広目天(こうもくてん)・多聞天(たもんてん) 立像
昆陽寺山門(県指定文化財)に北面して安置されていた等身の二天像です。平成10年4月に兵庫県の重要有形文化財(彫刻)に指定されました。
像高は広目天が173センチ,多聞天が164センチです。腰以下を長めに作る肢体は均整がとれ,腰をひねって片足に重心をかける姿勢も自然で,肉付きや着衣表現には軽快な趣きとともに写実性も認められます。おおらかな表現と一木造りの古風な技法から,11世紀に京都の有力仏師によって造られたと考えられ,きわめて類例の少ない貴重な遺品です。
注意:現在は、行基堂内に安置されています。非公開。昆陽寺山門内の元の位置に写真が展示されています。

広目天

多聞天
所在地
伊丹市寺本2丁目169番地、昆陽寺内
交通
市バスJR伊丹・阪急伊丹両駅前2番のりばから13系統山田行き,14系統昆陽里行き,また3番のりばから全系統(1・4・7系統)で昆陽里下車,東へ100メートル
地図情報
この記事に関するお問い合わせ先
都市活力部まち資源室文化振興課(文化財担当)
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8090 ファクス072-784-8048
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更新日:2022年01月27日