須佐男神社本殿
御願塚村の氏神はもと北・中・南の3社ありましたが,山陽新幹線の建設にともない中社が現在地に移転しました。この本殿は17世紀中ごろの建立と推定されています。昭和47年に伊丹市の有形文化財に指定されました。

一間社春日造りで,正面の軒に唐破風(からはふ)をつけ,屋根は杮葺(こけらぶき)で,建物全体が覆屋(おおいや)に納められています。木割が太く,細部は複雑で,向拝の組物も斗肘木(ますひじき)を二重に重ねています。木部の極彩色もよく残っています。
所在地
伊丹市御願塚3丁目10番5号
交通
阪急新伊丹駅より南西へ約650メートル,稲野駅より北西へ約580メートル
参考文献
- 「須佐男神社本殿」『伊丹の文化財』伊丹市教育委員会、平成7年
- 黒田龍二「須佐男神社」『伊丹の歴史的建造物』伊丹市教育委員会、平成12年
地図情報
この記事に関するお問い合わせ先
都市活力部まち資源室文化振興課(文化財担当)
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8090 ファクス072-784-8048
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更新日:2021年05月25日