第4回総合教育センター(令和3年(2021年)11月20日(日曜日)午前)

更新日:2021年12月10日

参加者からの主な意見

校種間の連携について

・子どもたちが遊びを通して、自分の好きなことを見つけられるということを大事にしたい。その中で色々な人と関わり、もっと楽しくしたいという気持ちがのちに小学校に上がったときの学びの基盤となっていくと思っている。

・幼少連携について。1学期は難しかったが、2学期になってから主に1年生で、幼稚園が小学校の運動会の予行を見せてもらったり、5歳と1年生がいわゆる体育の授業を一緒に行ったりなどしている。

・つい先日小学校の5年生と中学校の1年生とでズームで小中交流会を実施した。中学生が司会をして中学校生活の様子を伝えたり、小学生の質問に答えたりという取組を行った。

・ベースは地域だと思っている。そのベースのもとでできるだけ幼稚園、小学校、中学校がうまくつながるようなかたち。こちらはつながっているがこちらはつながっていないと感じる部分をどうにかできないかと思うが、難しいのだろうとは思う。

コロナ禍の学校園生活について

・コロナ禍の中でも園の先生方が色々なアイデアを出してくださって、今年は様々行事ができた。去年の大変な時期と比べて、内容がすごく濃かったなという印象がある。

・先生の負担について。玩具一つひとつの消毒作業が非常に負担であった。今は日常の作業の中に組み込まれて慣れてきているが、本来なら事務に当てられてきた時間が奪われている部分はある。

・学びを止めない。感染症対策などの制約はあるけども、それに代わるような方法で何かできないかということを考えないといけない。

学校園と地域の関わり合いについて

・結論から言うと自主的に動けていないというところ。すずはら幼稚園の頃はこんなことしてはどうかと我々も積極的に提案して動けていた。今はこちらとしては何も動けないという状況。幼稚園とこども園では環境も人数も全然違う。我々がまず中に入らないことには前に進められないと思っている。

・本園は地域との結びつきもとても強い所なので、いつも橋渡しをしてくださっている。地域の方に来ていただけないときでも、会長さんが困ってないかと声をかけてくださりとても心強い。

・朝の旗当番で立ってくださっている地域の方を、子どもはお金をもらって仕事で立っていると思っていた。地域の方が通学路に立ってくれている背景を子どもはわかっていなかった。

管理職の人事異動について

・管理職2人同時にかわると、学校全体の士気が一時的に下がってしまう。その下の先生方も結構不安になるところはあるのでないか。前の方と100%引継ぎができているのかときくとやはり100ではない。新しい校長先生も素晴らしいリーダーシップをお持ちで今学校内がすごくいい感じだが、春先はすごくバタバタされていた。

・人事異動の基本方針というのを立てている。今回はレアケース。ベストではないがベターな選択をさせていただいた。原則、方針どおりでいっているが、これから校長の退職者がどんどん増えてくる。前もって見越して異動は行っているがどうしても方針どおりにいかない可能性もある。学校が麻痺することにならないように常に頭に置きながらやっていきたい。

幼児教育について

・遊びというものが幼児教育の大事な部分を占めている。遊びの意味を理解できていない方が多い。ただ遊んでいるだけでは絶対にない。遊びのなかに、協働性や相手への思いやり、主体性、創意工夫などいっぱいある。幼児教育の専門家は分かっているが、小学校の先生にはまだまだ理解されていないと思う。読み書き、そろばんだけはなくて、そのような意欲や好奇心というものを遊びを通して育てる。そういうことが将来のエンジンになる。幼小の交流といったときにまずお互いの文化とか狙いを交流しないといけない。そういったつながりをずっと続けていけば、主体性を持った子どもが育っていき伊丹の将来が明るくなると思う。

挨拶について

・挨拶運動で朝校門のところに立つのだが、大きな声で挨拶をすることはハードルが高いのだと思う。誰かが言えば、つられてみんなが言うようになる。心で思っていても声が出せない子がいる。それが恥ずかしくない状況を作る。

・中学校の部活を見に行くと中学校の子どもたちはすごく挨拶をする。先輩が来る人に挨拶をする姿を見ているので後輩も恥ずかしくないことだと感じている。一回できて慣れると、ハードルが低くなってくる。

・児童館職員が挨拶をすると、大人から挨拶が返ってきて、それを見て子どもも挨拶をするものだと思って同じように挨拶をする。子どもだけで進んですることは珍しい。

・挨拶については、挨拶は子どもたちが社会に出て、先輩、同僚と関わる最初のコミュニケーションツールだと思う。第一は保護者の責務かなと思う。学校ではシステム作りをして挨拶について指導はしている。

・挨拶ができる子はやっぱりできるなと感じる。挨拶ができることが出来る子につながってくる。他のことができても挨拶ができないと人間として意味がない。

・挨拶を返してもらえると心地良いと思えることを積み重ねていきたいと思う。

・保護者の方が行事のお手伝いをしてくださったときなどに、お礼を言う場を作ったりすることも大切。毎日の生活の中で自然と身に付くように積み重ねていく。

・あいさつはまず大人がきちんとする。人と人が対面した時に挨拶から始まり、会話が進んでいく入り口となる。核家族化、少子化等色々な理由があるのだろうが。

Aグループ

Aグループでは、地域の学校への関わり方について話をしました。

Bグループ

Bグループでは、挨拶を通して育ってほしい子ども像について話しました。