第5回総合教育センター(令和3年(2021年)11月20日(日曜日)午後)

更新日:2021年12月27日

参加者からの主な意見

地域と教員の連携について

・コミュニティ・スクールやPTA活動にしても、学校教員ともう少し密に連携するにはどうしていけばよいか。他の学校も踏まえ教えていただきたい。

・学校運営協議会について。どういうことを協力していただくと学校としても有難いかについて昨年度教員と話し合う機会を作った。教員から出た意見の一つだが、畑のつくり方や作物の育て方を地域の農業を営まれている方々に来てもらい教えていただいた。

・回覧板は組長さんが出すが、物言わずにほとんどの人が玄関先に置いていくだけ。一割くらいの若い方の意見として回覧板を回すのが苦痛だと。一所懸命に社会性を育てるためにやっているにも関わらず何か反対の方向に走っているのではないかと。学校にもしんどいと思うがもっと頑張ってもらいたいということを感じている。

・小学校の子どもたちは挨拶をしないという地域の声がある。学校を上げて、それから地域と連携して挨拶運動を展開することが多くなってきた。

・年がいきやめるのは仕方ないが、自分の子どもが小学校を卒業すると町内会をやめる親がものすごく多い。自分のことだけ一所懸命。一番大きな問題。子どもが地域と一緒に成長していったらいいなと思いつつやっているが非常に残念に思う。せめて小学校、中学校までは子どもたちのためにPTAも頑張ってくれたら嬉しい。

・働き方改革について時間外勤務の縮小が一つの狙いのように言われているが、本来は教職員がやりがいをもって働ける状況を作っていく。できるだけ教員の本務ではない仕事をスリム化して、子どもの成長に関わる時間を増やしていくというのが一つの目的。

不登校について

・不登校の原因にもあった親世代の多様性。例えば感染リスクを恐れて無理に学校に行かさないなど。学校が終わったらそのまま校門の横に車をつけて送迎をする。道が非常に狭くて危ないがそういうことを気にしない方も中にいる。学校の教育にやはりもう少し熱心に、例えばルールをもうすこし守るなどそういうことをしていく必要があるのではないか。

・私も昭和生まれの人間なので、学校には絶対行くべき、勉強はするべき、高校には行くべき、できれば大学にも行くべきと思っていたが、本人がどうしても学校に行くのが嫌であればそれを認めないといけないのかなと思って今話をしている最中。それがいいのか、ずっと言い続けた方がいいのか迷っているところ。

子どもの個性について

・今の20代の方というのはもう考え方が変わっている。スーツを着て、大企業に入りたいとは思わないと言う。僕は自分のやりたいことをやりたい。クリエイティブな仕事がしたいと言う。認めてあげることが大事。答えが私にも見えないが、その子らしさを大事にしてあげないといけないと感じる。

・おそらく学び方の個性は子どもによって違う。平均に合わせるとどうしてもフィットしない子どもが出てくる。学校も学びの個別最適化をしっかり考えている。文科省の会議録などを見ていても学びの個別最適化にどの会議も最後は収束している。

地域ボランティアについて

・今私の住んでいる地域では、会館で児童を預かってくれたり、宿題を持っていったら地域の方が見てくれたり、大学生のボランティアの方が遊んでくれたりしている。この間それにうちの子どもが行ってすごく楽しかったようだ。ボランティアの方や地域の方がすごい大変だと思うが、色々なところであったらいいなと感じた。親に言えない悩みとかを言えるところがあったらいいなと感じる。

・今はそれほど不都合を感じなくても、地域にとっても学校にとってもこれから子どもの数が減ってきて、地域も高齢化が進んできたときにウィンウィンの関係を作っていこうと思えば、この組織を充実させることが絶対不可欠。

育ってほしい子ども像について

・自分の子どもが引っ込み思案なので積極的な子どもになってほしい。自主的に取り組んでいけば身に付くと思うので、やれと言われても身にはつかない。

・いろんな環境に対応できる子ども。いろんな環境が変わってきている中で、学校の教育もICTの活用等ターニングポイントになっているように思う。そういったことに対応できる子どもになってほしい。

・幼稚園では多くの人と接する、何事にも興味を持てる子どもに育ってほしい。小学校には社会を見ることができる力、根気強く自分自身に自信を持てる子ども。中学校には何か目標を持てる子どもに育ってほしいと願う。

・昔と比べると生きにくい世の中になっているように感じる。自由さない。縛られたイメージ。自分の周りになぜと好奇心を持って解決できる子どもになってほしい。

・今の若い子たちは頭がいい。ペーパーテストはできるが、対話力がない。辛抱が無い。社会に出たら、バイタリティ、対話力が必要。個人でシステム構築をするようになると対話力が必要ないと言われるが、平面だけの勉強だけでなく、どのように生き残っていくのか。

自尊感情の育成について

・自信をつけさせてあげたい。自信を持てる子どもに育てたい。小さい頃から成功体験を積み重ねていくことが大事なのかな。親の役目であるのかなとも感じる。大人になって社会で生きていく中でコミュニケーション能力が大切。チームワークや他の人と協力して行うこともあるので協調性、コミュニケーション能力をつけてあげたい。

・成功体験は大事だけど、そのためには興味を持たないといけない。まずは、小さい時からいろんな人と交わり、興味を持ったことを続けられるようになり、その中で成功体験を感じられることが出てくるように。

・褒めてあげることから自信を持つことが必要。簡単な事でもいいと思っている。

・褒めることはとても大事だと思う。大人たちがポジティブな声をかけていかないといけない。色々なトラブルがあっても最後に解決できるような道筋を立てていけるように。

学校への相談について

・保護者も学校の先生に相談しない。学校の先生に相談するとモンスターだと思われると思っている。校長先生からも学校だより等に相談してもいいですよと頻繁に掲載していただいている。

・そういうところから声を拾ってあげないといけない保護者さんもたくさんいるのではないだろうか思う。

・父親から見ればふざけた程度の子どものいたずらだけど、母親はいじめにつながると感じてすぐに先生に言う。すると先生がすぐに対応してくださって、今ではその子と仲良くしている。すぐに相談することは大切だなと感じる。

・登下校中など学校では見えていない、気が付けない部分はたくさんあるので、是非とも言ってほしい。その際に一緒に解決していきたい。

・PTAの方から相談してくださいって学校だよりに書いてくださいと言われて書いたところ、保護者の方から「ありがとう」という言葉が返ってきた。こっちは当たり前と思っていたので驚いたのと同時に、どうしようかなと足踏みしている保護者がいることに気が付けた。

・学校通信等、学校からの発信はあるが、保護者からするとどう相談するといいのか。メールなのか連絡帳なのかと思ってしまう。

・保護者からすると教頭先生に電話することは非常にハードルが高い。スクールカウンセラーなどの制度も知らないことがたくさんある。

Aグループ

Aグループでは、学校と地域の連携について話をしました。

Bグループ

Bグループでは、育ってほしい子ども像やつけて欲しい力について話しました。