第2回スワンホール(令和3年(2021年)10月10日(日曜日)午前)

更新日:2021年10月21日

参加者からの主な意見

地域の担い手について

・見守り隊員が高齢化してきている。見守りをすることで私たちも子どもたちから元気をもらい、規則正しい生活ができる面もあるが、90歳近くになっても続けておられる方もあり、そろそろ限界だなとも感じている。

・老人会が主体となって見守り隊をしているが高齢化してきており、協力をしてくださる方を探しながらぎりぎりの状態でやっている。

働き方改革・学校行事について

・毎朝校長先生が門のところに立って元気よく挨拶をしてくださっているのが印象的。下校時刻のメールや小学校のブログも毎日丁寧に配信されていて、行事ごとがないなかでとても有難い。

・行事ごとや保護者の集まりがなくなってしまったのを機に、行事ごと自体を考えなおしてみてはという意見がある。一方で、我が子の仲のいい友達や、保護者同士の顔が分からなくなってしまうという声もある。土曜チャレンジということで毎月、学校運営協議会の方が色々考えてやってくださっている。ボランティアも募るが共働きの方も多いので参加してくださるのは大体同じ方になってしまうが、試行錯誤してやっているところ。

・業務改善というのは効率性を重んじるだけではなくて基本は創造性。そこを勘違いしていると、ただやめたらいいのではという意見になってしまう。やめる代わりに何かいい知恵がないか。ここだと思う。

・コロナの影響で事業を中止・延期することも多かったと思う。今後は、事業をなくしても大きな影響がなかったものをピックアップしてスクラップすることも大事。

不登校について

・不登校が増えている。先生だけではなくスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、不登校指導員などと連携をとりながら対応していく。不登校生徒が100人いたら100通りの状況があると思うので、対話を続けていき、段階的にでも前に進められるよう努力をして不登校を減らしたいと思う。

学力向上に向けて学校・家庭の取組について

・SNSをする時間が長くなってきた。どうコントロールするのか。SNSは小学校の低学年まで広がっている。

・小学校のブログがよく更新されているのはすごくいいと思う。親にとって学校のことが分かるので、子どもが帰ってきたときに話題ができる。そういった会話をしているとそれこそSNSをしている暇がなくなる。

・学習状況調査結果のところで、「自分には、良いところがあると思いますか」のところで、小学校が全国平均を下回って、中学校が全国平均を上回っている状態だと思うが、どういった要因からなのだろうか。自分の子どもにもできる限り「よくできたね」と褒めるようにしている。

・小学校から中学校に上がって、今まで毎日連絡帳で宿題を確認・チェックしていたことが、どんな課題が出ていて、何をしているのか全く知らない。その状況で家庭は何をすればいいのか疑問に思っている。

・上級生が下級生に勉強を教えることをしている。毎週水曜日30分取り組んでいる。二つ目は土曜学習。10名前後のスタッフが来てくれているので、生徒二人に一人ぐらいスタッフが付いている。三つめはICTの活用。ほぼ全クラスで全授業活用をしている。しかしいかに質を上げていくかが今後の課題である。

・習熟度学習、チームティーチングできめ細かやかな学習に取り組んでいる。数学と英語で取り組んでいる。家庭学習を週末課題等で必ず出すようにしている。タブレットを文房具として使えるように。知識を学ぶ学習から課題を見つける学習に変換し、広い意味での学力の定着に取り組んでいっている。

・基本的なところに立ち戻り、めあて、ふりかえりがきちんとある授業に立ち返っている。

・学力調査をもとに職員研修を行っている。子どもの姿勢、学習態度が気になったので学校全体で取組、学校だよりにも掲載している。話の聞き方にも取り組んでいる。

・新聞を読んでいないという話があったが、新聞を取っていない家庭が増えている。家庭・教員もそういう状況でどうやって子どもに新聞を読ませるのか。ICTが入ってきてすぐにネットで検索できる時代。読書ならともかく、どのようにして新聞を読ませればいいのか。

・ICTもやり新聞もやりとなると、時間内にはまりきらなくなる。やることが求められすぎて多くなりすぎている。学校の中だけでまかないきれなくなってきている。

ICTの活用について

・全ての授業をズームで配信をしている中学校があると聞いた。オンライン授業の導入状況は。

・不登校に対して日常的な配信はしていないが、学級閉鎖となったクラスについてはただちにオンラインによる授業配信を行った。

・2学期からSchoolTaktを活用した連絡帳の配信が行われている。子どもの連絡帳は読めないことがあるので送付してくれるのはありがたい。しかし、保護者の中にはそもそもタブレットのパスワードを子どもが教えてくれないので解除できない。高学年になってくると触らせてくれない。SchoolTaktが何なのか分かっていない保護者の方もいらっしゃる。

・連絡帳を書くのに非常に時間がかかるので、後ろの黒板を写真で撮って、全員に配信することで非常に時間が短くなる。保護者の方もID・PASSが分かればご自分のスマホから確認することができる。

・子どものタブレットからしか確認できないと思っていた。保護者への発信の仕方が足りないのかもしれない。

教育トークの目的について

・今日盛り上がったのは、具体的な内容であったから盛り上がった。「学力」のような広いテーマでなく、絞って行わないと、参加している委員さんの成果につながらない。めあてや目標がはっきりしないと盛り上がらない。

Aグループ

Aグループでは、PTA、地域の担い手の高齢化等、学校と地域の在り方について議論されました。

Bグループ

Bグループでは、学力向上に向けて、学校が取り組むこと、家庭でできることについてご意見を伺いました。