新庁舎整備基本設計市民ワークショップの開催報告について
平成30年3月に策定した「伊丹市新庁舎整備基本計画」に基づき、基本設計を策定していく中で、市民の方々にとって利用しやすく親しみやすい新庁舎となるよう、市民が主体となって意見やアイディアを出し、新庁舎の建設に参加していただくことを目的に、市民参加型ワークショップを開催しました。
開催概要
開催日
第1回 平成30年8月4日(土曜日)
第2回 平成30年8月26日(日曜日)
時間
午後2時から午後5時まで
場所
伊丹市役所7階会議室
参加者
対象者
市内在住・在学・在勤の小学5年生以上の小中高生・大学生・一般(50歳代まで・60歳代以上)・障がいをお持ちの方
参加人数
第1回 | 第2回 | |
中学生 | 13人 | 9人 |
一般(50代まで) | 4人 | 2人 |
一般(60代以上) | 3人 | 4人 |
障がい者 | 6人 | 6人 |
支援大学生 | 6人 | 6人 |
合計 | 32人 | 27人 |
第1回(8月4日)
第2回(8月26日)
ワークショップで出されたご意見と市の考え方
交流スペースに求めるもの・こと
Wi-Fi、コンセント、コピー機
Wi-Fiについは、1・2階を中心に市民利用の多いスペースに公衆Wi-Fiを整備します。
コンセントの利用については、災害時を除き公平性の観点からご利用いただけません。
コピー機については、コンビニエンスストアに設置する予定です。
ATM・薬局・ゆうちょ
ATMについては、コンビニエンスストアのサービスとしてコンビニエンスストアに導入する予定です。現庁舎のような金融機関のATMについては、金融機関のコスト削減のため、全国的に撤去の傾向にあるため、今後、金融機関と協議していきます。
薬局については、誘致を検討した結果、近隣にドラックストアがあること等から、参画する事業者がいない状況です。
ゆうちょについては、近くに千僧郵便局があるため設置予定はありません。
まちづくり推進課を広場側、ATMをメインエントランスへ
市民協働スペースと市民広場を一体的に利用できるようにするため、まちづくり推進課は西側道路側とします。
ATMについては、コンビニエンスストアのサービスとしてコンビニエンスストアに導入する予定です。現庁舎のような金融機関のATMについては、金融機関のコスト削減のため、全国的に撤去の傾向にあるため、今後、金融機関と協議していきます。
公衆電話
多目的スペースに設置します。
障がい者を雇用する施設
現庁舎と同様、引き続き実施します。
ランチスペース・フードコート
ランチスペースを兼ねた多目的スペースを設置します。その多目的スペースをコンビニエンスストアに隣接させることで、フードコートのようなランチスペースとなります。大手スーパーにあるようなフードコートについては、業者にお聞きすると採算が合わないため出店できないとのことです。
カフェ・コンビニ
カフェについては、コンビニエンスストアや障がい者団体が運営する店舗で飲物を購入し、隣接する多目的スペースを利用していただくことになります。
ファストフード
担い手となる事業者の採算性を含めた実現可能性について、今後、設計の中で検討を進めます。
地元の名産を購入できる場所
コンビニエンスストアの一角に販売スペースを確保する予定です。
駄菓子屋・文房具屋
コンビニエンスストアのサービスとしてカバーできる見込みです。
夜間も利用できるカフェ
夜間のカフェ利用は、コンビニエンスストアで飲料を購入し、隣接する多目的スペースを利用していただけます。
道路沿いにパブリック空間(カフェ)
道路沿いのカフェは歩行者との安全管理を踏まえると困難です。
窓にシールを貼って遊べるキッズスペース
キッズスペースの利用方法については、供用開始までに決定します。
シャワー・トイレ
公衆のシャワーについては、衛生管理上設置できませんが、トイレについては、開庁時間内であればすべてのトイレをご利用いただけます。また、閉庁時間でも1階多目的スペースに整備するトイレをご利用いただくことができます。
外が眺められるテラス
広場に面するガラス戸を開放可能な形状とし、屋外を眺めることができる空間とします。また、広場側にテラスを設置する計画とします。
その他、屋上には伊丹空港や市内を見渡せる位置に展望スペースを整備します。
ミニ図書館の整備や公民館が行っている映画上映をしてほしい。
ミニ図書館については、事前に貸出予約された本の受け取りや返却BOXの設置について検討します。また、映画上映については、これまで通り公民館をご利用いただきますようお願いします。
戦争等の常設展示スペース・歴史を学べるスペース・現代未来ギャラリー(伊丹の博物館)
市民協働スペースに設置する大型モニター等を活用したデジタル博物館を計画しています。
備蓄を知る、体験、試食できるコーナー
市庁舎東館(防災センター)で実施していますので、そちらをご利用ください。
市民の意見を提出できる目安箱
現庁舎と同様、1階に設置します。
音楽ホール
音楽ホールの整備はしません。ただし、市民広場を活用した屋外コンサート実施等、広場の運用については、今後検討します。
おしゃべりや勉強ができる場所
新庁舎1階に整備予定の市民協働スペースや多目的スペースでご利用していただけるよう整備します。
靴を脱いでくつろげる場所
キッズスペースは靴を脱いでご利用いただけるようにします。
寄付で名入れの壁やタイルの設置
建築デザインや保守管理の観点から、壁にタイルを設置しない計画としています。
市民と市長が交流できる「ふれあい市長室」
市長は、普段より地域や自治会の方々と直接対話することを大切にしていることから、市庁舎に特別な部屋を設ける予定はありません。
安心して結束できる場所
人と人との繋がりを創出するため、市民協働スペース・多目的スペース・情報コーナー等を整備することで、情報交換や交流を図りやすくできるようにします。
情報発信の場所(ニーズとのマッチング)
デジタルサイネージや情報ラック等を活用し、来庁者のニーズに合致するよう工夫します。
子どもを見てもらえる場所
運用上の問題から、保育機能をもつことはできません。
薪ストーブのあるくつろげるリビング風空間
施設管理や運用、使用頻度等も考慮した上で、薪ストーブの採用は見送ります。また、温かみのあるくつろげる空間となるよう、インテリア計画等を、今後、設計の中で検討を進めます。
広場とつながる市民リビング(料理教室の実施)
厨房スペースを有効活用し、多目的に利用できるようにするため、厨房機能を有しない庁舎とすることから、料理教室の実施は困難です。
時間により変化する照明
交流スペースは様々な方が利用されるため、照明は統一します。また、建物外についても照明を行いますが、仕様については今後、実施設計で検討します。
伊丹市主催のイベント(例:スタンプラリー)の実施で人の流れをつくる。
交流スペースや市民広場を活用し、今後イベントを計画します。
いたポカードが利用できる市役所
コンビニエンスストア募集時に事業者と協議します。
市民広場に求めるもの・こと
芝生、花壇や植栽、四季を感じることができる木、広場
そのような方針で可能な限り対応することとしています。ただし、市民広場は災害対策用広場を想定していることから、基本的には平地となり植木を植えることは限られた範囲のみとなります。
ガラス張りドームや東屋
市民広場は、災害対策用広場を想定していることから、固定される施設の整備はできません。なお、東屋の機能として、環境ルーフによるテラスを設置します。
わかりやすい時計、モニュメント
時計については、隣接する総合教育センターに時計台があるため、設置の予定はありません。
モニュメントについては、耐震性能が不足しているため撤去します。
親水機能、給水機能
親水機能については、整備する方向で検討しましたが、整備コストが多額になることから、断念しました。
給水機能については、24時間営業のコンビニエンスストアを募集することから、広場に特別な給水機能を整備する予定はありません。
市民農園
管理・運用上の課題が多く、採用を見送ることとします。
健康を促進できるもの(ウォーキング、健康遊具)
市民広場の通行路をトラック形状にすることにより、健康増進に寄与するものと考えています。
防災井戸
通常時の誤飲防止のため、設置する予定はありません。
伐採した木を利用したベンチ
環境ルーフ下やテラスにベンチを設置することとしますが、樹木に対するアレルギーを持たれている方もいらっしゃるため、伐採した木で作成することはありません。
障がい者向けスロープ・手すり・点字ブロック・音声案内
今後、設計の中で、障がい者団体等のご意見をいただきながら設置場所を検討します。
環境ルーフにミストの設置
設置の予定はありませんが、必要となれば設置できるよう環境ルーフを整備します。
環境ルーフの下にベンチ
設置します。
太陽光パネルを設置し、その電力を利用したイルミネーション
太陽光パネルによる電力を照明等に利用することとしていますが、現在のところイルミネーションを行う予定はありませんが、イベント時などに臨時に実施する場合は可能です。
足湯やジム(市職員も利用)
足湯については、源泉が見込めず、また余剰熱利用を有する設備を整備する予定がないこと、維持管理を考慮し、採用を見送ります。
ジムについては、スペースの都合や市民広場が運動をできる場所とするため、庁舎内には設けることができません。
屋上や役所のスペースにも市民が入れる場所
市民広場にテラスや市民ロビー、市民利用スペースを計画し、日常的に市民が憩う広場とるよう工夫するとともに、最上階に展望スペースを設け、伊丹市を俯瞰的に展望できるようにします。また、コンビニエンスストには、屋外より直接入店できるようにします。
バーベキューができる場所
火災や管理、近隣住民への影響等を踏まえ、バーベキューができる場所は設置できません。
夜も明るく安全な広場
夜間の歩行や防犯など、安全面を考慮した照明計画とします。
イベントができる広場
(盆踊り、のど自慢、プロジェクションマッピング、ライトアップ)
広場や交流スペースは、イベントで活用できるよう整備します。プロジェクションマッピングやライトアップ等も、イベントとして市庁舎を外から照らすことで可能となりますが、広場でのイベント等については今後の検討となります。
ペットも遊べるスペース
ドッグラン等は他の利用者や広場の大きさを考慮すると採用は難しいですが、散歩など、ペットとの共有ができる広場とします。
子どもが安全に遊べるスペース
キッズテラスの仕様を含め、今後、設計の中で検討を進めます。
運動(卓球)できるスペース
施設内での運動については、安全性を確保できないため困難です。
市民広場での運動については、市民広場を緊急車両が進入できるようトラック形状としているため、ランニングや体操等の軽運動であれば可能です。
多世代が使える空間
多目的スペースや市民協働スペースを備え、庁舎全体をバリアフリー仕様とすることで、多世代が利用しやすいよう計画します。
防災機能を持った広場/災害時に水、電気、ガスが供給できる
市民広場は緊急車両が侵入できるよう車路を備え、災害時の応援等受け入れを可能とする平面構成とします。
災害時には、携帯電話の充電等のための電気の利用を可能とするなど、災害時に市民の支援ができる設備を整えます。
雨でも濡れずに移動したい
駐車場・駐輪場から環境ルーフ(屋根)下を通って雨に濡れず庁舎に移動することができます。
周辺施設と連携し、景観づくりを意識すること
環境ルーフの設置や木材の利用など、緑を主体とした市民広場を構成することで、周辺施設と調和のとれた景観を形成します。
目的がなくても散歩がてらによりたくなるような場所
市民広場やテラス、市民利用スペースを計画し、日常的に市民が憩う広場となるよう工夫するとともに、最上階に展望スペースを設け、伊丹市を俯瞰的に展望できるようにします。また、コンビニエンスストはには直接入店できるようにします。
広場の名前を募集
今後、検討します。
この記事に関する
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総務部総務室庁舎・周辺整備担当
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
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更新日:2023年04月03日