伊丹市文化財保存協会

更新日:2022年08月29日

保存協会のあゆみ

伊丹市緑ヶ丘にある伊丹廃寺跡は昭和33年から昭和40年まで発掘調査が行われ,奈良の法隆寺と同じ伽藍配置をもつ古代寺院跡で,大変重要な遺跡であることから,昭和41年に国の史跡に指定されました。それに先立つ昭和38年2月,市民を中心とした「伊丹廃寺保存会」が設立されました。

伊丹市文化財保存協会はこの保存会を母体に発展的に改組して,昭和40年11月に設立されました。市内に所在する文化財の保護ならびにこれに関する史実の研究とその知識の普及を図り,市民文化の向上に役立てることを目的としています。

そのため,文化財の保護・顕彰,関係資料の収集保存,調査研究,文化財に関する講演会・展覧会等の開催,研究誌・案内書の発行などの事業を続けてきました。

おもな顕彰碑等

  • 昭和44年2月  “文化財は市民の宝”の標柱建設
  • 昭和46年12月  伊丹廃寺跡の解説板設置
  • 昭和47年7月  旧西国街道の猪名川渡し場に「芭蕉翁あゆみの碑」を建設
  • 昭和48年9月旧  西国街道に「伊丹坂」の碑を建設
  • 昭和50年11月  阿部備中守の墓顕彰碑建立
  • 昭和61年5月  創立20周年記念事業として「文学碑」60基を建立
  • 平成8年10月  西国街道顕彰碑10基を建立
  • 平成18年11月  創立40周年記念事業として,旧近衞家会所の石燈籠を復元設置

おもな出版物

  • 昭和44年12月  「文化財愛護かるた」(伊丹市文化財愛護少年団の制作したカルタを出版)
  • 昭和48年1月  協会会報『絲海』(いとうみ)創刊
  • 昭和52年5月  「伊丹の文化財スケッチ集」(絵はがき)
  • 平成元年10月  「文学碑をたずねて」(文学碑60基の解説書。平成17年に改訂版発行)
  • 平成11年10月  「伊丹郷町マップ」(2万部発行、配布終了。増刷予定なし)

震災復興事業

  • 平成7年8月被災文化財修復のため募金活動(募金額約700万円を市に寄付)

この記事に関するお問い合わせ先

都市活力部まち資源室文化振興課(文化財担当)
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8090 ファクス072-784-8048

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