通電火災に注意して下さい!
地震や風水害時の通電火災に注意!!
通電火災は、地震や風水害により停止した電力の復旧時に発生します。
この火災が注目されたのは24年前の阪神・淡路大震災の時で、東日本大震災で発生した火災のうち約65%が電気に起因する火災によるものと言われています。
また、台風等の風水害が原因となる通電火災も発生しており、大規模停電では復電時に通電火災とみられる火災が相次いで発生しています。
地震による通電火災の例
・倒れた電気ストーブやアイロンが洗濯物などの可燃物に触れたまま通電し出火。
・落下物や転倒物等により電源コードが損傷、通電時にショートし接触した可燃物に着火し出火。

風水害による通電火災の例
・台風の影響により停電し、電動シャッターが開いたままになり、シャッター近くに設置されていた分電盤に雨水がかかり、復電した際にショートし出火。
・台風の影響により停電していたが、断線していた路上の架空線が復電時に付近の金属に接触しショート、火花が発生し周囲の可燃物に着火し出火。
・水害で水没ししばらく使用していなかった電化製品を、乾いたので大丈夫だろうと思い電源を入れたところ、内部から煙が発生し出火。
通電火災を防ぐためには?
通電火災の一番の怖さは、復電時に出火するところにあります。その場所が無人であると発見、初期消火が遅れ、瞬く間に火災が拡大してしまいます。
通電火災を防ぐためにも、
・停電中は電気機器のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから離脱する
・停電中に自宅等を離れる際はブレーカーを落とす
等の対策を図りましょう。
また、地震時の通電火災を防ぐには感震ブレーカーが有効です。
感震ブレーカーの詳細については下記ページ(内部リンク)を参照下さい。
復電時の注意点!
・住宅内の電化製品が破損していないか、コードが損傷していないか安全確認を行い、屋内外の配線の状況や家の傾斜の状況等について可能な限り確認を行った上で、段階的に復電して下さい。
・建物や電化製品に外見上の損傷がなくとも、壁の中の配線の損傷や電化製品内部の故障により、復電してから長時間 経過した後、火災が発生する場合があります。煙が発生する等の異常を発見したら、直ちにブレーカーを落とし、消防署に連絡して下さい。
・ガス漏れ等が発生していないことを十分に確認して下さい。
・全ての電化製品のコンセントを抜いて下さい。
・水に濡れた電化製品は使用しないで下さい。
・万一の出火に備えて消火器等を確保した上で、復電操作をして下さい。

参考資料(外部リンク)
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更新日:2021年03月31日