生物多様性に優れた自治体ランキングで伊丹市が1位に

更新日:2021年03月31日

内容

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が、都市の生物多様性指標研究会とともに、全国の自治体ランキングを平成28年11月30日に公表しました。そこで、伊丹市が生物多様性の取り組み状況に対する評価で全国1位に選ばれました。

  • 対象:平成27年度時点で「みどりの基本計画」を策定していた全国667自治体のうち、評価が可能な665自治体
  • 方法:国土交通省(都市局公園緑地・景観課)が今年11月に公表した「都市の生物多様性指標(簡易版)」の指標に基づき、自治体の生物多様性の現状と取り組み状況を評価し、BD(Biodiversity)関連指標とGM(Govemance Management)関連指標の総合指標を設定し、各自治体の生物多様性の現状と取り組みを総合的に評価
  • 伊丹市は、GM(自治体の取り組み状況を評価する指標群)で、埼玉県戸田市、神奈川県川崎市、兵庫県神戸市と同点で1位に選ばれました。この指標は生物多様性の保全に積極的に取り組んでいることが評価されたものです。

伊丹市において、生物多様性への取り組みが高く評価されたのは、生物多様性の確保に関する住民・企業等の参加の状況で、市民協働による施策の点検・評価結果を計画や施策へ反映している点などです。

伊丹市は、平成18年より「伊丹の自然を守り育てる会」と協働で昆陽池公園等の自然環境の保全・再生に取り組んでおり、地元事業者である住友電気工業株式会社伊丹製作所や尼崎信用金庫桜台支店・鴻池支店等を初め、兵庫県立伊丹北高等学校自然科学部、伊丹市立伊丹高等学校生物部や有岡エコクラブなど市内学校とも連携した活動を行っていること、また、平成26年度より生物多様性市民講座として「伊丹生きものマイスター講座」を開講、さまざまな分野の専門家を講師に招聘し、伊丹の自然について広く学ぶ機会を提供するとともに、学校教育とも連携し生物多様性の普及啓発に努めていること、そして、伊丹市環境審議会のもとに「みどり環境部会」を設置し、行政計画や市民活動について、学識経験者や事業者・教育関係者・市民活動団体の各代表者とともに進行管理を行っていることが高く評価されたと考えます。

伊丹の自然を守り育てる会 活動写真1

伊丹の自然を守り育てる会 活動写真1
昆陽南公園にてポット苗の植え替え作業

伊丹の自然を守り育てる会 活動写真2

伊丹の自然を守り育てる会 活動写真2
昆陽池公園にて植樹作業

伊丹生きものマイスター講座 講座写真1

伊丹生きものマイスター講座 講座写真1
座学風景

伊丹生きものマイスター講座 講座写真2

伊丹生きものマイスター講座 講座写真2
フィールドワーク風景

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