第3回スワンホール(令和3年(2021年)10月10日(日曜日)午後)

更新日:2021年11月10日

参加者からの主な意見

学力について

・国語力をつけるために何が必要か校内で考えて進めている。今年度からことば科という教科がなくなったので、それを総合的な学習の時間に戻してしまうのではなく、独自でことばの学習ということで時間割に組み込んでいる。

・学力テストを先生方に実際に解いてもらうことで、自校の正答率が低かった問題など、今の傾向について知ってもらっている。

コロナ禍での学校行事について

・小中学校ともに5月に宿泊行事が予定されていたが延期。9月の緊急事態宣言延長に伴い、10月から11月に再延期となった。修学旅行は泊を伴って実施できた学校と、受け入れ側の状況によっては、日帰りで実施したところもある。

・体育大会は中学校が9月末に予定していたが、緊急事態宣言延長で中止。各校で平日に体育の授業の一環として実施する。就学前、小学校は10月に実施しているところは、観覧する保護者を学年ごとに区切るなど工夫をして実施。

・体育大会の練習が始まると子どもたちが楽しみにしているのがよく分かる。学校に来るのが早くなった。学校行事の大切さを痛感している。

・中学校の文化祭も10月末に合唱もあるので簡略化して実施する。

・昨年は広島に修学旅行に行けなかったので、バーチャル修学旅行を学校で実施した。実行委員会、しおり等は普段の修学旅行と同様に進め、広島焼の宅配をお店に依頼し、もみじ饅頭、小さいしゃもじのお土産、宮島の大鳥居を体育館のスクリーンに映して記念写真を撮った。保護者からも行かせてあげたかったけど、子どもたちはとても満足していたという声をいただいた。

・生徒会役員の感想に、「行事を成功させるために、裏でこれだけたくさんの人が関わってくれていたことがわかった。みんなが何とか成功させよう、実施させてあげようとして動いてくれていることを知った。コロナ禍でもこれだけのことをやってくれていることに感謝したい」とあった。この経験をきっと子どもたちは大人になったときに活かしてくれるだろうと思う。

コロナ禍での地域行事等について

・地域の担い手がどんどん減ってきている。PTA会長を辞められた方などになるべくコミュニティの事務局に入っていただいている。コミュニティ・スクールでも地域の力と言われているが、果たしてどこまでいけるのかと。ボランティア活動について、管理職の方はよく参加されるが、現場の先生方がもっと積極的に参加してくれればと思うところがある。

・うちの地域は先生方がとても協力的。とてもざっくばらんにお話をしてくださるし、義務感でしているという感じはしない。

・地域の行事ではあるが、これまで毎年小学校の校庭で餅つき大会を行っていた。しかしコロナで昨年、今年と中止にした。そこで児童の思い出作りに別のイベントを行い楽しんでもらうことができた。今年度も企画し、地域は動いている。

・地域の活動と学校教育の根本的に違うことは、地域の活動はやめられるものもあるが、学校教育はやめることができない。行事も限られた状況の中で精いっぱい行ってきた。結果的には100%のものでなくても一致団結して前に進めてきてくれた。

・今回中止する中でマンネリ化していた行事をやめることができ、見直すことが出来た。前向きに考えそういう風に捉えていきたい

・地域の行事で毎年、各小学校で盆踊りをやっていたのが、コロナで実施されなくなった。しかし盆踊りを無くしたくなかったので、こども園でプチ盆踊り大会をできないか提案したらすぐに実施していただけた。子どもたちだけの参加であったが、体験できたことがありがたかった。

夏休みの自由プールについて

・PTAとしてはずっと悩みの種であり現実問題運営が難しい。

・監視員が必要になってきているのは非常によく分かるが、学校が手配するとなったときにやはり人材の確保がネックになってくる。市から協力が得られるのであれば是非とも実施したいと思っている。
 

学校運営協議会について

・コミュニティ・スクールの委員さんから先生との交流もしたいと聞いていたので、何度か予定したがコロナの影響でここまで実現せず。3学期早々に実施をすることを予定している。

ICT活用の推進について

・保護者に向けての発信はホームページなどを活用するだけではなくて、電子黒板等の機器で活動の様子を撮影した写真を表示し、いつでも保護者に見ていただけるようにしている。遊んでいる様子だけではなくて、何を学んでいるかについて発信する活用の仕方も検討している。

・保護者によってはICTが得意ではない方もまだまだおられると思う。そのあたり学校、教育委員会にカバーしていただかないとかなりの格差が生まれてくるのではと心配している。

・ICTの活用について。子どもたちの使っている様子を見ると操作は抜群。ただ、機械的に答えているだけで、問われている中身や、それに対してどのような答えをすべきかということを深く考えていないようにも思える。

・土曜学習に初めから関わらせていただいている。子どもたちはこんなこと聞きたい、こんなこと知りたいと思って来ていると思うが、なかなか自発的に質問ができない。

・子どもたちはタブレット端末を重い思いをして毎日持って帰ってきているけれど、決まった使い方ができていないと感じる。

・これだけ世の中がデジタル化となってきて、はたして学校の先生と保護者がどれだけ学んでいるか。先生や保護者が使い方などを学ばないと子どもにはなかなか伝播しない。

・タブレットによるオンライン授業が浸透することで学校に行かなくてもいいわとならないか心配。

・不登校傾向の児童等に授業配信を始めていると、クラスの児童や先生が話しかけてくれることで、子どもも保護者も喜んでいた。しかし不登校傾向だった児童がより来にくくなった現実はある。今までは何とか学校に行きなさいと言ってくれていたが、なかなかそういう気持ちに親子ともなりにくくなってきている。便利な道具だが、どのように対応していくか学校現場で考えていかないといけない。

Aグループ

Aグループでは、地域と学校の関わりについて、様々なご意見を伺いました。

Bグループ

Bグループでは、不登校とICTの活用についてみなさんのお考えを伺いました。