伊丹市消防局 職場・仕事まるわかりQ&A
ようこそ、伊丹市消防局のQ&Aページへ!
「消防士の仕事ってどんな感じなんだろう?」「伊丹市消防局ってどんな職場?」
きっと、このページを開いてくださったあなたは、そんな疑問や期待をお持ちのことと思います。
私たち伊丹市消防局の職員は、地域の安全・安心を守るため、日夜、火災、救急、救助といった様々な現場で活動しています。しかし、テレビやニュースだけでは伝わらない、実際の仕事内容や職場の雰囲気など、あなたが抱えるであろう疑問に、できる限り具体的にお答えしていきます。(随時更新)

1 仕事内容全般について
Q消防の仕事には具体的にどのような種類がありますか?
A以下のような業務があります。
・消火業務 :火災現場の消火活動及び鎮火後の火災原因調査を主な任務としています。災害現場以外では市民の方々に対し自衛消防訓練や救命講習などの指導を行います。
・救助業務 :火災、交通事故、特殊災害などの様々な災害現場から傷病者を救出する活動を主な任務としています。あらゆる局面を想定しどのような事態においても安全・確実・迅速に救助すべく訓練を行います。
・救急業務 :急病人や交通事故及び災害によるけが人などを応急処置を施しながら症状に応じた病院等に搬送する活動を主な任務としています。
心臓や呼吸が停止した一刻を争う傷病者を救命するため救急救命士が医師と連絡を取りながら救命処置を行います。
・予防業務 :安全な建物づくりのため建物の設計段階から消防法令等に適合しているか確認し、指導・検査を重ね防火安全対策に努めることを主としています。
・管制業務 :119番通報による火災の通報や救急出動の要請などを受信し、必要な部隊を現場に出動させることを主な任務としています。
・その他業務:消防活動に必要な装備の購入やイベント企画など、事務仕事もあります。
Q女性消防吏員の活躍の場は広がっていますか?具体的な職務内容や配慮について教えてください。
A200人規模の組織で10名の女性職員が勤務しており、救急業務、予防業務、総務事務、災害現場指揮、通信指令業務など、現在まで様々な業務に配置され活躍しています。
また、女性職員が配置されている部署には、女性専用の仮眠室等の生活設備が設置されており、他の市職員と同様、休暇・休業制度も充実しております。
体力面での不安があるかもしれませんが、日々の訓練やチームでの協力体制により、十分に力を発揮できます。女性ならではの視点や細やかな気配りが、現場で役立つことも少なくありません。
2 勤務体制・職場環境について
Q勤務体制はどのようになっていますか?
A配属先により、隔日勤務(24時間2交代制の交代制勤務)と毎日勤務(平日9時00分~17時30分)となっています。全職員のうち、8割弱の職員が隔日勤務者です。
Q一日の業務の流れについて教えてください。
A交代制勤務の一例(2交代制)
【午前9時00分】
勤務開始、前の当直隊からの引継ぎ、点呼、車両・資機材の点検、無線テスト
【午前中】
訓練、事務処理、市民指導、水利調査等
【12時00分~12時45分】
昼食・休憩
【午後】
午前に引き続き訓練や業務
【18時00分~18時45分】
夕食・休憩
【18時45分~22時00分】
事務処理等(この間、交代で入浴)
【22時00分~7時00分】
仮眠(うち2時間は夜間受付勤務等)
【7時00分~9時00分】
庁内清掃、事務処理、業務引継ぎ⇒勤務終了
※ この間、いつ出動指令が入っても、すぐに現場に駆け付けられるよう常に準備しています。
Q休憩や仮眠はどのようにとられていますか?
A災害対応のため基本的に勤務時間中は自由に外出できないので、各署所に休憩室があり、隔日勤務者にはそれぞれに仮眠ベッドが割り当てられています。
Q職場内の人間関係はどのような雰囲気ですか?
A職員の平均年齢が38.5歳と若く、年齢が近いため話しやすい雰囲気であり、活発なコミュニケーションが行われています。
Qハラスメント対策はどのように行われていますか?
A消防局にハラスメント相談窓口を設置し、相談内容に応じて適切に対処する仕組みを整えております。同様に、市長部局や県、国(総務省消防庁)にも相談窓口が開設されており、職員が利用可能となっています。
Q福利厚生について教えてください。(各種手当、休暇制度、健康管理など)
A通勤手当、期末勤勉手当、住居手当、超過勤務手当が他の市職員と同様に支給されるほか、出動手当、緊急特殊車両操作手当などがあります。休暇についても他の市職員と同様に年次有給休暇が年20日付与され、結婚休暇、忌引休暇、リフレッシュ休暇等の特別休暇が取得可能です。
健康福祉事業として、一定年齢以上の職員の人間ドック費用を助成するほか、医薬品の斡旋等も実施しています。
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Q独身寮や社宅はありますか?
Aありません。ただし、賃貸の場合は市の規定で定める額の住居手当が支給されています。
Q転居を伴う異動はありますか?
A基本的に伊丹市内での勤務となりますので、異動に伴って転居が必要になることはありません。
Q育児休暇の取得実績はありますか?
令和6年度中に出産・育児に関連した特別休暇を取得した職員は取得可能となった職員の100%で、そのうち育児休業を取得した職員は75%でした。
3 教育・研修・キャリアアップについて
Q採用後の新人研修はどのような内容ですか?
A4月上旬から9月下旬までの約半年間、兵庫県消防学校(三木市)で全寮制の初任教育に入校し、消防士としての基礎を身に付けていただきます。10月からは原則消防署への配置となりますが、各所属において研修期間(OJT:オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を通じて、消防士として必要な知識と技能を習得していただきます。
Q専門知識や技術を習得するための研修制度はありますか?
A消防学校で開催される専門的な専科教育への派遣や各種団体が開催する研修会への公募制度や、伊丹市職員を対象とした自己啓発研修(公務外で自発的に参加する研修)の助成制度があります。
Qキャリアアップの機会はありますか?(昇任、専門分野への進出など)
A勤続年数に応じて、昇任資格試験を受験し、合格することで昇任資格を得ることができます。また、指導救命士や火災調査の指導調査員、予防技術資格者など、高度な専門知識を備えた職員を認定する制度があります。
4 体力・健康について
Q消防士に必要な体力はどの程度ですか?
A配属先によって様々であり、一概には言えませんが、少なくとも重さ20kg以上の個人装備を装備して現場活動を行う体力が要求されます。採用後派遣される兵庫県消防学校での初任教育で体力錬成が図られ、現場配属後も勤務中に所定の時間に体力錬成(トレーニング)を実施することで体力維持を図っています。
Q健康診断やメンタルヘルスケアの体制はありますか?
A隔日勤務者は年2回の健康診断を受診するほか、ストレスチェック検査を実施し、心身の不調の早期発見・対策に努めています。また、市職員のためのカウンセリング体制が整備されており、必要に応じて専門家への相談も可能です。
Q万が一、職務中に負傷した場合の補償制度はありますか?
A職務中または通勤中に負傷した場合の補償制度は、地方公務員災害補償制度に基づき、地方公務員災害補償基金から補償が行われます。
5 伊丹市消防局ならではの特徴について
Q伊丹市ってどんなところ?
A山や海がなく、住宅地がほとんどですが、のどかで過ごしやすいです。大型商業施設が多く、阪急電車、JRの駅がそれぞれ複数あり、便利な都市でもあります。また、伊丹市には空港があるので伊丹空港に係る訓練等もあり、他市では経験できないようなこともあります。
Q伊丹市消防局の魅力
A職員定数222名、全員と顔の見える関係を築きやすいです。コンパクトな市域で地理を把握しやすく、管轄範囲が狭いということで災害発生してから現場到着するまでの時間が短く、市民を危険から守ることができる可能性が高くなります。
平均年齢が若く、向上心のある職員が多いため、若手職員の前向きな取り組みが組織全体を動かすことも少なくありません。
この記事に関するお問い合わせ先
〒664-0881伊丹市昆陽1-1-1
電話番号072-783-0122
更新日:2025年06月30日