桑津神社境内社稲荷社

更新日:2021年05月25日

 

一間社流造(いっけんしゃながれづくり)です。境内社の稲荷社は、西桑津村の旧火明(ほあかり)神社本殿です。空港建設に伴い、東桑津村の火闌(ほすせり)神社とともに、現在地に移転・合祀され、桑津神社となりました。

棟札に慶安元年(1648)とあり、伊丹の大工善太夫家重の作と書かれています。
建立年代の明らかな神社本殿では市内最古の建築であり、同じく県指定文化財の鴻池神社本殿と規模もほぼ同じで、意匠も似た傾向があります。

阪神地域に所在する同種建造物のなかでも、年代の明らかなものは数が少なく、17世紀中期の神社本殿として、極めて重要です。

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所在地

伊丹市桑津1丁目2番30号

交通

市バス、阪急伊丹駅前・JR伊丹駅前6番乗り場22系統岩屋循環行き,23系統岩屋循環(クリーンランド経由)行き,阪急伊丹駅前6番乗り場25系統大阪国際空港行き,JR伊丹駅前5番乗り場25・26系統大阪国際空港行きにて,神津バス停下車。北西に約300メートル。

地図情報

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