集団救急災害対応訓練(図上訓練)を実施しました。

更新日:2024年09月02日

東消防署では令和6年8月28日(水曜日)・29日(木曜日)の2日間、多数傷病者が発生した事案を想定し、集団救急災害の図上訓練を実施しました。集団救急災害とは、局地的かつ短時間に多数の傷病者が発生し、通常の出動体制では対応できない事案をいいます。
今回の想定はサッカー競技会場内において複数の傷病者が発生したという想定で図上訓練を行いました。活発な意見交換を行うことで、災害対応時の各隊の活動について共通認識を深めることができました。

図上訓練の後はトリアージ訓練を実施し、技術の習得に努めました。
今回の想定のような、多数の傷病者が発生する事案はいつ起こるかわかりません。有事の際に一人でも多くの傷病者を助けられるように日々訓練を重ね、知識、技術の醸成を図りたいと考えています。

図上訓練

トリアージ風景

一次トリアージ(START法)

トリアージとはフランス語の「triage」から由来しており、「選別」という意味を持っています。災害時や大規模な事故現場などで傷病者の緊急度、搬送の順番、医療機関の選定の決定などの判断に用います。

一次トリアージで用いるSTART法とはSimple Triage and Treatmentの略で迅速に緊急度を判断し傷病者を振り分けていきます。

 

二次トリアージ

二次トリアージ(PAT法)

二次トリアージで用いられるPAT法とはPhysiological and Anatomical Triageの略で、1次トリアージで振り分けられた傷病者を、生理学的、解剖学的に評価し全身を観察することで、より正確に緊急度・重症度を判断します。
 

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