り棒、鉄棒、ジャングルジムなど子どもたちは自分の興味に基づき伸び伸びと活動していました。驚いたのは、遊ぶことができる環境や道具がふんだんに用意されていることです。所長に伺うと、「既製品ではなく、自然のものをできるだけ生かしているのです。その中で子どもたちには、試したり工夫したりするなどいろいろなことに挑戦させたいと思っています。」と言っておられました。運動量や質の高さにも驚かされました。

鉄棒遊びを楽しむ3歳児

鉄棒遊びを楽しむ3歳児

   その後、中務所長と西副所長から、北保育所の保育方針や研究テーマ、人材育成等について伺いました。「研究テーマ」には『子どもが夢中になって遊ぶ環境づくり』を掲げ、昨年度から「子どもの姿を語り合える職員集団づくり」に力を入れてこられました。今年度は、一歩前に進め、チームで語り合うことに加え、保育所保育指針を意識した視点で保育を実践しているとのことでした。具体的には、園庭の環境づくりに重点を置き、併せて子どもの姿を「10の姿」を通して分析したり、保育観を共有するためにドキュメンテーションづくりをしたりしておられました。

自作の望遠鏡で空を眺める4歳児

自作の望遠鏡で空を眺める4歳児

   「保育の質は、保育士の質を超えることがない」と言われますが、保育の質を上げるために、保育士を実によく育てられていると思いました。保育士たちは、わかばこども園や中央保育所、こばと保育所、神津こども園などを訪問し、自分の目でその園その園の環境づくりの工夫を見、自園の環境に活かしているということです。私が、「どのような時間に他の園と交流されているのですか」と伺いますと、「保育時間中です。副担任性をとっていますので、お互いにカバーしながらこのような時間を生み出しています。」とのことでした。

   話を聞けば聞くほど、1つ1つの遊びに目的を持たせ、「10の姿」との関連を意識されていることが分かりました。主体的に行動できる子どもをめざし、実にきめ細かい取り組みをされていることに驚かされました。わずか2時間ほどの訪問でしたが、めざしておられる保育や子ども像がよく分かりました。ぜひ、多くの保育関係者や小学校教諭も自分の目で保育実践や環境を見に行かれたらと思いました。

10月23日(日曜日)「令和4年度兵庫県スポーツ推進委員中央研究協議会」

教育長挨拶

スポーツに関することの他に、「お酒」など伊丹市のことを交えて挨拶を行いました

   本日、本市(アイホール)において「令和4年度兵庫県スポーツ推進委員中央研究協議会」が行われました。
   この研究協議会は、生涯スポーツ推進における諸問題について研究協議を行うとともに、スポーツ推進委員の資質の向上を目的に、毎年県下9ブロック持ち回りで行われているものです。
   第一部の「開会行事」においては、開会あいさつを兵庫県教育委員会稲次教育次長及び兵庫県スポーツ推進委員会恒木会長が述べられ、引き続き開催市を代表し、私から歓迎のあいさつを申し上げました。私からは、「お酒」にまつわる文化など伊丹市の特色やスポーツの意義、休日における中学校部活動の地域移行など今地域が抱えている課題などについてお話しました。
表彰式の様子

スポーツに貢献された実に多くの方が表彰されていました

   第二部の「表彰式」においては、これまで地域スポーツの発展に寄与された県下9ブロックのスポーツ推進委員50人に表彰状が授与されました。また、全国スポーツ推進委員連合表彰受賞者2人、全国スポーツ推進委員功労者表彰4人などが紹介されました。
   第三部の「講演会」においては、障がい者スポーツ指導者協議会近畿ブロック会長の宮城新氏から『わらって!笑顔で!いっしょに しよ!!』をテーマに、リハビリ訓練としての運動やスポーツはきついというイメージがあるが、笑いを生む身体運動をどう作り出すかといったことなどをご講話いただきました。
講演会の様子

講演会の様子

   スポーツは、体力の向上や健康の保持増進はもとより、人生をより豊かにするものです。人生100年時代、少しでも健康寿命を伸ばすために、生活の中に一人でも多くの人がスポーツを取り入れることを願っています。表彰を受けられたスポーツ推進委員のみなさんおめでとうございました。

10月22日(土曜日)「伊丹小学校 創立150周年記念式典」

市長挨拶

市長ご自身も伊丹小学校の卒業生であることに触れられて挨拶されていました

   本日、いたみホールにおいて「伊丹市立伊丹小学校創立150周年記念式典」が行われました。
   伊丹小学校は、明治の一大改革と言われた「学制」が公布された翌年の明治6年(1873年)に、兵庫県下で最初の私立の学校として設立されました。身分や階層、男女を問わず全ての国民に等しく学校教育の道を整えるといった「学制」にいち早く取り組むことができたのは、酒造家の先見性と本市に古(いにしえ)からの俳諧文化に象徴される文化を大切にする土壌があったからです。
   第一部の「記念式典」は厳かな雰囲気の中、礒田かおり校長、佐々木憲治実行委員長の挨拶のあと、藤原市長や私から「祝辞」を述べさせていただきました。藤原市長は、伊丹小学校の出身であり「私は、創立90周年の頃在籍していました。この6年生の中から将来の市長が出てくれることを楽しみにしています。」と祝辞を述べられていました。
校長あいさつ

これまで関わってこられた方々への感謝と、これからに向けてご挨拶されていました

教育長挨拶

これまでの伊丹小学校の沿革に触れながら挨拶しました

新旧校旗交代式

新旧校旗交代式

   私からは、150年の歴史における主な歩みや、伊丹小学校の特徴的な取組などを紹介しました。特徴的な活動の1つは、明治6年に地域住民が学校を創設されたことや、昭和34年に地域がプールを建設されたことなど地域が学校の発展に大きく貢献されていることです。もう1つは、コーラス部の活躍です。昭和25年の創設以来、コンクールにおいて何度も最優秀に輝くなど全国に伊丹小学校の名をとどろかせたことなどを紹介しました。
   「特別ゲスト」として、明治6年に伊丹小学校を創設された小西家の末裔である15代当主小西新右衛門さんが登壇され、家に残る資料などを基に、学校創設当時の創設者の思いを紹介されました。
   第二部は、一部の厳かな雰囲気とは一転し、6年生が「フラッグ・ダンス」や「英語スピーチ」、「平和の誓い」、「校歌合唱」等、楽しいイベントを披露してくれました。英語スピーチにおいては英語の時間に学んだことを生かし将来の夢などを流暢な英語で述べたり、平和の誓いでは、広島への修学旅行で学んだことや、総合的な学習の時間に自ら調べたことなどを発表したりされました。第二部は、司会やイベントまで全て6年生が担うなど「主体性が育っているな」と感心しました。最後に児童代表から「先輩たちが築かれた150年の伝統を受け継ぎ、発展させていきます。」と挨拶があり記念式典の幕を閉じました。
   150周年という大きな節目にふさわしいすばらしい式典でした。実行委員会の皆さん、学校関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。
フラッグ・ダンス

六年生のフラッグダンスの様子

10月18日(火曜日)「令和4年度 第2回いじめ防止等対策審議会」

会長挨拶

今の国の動きなどを交えて挨拶されました

   本日の午前中、総合教育センターにおいて「令和4年度第2回いじめ防止等対策審議会」を開催しました。
   開会にあたって、最初に会長挨拶として、新井肇氏(関西外国語大学教授)から、「生徒指導提要の改定案が示され、子どもの権利条約の尊重など、子どもの視点に立って対応することが求められている。いじめをなくしていくために、また、人権を尊重する子どもを育てるために、私たちは何をしなければならないかをしっかりと考えなくてはいけない」と挨拶がありました。
会場の様子1

様々なご意見をいただくことができました

   次に、『報告事項』として、事務局から5月に実施した「第1回いじめアンケート調査結果」について、「いじめの認定件数は、昨年度同月比小学校は2割減、中学校は横ばい状態である。」などの報告がありました。事務局の説明に対して委員から実に多くの質問や意見が出され、議論の焦点は、SNSに関係するいじめに集中しました。「SNSに絡む認知件数が少なすぎるのではないか」「SNSに関係する調査は難しいのではないか」「学校から配備したタブレットには気を配っているが、個人のスマホについては管理できていない」「SNSに絡む対応について、大人が考えていく必要がある」などについて活発な意見交換が行われました。

会場の様子2

いただいた意見を参考に、よりよい学校教育をめざしてまいります。

   続いて、2つめの議題である次年度から実施しようとしている「いじめアンケートの内容項目の変更」について議論が白熱しました。「性別の記述はなくすという案について、人権の視点からは望ましいが、統計の視点からは傾向をつかめなくなる。」「いじめの起こった場所について、学校、学校以外にパソコンやスマホを追加するということだが、設問の順番や聞き方を工夫することでより詳しいことが把握できるのではないか」など、とても建設的な意見が出されました。新井会長からは、「伊丹市は従来からいじめの認知件数が阪神間の他市や兵庫県と比べて多いのは、このようなきめ細かなアンケート調査の結果である。大事なことはアンケートを取りっぱなしではなく、教員が児童生徒と必ず面談することであり、引き続き対応をお願いします。」とアドバイスがありました。

   この他にも、11月26日に実施する「いじめ防止フォーラム」について意見が交わされました。それぞれの委員が、自分の立場から伊丹市のいじめ対策について真剣に考えていただいていること心から感謝します。貴重なご意見ありがとうございました。

10月15日(土曜日)「幼稚園・保育所(園)・こども園 運動会」

   抜けるような青空のもと、幼稚園・保育所(園)・こども園の運動会が行われました。矢田幼児教育推進課長と伊丹幼稚園、こばと保育所、わかばこども園を訪問しました。

伊丹幼稚園演技

伊丹幼稚園ほし組(3歳児)ダンス「ロックンロールパンダパン」

   最初に訪問した伊丹幼稚園は、3歳児から5歳児までが一堂に会し、多くの保護者の参観のもとで実施されました。3歳児の『かけっこ:パンが売り切れだ』では、フープの中からスタートの笛が鳴るのをワクワクしながら待つかわいい表情に癒され、一生懸命走る子どもたちの姿に、4月からの園生活の成果を感じました。また、PTA役員が受付をはじめ、演技の補助や道具係、音響係などさまざまな役割を担われ、みんなで運動会を盛り上げておられることが印象に残りました。

こばと保育所演技

こばと保育所ばらぐみ(3歳児)体操「からだ☆ダンダン」

   2園目のこばと保育所は、園の隣にある広々とした稲野公園で、年齢ごとに実施されていました。3歳児の親子による体操『からだ☆ダンダン』を参観したのですが、保育者の演技中の子どもへの語り掛けがとても丁寧で親しみやすく、このような語り掛けが子どものやる気を起こし、集中力を育てるのだと思いました。改めて、保育者の言葉や表情は大切な環境だと思いました。

わかばこども園演技

わかばこども園(5歳児)対戦「みんなで警泥!」

   3園目のわかばこども園は、鈴原小学校の校庭で年齢ごとに実施されていました。5歳児の演技を参観したのですが、「このような運動会もあるのか、運動会もこのようになったのか」と思うほど感激しました。完成した演技を保護者に見せるのではなく、平素の保育の延長のような運動会でした。1つ1の演技の中に「主体性の育成」を目的にされていることがよく分かりました。『表現:きらきらダンスと友達賛歌』においては、手に持っている道具も、表現の仕方もそれぞれ違うのです。園長は「みんながそれぞれに自分でやりたいことを考えたり、作ったり、作戦を立てたりしてこのような演技になりました。」と語っておられました。また、『対戦:みんなで警泥』は、警官チームと泥棒チームに分かれてグランドを駆け回るのですが、ただ走るだけでなく、自然と全力で走る仕掛けや考える仕掛けが随所に施されていました。『チャレンジ 全力タイム』では、縄跳び、フープ、ボール、玉投げを自分で選び挑戦していました。コロナで体力低下が懸念される中、体力や運動能力の向上を図っておられることに感心しました。何種目かの演技を見たのですが1つ1つの演技に目的があり、実によく考えられていました。園長、副園長のリーダーシップのもとに保育者が一丸となって「主体性の育成」の取り組んでおられることがよく分かりました。

   今日は、どの園も、本市の教育目標である「自尊感情の育成」と「主体性の育成」に向け、創意工夫されていることに接し、本当にうれしくなりました。

10月13日(木曜日)「令和4年度近畿都市教育長協議会」

開会前の様子

会場の様子

   本日、奈良県奈良市ホテル日航奈良において、「令和4年度近畿都市教育長協議会」が開催されました。
   開会式においては、箸尾谷知也会長(摂津市教育長)から、「休日の部活動の地域移行や教員の欠員が大きな課題となっている。欠員については9月現在で小中学校とも28%の学校に欠員が生じており、大変憂慮すべき事態である」と挨拶がありました。

   続いて、御所市の東川裕市長から歓迎のことばが、奈良県教育委員会の吉田育弘教育長から祝辞が述べられました。

研修講話の様子

研修講話のお話にそれぞれが熱心に耳を傾けています。

   研修講話においては、奈良県立御所実業高等学校ラグビー部監督の竹田寛行氏から『人間力の育て方』といったテーマで、38年間のラグビー部の指導を通したラグビー人生についてお話がありました。御所実業高校は、ラグビーの名門校で全国大会において4度の準優勝を果たしておられます。
   私が印象に残ったのは、「一人ひとりをどう本気にさせるか」ということについて、「生徒と同じ目線で歩まないと本物の教育はできない」と言われたことです。具体的には、部員と一緒に自宅で生活をし、週に1回学校の教室で合宿を行うなど、教師では通常思いもつかないことを実践し、生徒一人ひとりの心を育て、信頼関係を築かれたことなどです。

各市状況の発表の様子

様々な事例をお聴きし、大変有意義なものとなりました。

   その後の情報交換会においては、栗東市の安土憲彦教育長、新宮市の速水盛康教育長、南あわじ市の浅井伸行教育長から、自市における教育推進について発表がありました。特に印象に残ったのは、南あわじ市の発表で、第3次教育振興基本計画のテーマに「学ぶ楽しさ日本一」を掲げ、なぜ学ぶのかということを深く追及されていることです。取組の柱の1つである「防災教育」では、命を守る方法論だけでなく、人の生き方・あり方を考えることを大事に進めているとのことでした。
   今回は、近畿107市から88名の教育長が参加されており、他市の教育長といろいろと情報交換をすることができ、とてもよい刺激を受けました。
 

10月12日(水曜日)「令和4年度第1回伊丹市青少年問題協議会」

教育長挨拶

最近の学校の様子を交えて挨拶をさせていただきました。

   本日、スワンホールにおいて「第1回伊丹市青少年問題協議会」が開催されました。
   伊丹市青少年問題協議会は、昭和37年(1962年)に設置され、これまで半世紀以上にわたって、青少年を取り巻く課題の改善に取り組んでまいりました。近年、青少年を取り巻く環境は、いじめや不登校、虐待、引きこもり、SNSをめぐるトラブルの増加など、ますます複雑化・困難化しています。このような状況に対応するために、青少年の健全な育成に関わるあらゆる立場の人(医師、警察、福祉事務所、社会福祉協議会、少年補導委員連合会、体育協会、PTA連合会、子ども会連絡協議会、民生委員児童委員連合会、小・中・特別支援学校長会の代表者)によって構成されています。
会長挨拶

会長挨拶の様子

   冒頭、私から、現在の子どもたちの様子について、対面的での活動が増え、さまざまな競技大会も実施されるようになるなど、コロナ前の日常を取り戻しつつあることをお話ししました。その後、井出会長(医師)から挨拶があり、議事に入りました。
   議題は、3点、「引きこもり支援について」、「非行防止対策について」、「いじめ防止対策について」事務局担当者から報告があり、1つ1つの議題について意見交換を行いました。
   引きこもり支援については、「アウトリーチ支援員が少ないのではないか。新規の引きこもりの方は把握されているのか」などの意見がありました。非行防止については、「なぜ、相談件数が減っているのか」などの意見があり、事務局からさまざまな相談機関が増えていることや電話相談は減っているが来所相談は増えている等の現状をお答えしました。いじめ防止については、「SNSに関するいじめの認知が実感よりも少ないように思う」などの意見が出ていました。
会場の雰囲気

みなさんから活発にご意見が出されていました

   このような会に出席する度に感じることですが、さまざまな立場の方が、伊丹の子どもたちの健在な育成のために、その専門性を生かしながらご意見をいただけることはありがたいことです。

10月10日(月曜日・祝)「第71回伊丹市民スポーツ祭開会式」

市長挨拶

市長挨拶の様子

   昨日から降り続いた雨が朝まで残り、会場を陸上競技場から体育館に変更し「第71回伊丹市民スポーツ祭開会式」が行われました。
   開会式は、伊丹市スポーツ振興協議会会長の光本秀行氏の開会宣言で幕を開け、大会会長・伊丹市長の藤原保幸氏から「3年ぶりに市民スポーツ祭の開会式が行われること、心から嬉しく思います。みんなこの日を待ち望んでいました。スポーツは心身の健康の保持増進に不可欠なものであり、これからもスポーツを重視した市政を行ってまいります。」と、ロンドンオリンピック柔道競技の杉本美香選手の応援に現地まで行き、目の前で銀メダルをとった感動なども紹介されながら挨拶をされました。
   続いて、伊丹市スポーツ協会会長の中尾一二三氏から、「2年間にわたって世界レベルの大会が中止や延期を余儀なくされたが、昨年実施された東京オリンピック・パラリンピックにおいて、日本人選手の活躍に多くの感動と希望をもらいました。これからは、少年スポーツ、レディーススポーツ、障がい者スポーツに力を入れてまいります。」と挨拶をされました。また、伊丹市PTA連合会会長の青野昌悟氏から「スポーツの日の誓い」が述べられました。
スポーツの日の誓い

スポーツの日の誓い

   その後、今年度、本市のスポーツ振興に尽力された団体や個人が表彰されました。スポーツ協会功労者としては、野球協会の衣笠弘二氏をはじめ18名が、スポーツ協会優秀選手としては、アマチュアボクシングの永山銀次郎氏をはじめ51名が、スポーツ協会優秀団体としては、荒牧中学校男子バレーボール部など7団体が表彰を受けました。
   これから、19種目の競技において、順次競技大会が実施されますが、2年間の鬱積した思いをすべて出し切っていただきたいと思います。
   スポーツは、体力や技術の向上だけでなく、人生を豊かにします。『スポーツ・フォー・オールのまち伊丹』をめざし、競技スポーツだけでなく、健康の保持増進のためにもスポーツの充実に努めてまいります。
表彰の様子

たくさんの方が開会式に参加されていました

来賓の様子

天気の都合で屋内になりましたが、来賓を招き開会式が行われました

10月8日(土曜日)「令和4年度第1回・第2回教育トーク」

全体会午前

全体会で伊丹市の現状についてお話ししました

   本日は午前と午後の2回にわたって、教育委員と保護者・地域住民・学校管理職等が「本市の教育」について語り合う「教育トーク」を開催しました。
   第1部では、私から、令和4年度の「学力や体力の現状と対策」、「中学校の休日の部活動の地域移行」等についてご説明しました。
   最初に、あいさつを兼ねて、最近の学校の様子について、社会が「Withコロナ」に舵を切っていることにあわせて、教育においても対面の教育活動を再開したり、様々な競技大会を実施したりするなど、徐々にコロナ前の日常を取り戻しつつあることをお話ししました。
AグループAM

学校と地域の関わり方について議論しました

   また体育大会は、全校生が一堂に会し保護者も見守る中で開催され、2か月に及ぶ休校から中学校生活が始まった中学3年生にとっては、「最初で最後の体育大会である」といった思いがあったのか、創作ダンスなど1つ1つの演技を精一杯かみしめるように演じているのが印象的であったことを話しました。
   「学力の状況」については、小中学校とも全教科において全国平均を上回る等の成果が出ていること、更なる向上を目指して、課題や改善策についてお話ししました。特に家庭や地域の役割として、自尊感情の育成や、自学自習の大切さ(主体性の育成)、スマホや動画サイトの長時間視聴が脳に悪影響を与えること、朝食の摂取・睡眠時間の大切さなどについて話しました。
BグループAM

学力の向上に向け、家庭でそれぞれが取り組んでいることを出し合いました

   第2部では、2つのグループに分かれ『学力・体力の向上にむけて、学校・家庭・地域で取り組めること』といったテーマでフリートークを行いました。私の入ったグループでは、「学力を向上させるためにはその土台となる心を育てる必要がある。」「国語はなぜ重要なのか、漢字や計算ドリルは大事なのか、辞書やインターネット等で調べてわかることを教えるよりも、インターネットの使い方を教えた方はいいのではないか。」と言った意見や「先生方は、コロナ禍においても工夫してよくやってくれている。感謝の気持ちでいっぱいである。」と言った意見が述べられました。
   一方で、「学校から地域の関わりを排除しようとする動きがある。交流イベント等における教師の態度が悪い。」などの厳しい意見もありました。この件については、参加者同士で活発な意見交換が行われ、「子どもを取り巻く環境が複雑化・困難化している今の時代は、学校だけの取組だけでは限界があり保護者や地域の協力が不可欠である。このようなことは今の教育にとって大きなマイナスであり学校運営協議会などにおいて議論していく必要がある」と言った意見が多く出ていました。
   その他にも、多くの貴重な意見を頂きました。今後の教育行政に活かしてまいります。ありがとうございました。
AグループPM

学校での学習に興味を持つための工夫について話し合いました

BグループPM

体力を向上させたくても、空き地が少なくなり目一杯外遊びができないなどの意見がありました

10月2日(日曜日)「第51回働美展 表彰式」

表彰の様子

児童の部 表彰の様子

   本日は午後からスワンホールにおいて、「第51回働美展」の表彰式が行われました。
   ここ2年は新型コロナの影響で、このイベントも中止を余儀なくされていましたが、行動制限もなくなり3年ぶりの開催となりました。芸術を好む多くの人たちがこの日を待ち望んでいたのか、一般の部と児童の部を合わせて403点もの応募があったそうです。また、会場には、実に多くの人が鑑賞や表彰式に来られていました。関係者のご尽力で伝統ある「働美展」が開催されたことは、開催を楽しみにしておられた人にとって大きな励みとなったことと思います。
   私は、表彰式の少し前に出品された絵画、書、写真、彫刻・工芸の作品を鑑賞させていただきましたが、どの作品もとても個性的で、作者の鋭い感性を感じました。改めて、人間の持っている表現力のすごさを痛感しました。
会場の様子

たくさんの方で会場はにぎわっておりました

   表彰式では、藤原市長から「芸術や文化は生活に潤いを与えるものであり、私もとても楽しみにしています。すばらしい作品を見せていただき市民力の高さを感じました。魅力ある街づくりに貢献されている皆さんの活動に感謝します。」とあいさつがありました。また、松村実行委員長からは、「今回は児童の作品に力作が多かった。美しいといった視点よりも、どれだけ、人に感動を与えられるかと言った視点で審査しました。」と講評がありました。
   その後、一般の部と児童の部の表彰式を行ったのですが、一般の部では、働美大賞、市長賞、市議会議長賞、神戸新聞社賞、働美協会賞などの、児童の部では教育長賞、実行委員長賞、金賞、銀賞、銅賞などの授与を行いました。
   新型コロナは、まだまだ収束の兆しが見えませんが、このような時こそ、芸術は人の心を癒し励ましてくれるものであり、本日はよい心の洗濯になりました。来年も更なる力作が出品されることを願っています。
教育長賞(絵画)

教育長賞(絵画の部)

教育長賞(書写)

教育長賞(書の部)

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教育委員会事務局教育総務部教育政策課
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所2階)
電話番号072-784-8081 ファクス072-784-8083

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