十一面観世音菩薩立像
伊丹市春日丘の発音寺(ほつおんじ)に安置されている「長谷寺本尊式」の十一面観音です。室町時代以降の作品と思われ,昭和40年に伊丹市の有形文化財に指定されました。
木造彩色で像高は170.3センチ。左手に蓮華をさした水瓶(すいびょう)を握り,右手に錫杖(しゃくじょう)をとる「長谷寺本尊式」の十一面観音です。目に玉眼を入れ,体部は前後二材からなる寄木造りで,黒漆が塗られています。阪神・淡路大震災で被災しましたが,修理されました。
寺伝によれば,享保20年(1735)に奈良の唐招提寺から移したと伝えられます。
注意:通常は公開されていません。
所在地
伊丹市春日丘4丁目7
交通
JR伊丹駅前1番のりば・阪急伊丹駅前1番のりばより市バスで春日丘下車,南東へ約150メートル
参考文献
- 「木造十一面観世音菩薩立像」『伊丹の文化財』伊丹市教育委員会、平成7年
- 神戸佳文「伊丹の仏像彫刻」『新・伊丹史話』伊丹市立博物館、平成6年
地図情報
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都市活力部まち資源室文化振興課(文化財担当)
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8090 ファクス072-784-8048
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更新日:2021年05月25日