熱中症にご注意を!!

更新日:2023年08月04日

熱中症とは

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことを指します。

重症度別で次の3段階に分けられます。

1.現場での応急処置で対応できる軽症
  • 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)
  • 筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)
  • 大量の発汗

2.病院への搬送を必要とする中等症
  • 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
3度.入院して集中治療の必要性のある重症
  • 意識障害、けいれん、手足の運動障害
  • 高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)

 

 

熱中症予防のために

1.こまめ水分補給をしましょう

人間は軽い脱水症状の時では、のどの渇きを感じません。そのため、こまめな水分補給を心がけ、のどが渇く前から水分・塩分を補給し、熱中症を予防しましょう。
特に高齢者、障害児・障害者の場合、のどの渇きを感じなくても、こまめな水分補給を心がけましょう。

2.暑さを避けましょう

屋内では、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンを利用する等部屋の温度を調整しましょう。
屋外では、日傘や帽子を着用し日陰を選んで歩くなど、直射日光を遮るとともに、通気性や吸水性のよい衣服を選び、襟元を締めすぎないよう、快適な服装を心がけましょう。

3.日頃から体調管理を心がけましょう

熱中症はその日の体調が大きく影響します。寝不足、食事を抜いた状態での運動は避けましょう。また、日頃から適度な運動をし、汗をかく習慣を身に着けておくことで暑熱順化(暑さに身体が適応した状態)が進みます。ただし、その際は無理のない範囲で実施してください。

熱中症が起こりやすい場所

熱中症といえば、炎天下に長時間いた、真夏の暑いなか運動をしていたといったケースを想像するかもしれません。しかし、実際はこうした典型的な場面ばかりではありません。実は、梅雨の合間に突然気温が上がったなど、身体が暑さになれていない時期にかかりやすい病気でもあります。

具体的には、次のような環境では注意が必要です。

  • 気温が高い、湿度が高い
  • 風が弱い、日差しが強い
  • 照り返しが強い
  • 急に暑くなった

意外なところでは、気温が低い日でも湿度が高いと熱中症にかかりやすくなります。

また、家の中でじっとしていても室温や湿度の高さから熱中症にかかることもあり、救急要請時の発生場所では、住宅等居住施設が全体の37%を占め最も多く、次いで道路・交通施設が25%を占めています。最近ではこの様な室内型熱中症が注目されています。

熱中症が疑われるときは

暑熱環境下で、めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、返事がおかしい、けいれん、からだが暑いなどの体調不良があるときは下記の対応を行いましょう。

  • 涼しい場所に移動し、安静にする。
  • 衣服をゆるめ、からだを冷やす。(特に首のまわり、脇の下、足の付け根など)
  • 水分・塩分、経口補水液などを補給する。
  • 意識がない場合、自力で水分補給ができない場合、水分・塩分を補給しても症状がよくならない場合は、すぐに救急車を呼んでください

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