令和6年度 コミュニティ・スクールフォーラム ~伊丹の教育について考える~ を開催しました

更新日:2024年09月04日

 

   今年度は、これまで個々に実施していた、「コミュニティ・スクールフォーラム」と「教育トーク」を「コミュニティ・スクールフォーラム~伊丹の教育について考える~」として一体化し、令和6年8月9日に開催しました。67名の参加がありました。

   第一部ではまず、教育長が「子どもたちの現状とこれからのコミュニティ・スクール」という題で講演を行いました。縦割りから横つなぎへ、最新のデータから見る伊丹市の状況、学校運営協議会の活性化に向けて、小中合同の学校運営協議会の可能性、地域学校協働活動との一体化、中学校部活動の地域移行などの話をしました。その後、有岡小学校運営協議会と南小学校学校運営協議会による実践発表を行いました。

 

 

教育長講演の様子

教育長講演

第一部の様子

参加者の様子

実践発表の様子

実践発表の様子

グループトーク(第二部)

    第二部では「今後のコミュニティ・スクールの在り方」というテーマで5つに分かれ、グループトークを実施しました。教育委員が各グループのファシリテーターを務め、それぞれ活発な意見が交わされました。参加者からの意見は以下のとおりです(抜粋)。

  ・コミスクの開催頻度についてオンラインなども活用しながら月に1回くらい協議していきたい。グループLINEを活用して委員の連絡を行っている。

・グループチャットで連絡を取っている。先生方との連携をしていき、現場の先生方がどのような助けが必要なのか知りたい。

・地域によって取り組みが全然違うので新鮮だった。学校の中で学校運営協議会がどんな取組をしてるのか周知する必要があると感じた。

・学校運営協議会にずっと携わってきて、卒業生が戻ってきてくれてお手伝いをしてくれることがすごくうれしい。

・祭りがあったら普段見れない姿が見れるかなと思っていたが、働き方改革のこともあり学校の先生に見に行ってくださいと言いにくい。地域あっての学校だし、地域の人の支えなしではありえない。ここが、今の学校に足りない部分。やってもらって当たり前ではダメ。どうやって進めていけば、学校と地域と向き合っていけるかというところが課題と感じる。

・今までのコミスクはお客様的な立場、これからは責任のあるメンバーになるべきと文科省も言っている。私たちが先生と同じ土台にたって一緒に、学校教育で何を実現していくか。

・最初はPTAとして運営協議会に参加。CSが動くのもすごくいいこと。子どもやPTAにも分かってもらって、PTAが動けない部分を動く部分もあるのかと思って活動している。

・すごい積み重ねで、地域が見てくれていると思うとうれしくなってくる、子どもから声かけてくれてうれしい、うれしいというのでつながっていく、核が子どもなのがいい、子どものためならとみんながつながる。コミスクは可能性がある。


・学校の先生は地域から何を言われるんだろうと最初は構えていた。学校はここまでは地域にしてほしいが、ここから先はしてほしくないとはっきり明示してくださいとお伝えすることでほぐれてきた。人間関係は積み重ねていくことでよくなっていく。

・大人同士なら摩擦が生じやすいが、子どもが一所懸命やっていたら「ありがとう」という言葉が返ってくる。この地域のこの子どもたちがそのまま育っていったら安心だと実感できた。

・押しつけ感ではなくて、自主的に来ていただいて、今日も子どもとふれ合って良かったと思ってもらい、それを広げてもらうことが大切。継続的にやっていくにはもっと新しい方を入れてやっていかないといけないと思う。次の世代も育てながらということを考えることが大事。

・登校渋りは少しずつ減っている。CSの会議の中では地域で何ができるかを協議している。個々によって登校渋りの背景や状況が違うのでどこまでやれるのかが難しい。

・14:30~15:00は地域で見守り活動を行い、学校の先生の負担を軽減している。校長先生が児童とコミュニケーションをとっている。そういうことが子どもが安心できる場所につながるのではないか。

・地域の力がというが、なかなか次の担い手がいない。同じ人たちが20年近くずっとやっている地区もある。
 

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