法巌寺(ほうがんじ)の大クス
伊丹郷町の西端にある法巌寺の本堂裏にあるクスノキは,近畿3大クスノキの一つに数えられています。昭和40年に兵庫県の天然記念物に指定されました。
法巌寺は大永2年(1522)に昆陽から移転したと伝えられます。境内の大クスは昭和39年の鑑定では,樹齢推定500年,幹囲約6メートル,樹高28メートルで,枝張りは東側17メートル,西側12.5メートル,北側15メートル,南側16メートルで,主幹は地上10~12メートルのところで支幹に分かれています。
元治2年(1865)に梶曲阜が著した『有岡古続語』にも,「法巌寺の豫樟(くすのき)はいつの頃植えしにや,稀有の大木也」とあります。
注意:境内への立ち入りはご遠慮ください。

所在地
伊丹市中央2丁目6-16 法巌寺内
交通
阪急伊丹駅より北東へ約230メートル,JR伊丹駅より西へ約600メートル
参考文献
「法巖寺のクスノキ」 『伊丹の文化財』伊丹市教育委員会、平成7年
地図情報
この記事に関するお問い合わせ先
都市活力部まち資源室文化振興課(文化財担当)
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8090 ファクス072-784-8048
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更新日:2021年05月25日