調理家電は正しい使用方法で使用しましょう

更新日:2022年05月25日

新型コロナウイルスの影響でおうち時間が長くなったことにより、調理家電による火災が増えているのをご存じですか?
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の発表によると、家庭内で料理や飲食を行う機会が増えたことにより、電子レンジやオーブントースターなどの身近な調理家電による発煙や発火の事故がコロナ渦前よりも増加しており、その主な原因は使用方法の誤りや清掃不足によるものが大半をしめています。
電子レンジで特に多いのは、冷凍食品などの食品を温める際に加熱しすぎによる火災が多く、肉まんを必要以上に長い時間加熱したため、炭化し発火した事例などが報告されています。
今回、庫内の清掃が不十分なオーブントースターによる燃焼実験では、約6分で食パンが発火しました。
 

【調理家電による火災事故対策】

1 取扱説明書に記載されている調理方法に適したモードとタイマーで使用する。
2 正しい加熱方法と時間で使用する。
3 庫内を定期的に清掃して食品カスなどが付着していない状態にする。
 

【庫内で発火したときの対応】

1 ドアを閉めたままの状態で運転を停止し、電源コードのプラグをコンセントから抜く。
2 周りの燃えやすい物を遠ざけて、水を用意する。
3 しばらく様子を見て庫内の炎が小さくなっていくのを待つ。炎が消えない場合はゆっくりと扉を開けて消火する。

(注意)庫内で火が出たときに慌てて扉を開けると、庫内に一気に空気が入って炎の勢いが強くなります。しばらくすると庫内の酸素が無くなって炎が小さくなってきますので、慌てずに消火できる準備を整えましょう。

万が一、火災になった場合は、119番通報をしてください。
 

 


 

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