伊丹市特産花木『南京桃』
南京桃とは
南京桃は、中国原産の美しい八重咲きの花桃が、約150年前、伊丹の地に持ち込まれて育てられ、当地の伝統的な生産方法によりつくられた特産花木です。
南京桃は1本の台木に3色の花桃の芽を接ぐ技術を生かして、1本の木から赤、白、ピンクの3色の花を咲かせる桃で、あまり大きくありませんが育てるのに約3年要します。
早春に播種し台木を育て、2年目の秋に芽接ぎを行い、さらに翌年の夏には捻枝(枝曲げ)といった園芸技法を駆使し、枝先を木の根元にワラで引っ張り、釣り鐘のような枝垂れ桃の形になるようにして、3年がかりで仕上げて鉢に植え替えます。
伊丹市の苗木産地
伊丹市の東野、大野、西野地区では古くから花木の生産とともに苗木づくりの盛んな土地柄で、花木の接ぎ木技術は卓越したものがあります。また、隣接する宝塚市の山本地区では、遠く戦国時代に、豊臣秀吉から木接ぎ太夫の称号を賜った程の名手を出したという石碑もあります。
3年がかりで育てられる南京桃
1年目
桃の種を2月上旬に播き、秋から冬に葉が落ちてからほり上げて、伸びた枝を切り、仮植えします。
2年目
春に畑に植え付け、出てくる枝を1本だけ残します。秋に赤、白、ピンクの3色の桃の芽を接ぎます。これを芽接ぎといいます。
3年目
接いだ芽から伸びた枝を稲わらを使って折り曲げます。これを捻枝(ねんし)といいます。秋にほり上げ、根巻きして仮植えします。1月に鉢に植え替えて、ビニールハウスで暖めて出荷します。
ウメ輪紋病の発生
平成24年7月、伊丹市内のウメやモモなどの木にウメ輪紋病が発生し、苗木の出荷が出来なくなりました。植物防疫法に基づき、平成27年3月、国内有数の苗木の生産地・伊丹の圃場から、ウメ輪紋ウイルスに感染する恐れのある植物はすべて処分されました。
現在の南京桃
国は令和3年3月31日をもって緊急防除を終了しました。
現在、東野地区の生産者を中心として南京桃の生産を再開していますが、出荷までもうしばらく時間がかかります。
種まきの様子 (2月上旬)
芽接ぎの様子 (9月下旬)
南京桃に関するお問い合わせ
【伊丹市南京桃ブランド実行委員会】
JA兵庫六甲 伊丹営農支援センター 電話072-772-3302
この記事に関するお問い合わせ先
都市活力部産業振興室農業政策課
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8050 ファクス072-784-8048
更新日:2026年02月16日