令和2年1月
1月31日(金曜日)
今日、兵庫県が今年1月1日現在の県内人口、昨年1年間の人口増減を発表しました。これによると、兵庫県全体で、5,460,482人。昨年1年間で21,027人の減と人口減少が加速。
これを自治体別に見ると、県内29市12町、全41自治体中、人口増は4市のみで、37市町は減少しています。
こうした中、伊丹市は198,518人、278人増と微増傾向を維持しており、県下2番目の増加数です。
ありがたいことです。
1月29日(水曜日)
阪神・淡路大震災を振り返る
阪神・淡路大震災から25年。1月17日、県公館で秋篠宮さまご臨席のもと追悼式典が挙行されました。時が流れ、当時を知る人が減っています。私事で恐縮ですが、ここに私の体験を記しておきたいと思います。
当時私は、兵庫県庁で公的住宅の整備を担当する課長でした。震災により伊丹の自宅が全壊しましたが、翌日の早朝、自転車で県庁に向かいました。
その道中は凄まじい光景の連続でした。倒壊した家屋やビル、それら倒壊した建物の下敷きになった人の救出をする人々、ガス漏れの臭いがする立ち入り禁止区域など。こうした中を西宮・芦屋市を抜け、神戸の県庁に向かいました。中学、高校時代に通っていた母校の柔道場は遺体安置場になっていました。
やっとのことで県庁に到着し、それ以降は県庁で寝泊まりし、当時の貝原県知事のリーダーシップのもと、仮設住宅や復興住宅整備の陣頭指揮を執りました。
震災発生3日目、1月19日には仮設住宅の発注をし、翌20日には建設工事に着手。NHKテレビでその工事の様子を報じてもらい、避難所で過ごす住まいを失った被災者に、少しでも早く安心を届けるよう努めました。
2月2日には入居開始、3月31日に3万戸、そして8月17日に全4万8千300戸の仮設住宅の建設を完了し、その後、恒久的な復興住宅の整備に全力を傾注することになりました。
市長就任後は、震災の体験を踏まえ、危機管理室を新設するとともに、全学校園の耐震補強を実施しました。FM放送設備や河川監視モニターを備えた防災センターも整備しました。
また、2022年供用開始を目指す市役所新庁舎は、いざという時に防災拠点となるものです。市立伊丹病院の再編は常に市民の命を守る地域医療体制の整備が目的です。
あの時の体験が「安全・安心のまちづくり」を進める覚悟を決めたのだと振り返る25年目となりました。
≪2019年度 伊丹市総合防災訓練の様子 1月26日(日曜)≫
災害対策本部会議 (スポーツセンター 体育館)
1月1日(水曜日)
「未来につなげ、まちづくりのバトン」
新年、明けましておめでとうございます。市民の皆さまには、お健やかに2020年、令和の初春を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年、我が国はラグビーワールドカップで盛り上がり、大活躍した日本代表のスローガン、「ONE TEAM(ワンチーム)」が流行語大賞に選ばれました。多種多様な選手が一つにまとまることの重要性は、市民力による本市の共生のまちづくりにも通じるように思います。
そして今年は東京オリンピック・パラリンピックです。荒井祭里さんをはじめ、本市ゆかりの出場選手を応援しましょう。
また今年は、伊丹市が誕生し、80周年の節目の年でもあります。全国的な人口減少の中、本市は微増傾向を維持し、市制施行時、人口37,912人でしたが、昨年12月には、198,552人、過去最多となりました。伊丹を選び、住み続ける方や移り住む方が多い結果と受け止め、うれしく思います。
市政運営におきましては、安全安心のまちづくり、未来を担う人づくりを柱とし、新たに、地域医療の中核を担う市立伊丹病院の充実・再整備に着手するとともに、引き続き、防災拠点となる新庁舎の整備、待機児童対策や教育の質の向上などを推進してまいります。
そして今後、AIやロボット、5Gなどの技術革新が、我が国の社会のかたちや私たちの生活を劇的に変えていくことでしょう。本市でもこれらの動きに積極的に対応し、市民サービスの向上と行政事務の効率化を進めていきます。
一方で、先人から受け継いだ伊丹の豊かな歴史と文化については、これを大切に継承し、誰もが夢と希望を持ち、心豊かに暮らせるまちづくりに全力で取り組んでまいります。
本年が皆さまにとって、希望に満ちた幸多い年となりますよう心からお祈り申し上げます。
ケーブルテレビ番組 : 伊丹だより市長新春対談 https://youtu.be/NfO5wFqcgjQ
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更新日:2021年03月31日