特定外来生物「アルゼンチンアリ」の生息が確認されたことについて

更新日:2024年01月20日

アルゼンチンアリ

アルゼンチンアリ(撮影:長島 聖大)

アルゼンチンアリには毒性がなく、噛まれても人体・健康に直接的な影響はありません。また、他のアリと同様に市販の薬剤などで駆除できます。

一方で、本種は強い繁殖力を持ち、定着した地域では屋内に侵入して行列をつくる・食品に群がるなど、日常生活に支障をきたします。また、在来のアリを駆逐するなど、生態系に大きな影響を与える可能性があります。

アルゼンチンアリの特徴・見分け方などは、次のリーフレット等をご参照ください。

伊丹市の状況(2024年1月19日時点)

2021年12月、伊丹市昆虫館および同食草用圃場(桑津3丁目)にて、特定外来生物であるアルゼンチンアリが発見されました。その後の調査では、これまでに大阪国際空港の敷地の一部や伊丹スカイパーク、西桑津公園を含む一部市域において生息が確認されています。

アルゼンチンアリの生息確認以降、市では、国立環境研究所や兵庫県立人と自然の博物館の助言・指導の下、兵庫県、空港事業者、地元自治会等関係機関と連携し、分布状況の詳しい調査の実施や、ベイト型殺虫剤等による防除を進めています。その結果、伊丹市昆虫館など一部区域においては根絶を確認しています。

今後も引き続き、市は関係諸機関と連携のうえ、アルゼンチンアリの防除に努めていく予定です。

アルゼンチンアリを見つけたら

  • 本種は外来生物法に基づき「特定外来生物」に指定されているため、飼育・保管はもちろん、生きたままでの運搬等も禁止されています。
    これらの行為をしないとともに、本種が確認された場所やその周辺で、本種を運ぶ可能性がある作業(荷物の運搬や草木の移動など)を行う際は、生きた個体がついていないことを十分確認してから行ってください。
  • アルゼンチンアリの被害が発生した際は、市販の殺虫剤などで防除することができます。アリの通り道などにベイト型殺虫剤(餌状の殺虫剤)をしかけたり、巣と思われる場所に殺虫剤を噴霧する方法が効果的です。

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