教育DXの推進
全ての世代が、仕事や家庭、社会のあらゆる場面でICT の活用が求められています。
特にデジタルネイティブとして育つ子どもたちには、これらをツールとして上手に活用することが必須です。
また、教職員等の働き方については、ICTを活用して業務改善を進め、子どもと向き合うための時間を確保することが重要です。
このようなことから、本市では、デジタル活用に関する教育委員会の総合的な企画、調整を行う役割と、教育委員会全体に共通する情報システムや情報通信ネットワークの整備、情報セキュリティの総括的な管理を行うため、令和6年4月に教育委員会事務局に「教育DX推進室」を設置しました。教育現場と教育委員会とが一丸となって、デジタル技術を活用した教育DXを推進します。
これまでの教育デジタル化の取組
伊丹市では、これまでもICTの活用を進めてきました。
平成28年度には各校の普通教室にディスプレイやプロジェクタなどの大型提示装置を導入し、動画や音声を用いたり、実物投影機を接続して教科書や子どもの作品を映したりして、分かりやすい授業づくりを進めてきました。
令和2年度には文部科学省の「GIGAスクール構想の実現」により教育の情報化が加速し、子どもたちは1人1台のタブレット端末が使えるようになりました。またICTをより効果的に使うための情報通信ネットワークの環境整備も進めました。
タブレット端末は、いまや鉛筆やノートと同様に、学習のための必須ツールとなっています。
これからの教育DXの推進
学校のICT環境整備、学習におけるICT活用は一定進みました。しかし、AIや教育データの活用をはじめ、現在も社会全体で急速にICTの活用と環境のDX化が進んでいます。
そこで、伊丹市では、幼児教育から学校教育を一体的に捉え、「子どもの学びの充実」と「教職員等の働き方改革」を柱とする「伊丹市教育DX推進指針」を令和6年1月に策定しました。
今後はこの指針に基づき、教育の質の向上と魅力ある職場環境の実現を目指して取組を進めます。
子どもたちの未来を輝かせる教育DX
デジタル技術の力を借りて、未来を担う子どもたちが無限の可能性を広げられるよう、「子どもたちが自分らしく学べ デジタル社会を生き抜く力を育む スマート教育いたみ」というビジョンを掲げ、教育DXを積極的に推進します。
私たちの願いは、伊丹の全ての子どもたちが、デジタルの翼を広げ、未来の空に向かって大きく羽ばたくことです。
用語解説
教育DXとは・・・
DXは「Digital Transformation(デジタル・トランスフォーメーション)」の略称で、「デジタル技術によって変革すること」を意味します。
教育DXとは「教育の世界にもデジタル技術を効果的に取り入れることで、子どもの学習や先生の働き方など、教育のあらゆる面をよりよい形に変革していく」ことです。
ICTとは・・・
ICTは「Information and Communication Technology(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)」の略称で「情報通信技術」を意味します。
教育DX推進室の主な業務内容
- 教育DX活用の総合的な企画、調整および推進に関すること。
- 教育行政情報のデジタル化およびデジタルデータの利活用に関すること。
- 教育行政情報システムに係る助言および調整に関すること。
- 電子計算機および情報通信ネットワークの管理および運用に関すること。
- 情報セキュリティ対策の総括に関すること。
関係ファイル・リンク等
この記事に関する
お問い合わせ先
教育委員会事務局教育総務部教育DX推進室
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所2階)
電話番号072-784-8098 ファクス072-784-8083