鴻池神社本殿

更新日:2021年05月25日

一間社流造り(ながれづくり)の建物で,前面に拝殿を備え,覆屋(おおいや)のなかに納められています。屋根は杮葺(こけらぶき)です。

17世紀初期の優れた神社建築として,昭和50年に市指定文化財に指定されました。

大正2年(1913)の覆屋修復の際見つかった棟札には「元禄六年(1693)二月二十二日」「蔵王権現拝殿大破付,今度山中氏依助力建立仕者也」とあり,大工は「橘氏大工 松原久右衛門」,願主については「願人庄屋 荒西三右衛門」と書かれています。

山中氏はこの地で初めて清酒の醸造を始めた家で,後の鴻池家の先祖です。また,大工の松原氏は鴻池組大工の一員で,同じく県指定の春日神社本殿(口酒井)の棟札にもその名がみられます。

注意:覆屋に納められているため,通常は扉越しにしか見られません。

鴻池神社本殿の写真

所在地

伊丹市鴻池6丁目

交通

JR伊丹駅前・阪急伊丹駅前2番乗り場より2系統桜ヶ丘経由荒牧バラ公園行き,または4番乗り場より5系統裁判所前経由JR中山寺駅前行きにて鴻池下車,西南へ約350メートル

地図情報

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お問い合わせ先

都市活力部まち資源室文化振興課(文化財担当)
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8090 ファクス072-784-8048

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