2025年度 第60回伊丹市展 入賞・入選作品

更新日:2025年10月16日

洋画・日本画の部

洋画・日本画の部の第60回記念賞作品画像
洋画・日本画の部 山田毅 審査員 

山田 毅 審査員
審査を終えて、「昨年の出品作品に比べると、全体的にレベルが高くなった。しかし、皆が驚くような突出した作品が少ないな」というのが審査員全員の第一声でした。
来年も個性豊かな作品に出会えます事を楽しみにしています。

写真の部

写真の部の伊丹賞作品画像
写真の部 垣村早苗 審査員

本年度は昨年より応募数が増えたという事で、応募者が熱心に取り組まれたことを喜ばしく感じました。全体を見せていただきますと、撮影者の意図する主題が顕著にわかる作品が、やはり上位に選ばれています。
構図の良さ、光を上手く捉えた作品、的確な露出でメリハリのある作品は、見るものを魅了します。
デジタル時代になり、AI技術も限度がありませんが、写真の限界を超えるようでは、他ジャンルとなります。そういう作品が少なかった事はいい傾向だと思います。
気になりました事は、発表済みに似た作品、主役にピントが来ていない、いい内容であっても平面的な作品があったことです。これは印象の薄いものとなります。
時代の変遷で表現媒体も変化する中、展示発表する文化が益々発展することを願ってやみません。

書の部

書の部の伊丹賞作品画像
書の部 谷野成子 審査員 

昨年より出品点数が増え、各ジャンルからの作品が並び、変化と彩りのある展覧会になりました。
各部門の作品を共通して大切なことは基礎的な力です。日頃の勉強の積み重ね、創作には臨書による基礎力が物を言います。そして、美しいものを常に観たり、聴いたり、触れたりして感性を養うことも大切です。
書作品は文字の持つ構築性、流動性、筆脈などが奏でる美しさが魅力です。来年もまた研鑽を重ねられた多数の作品を期待しています。

デザイン・立体造形・工芸の部

デザイン・立体造形・工芸の部の伊丹賞作品画像
デザイン・立体造形・工芸の部 藤本貴洋 審査員 

今年度は19点の出品がありました。昨年度より工芸部門の陶器の作品が多く見られました。受賞された作品は各々作品として存在感のある秀作ぞろいだったと思います。また、入選された作品の中にも光るものがありました。また来年度の出品も楽しみにしています。

出品・入選状況

   洋画・日本画 写真 デザイン・立体造形・工芸 合計
出品点数 50 110 24 19 203
入選点数 40 78 18 14 150

入選目録