2023年度 第58回伊丹市展 入賞・入選作品

更新日:2023年10月11日

洋画・日本画の部

洋画日本画伊丹賞

伊丹賞 「春待里」 岩下 千広

洋画・日本画の部 審査員 池本長蔵

今年は会期が例年より2か月程早くなり、その影響と夏の猛暑が重なり出品者数が減ったのではないかと思います。そのような厳しい状況の中で上位入賞された方々の力作には具象、抽象画を含め、一生懸命に取り組まれた気迫と力強さを感じました。特別に秀でた作品は少ない様でしたが、総出品作のレベルは昨年よりも良くなっていると思います。選外作品も良い絵がたくさんありましたが、展示スペースの関係で残念です。次回を期待致します。

書の部

書伊丹賞

伊丹賞  「縹」加藤ひとみ

書の部 審査員 酒居 石荘

出品数は昨年から大幅に減少しましたが、漢字、仮名、篆刻、前衛と各ジャンルからの出品で楽しめる展覧会となりました。書は文字を書き表したもの。その要素は線と形です。特に大事なのが線です。一朝一夕にはいきませんが、地道に練習を繰り返すことが肝要です。惜しくも受賞しなかった方も大きく差があるわけではないので、来年の捲土重来を期待いたします。文字を書き表した書表現は感じるもので読むことではありませんが、題材に文章を借りて文字を書いているところから誤字は致命的です。そのため入賞を逸したのは残念で惜しまれます。

写真の部

写真伊丹賞

伊丹賞 「闇夜の人気者」瀬古 幸嗣

写真の部 審査員 松村 勲

作品を拝見させていただきましたが、年々良くなっております。甲乙つけがたい写真があったので大変苦労しました。伊丹の中で、絵を見つけることが、これからの課題です。もう一度言います。どれ一つとして悪い写真はありません。思いつきの写真はないように、今後もお願いします。

デザイン・造形・工芸の部

デザイン・造形・工芸の部 審査員 江尻 幹子

今年度は、応募作品の数が少なく、作品のサイズも小さく残念でした。質の高い作品もありましたが色彩も地味でした。アイデアを練って、オリジナリティあふれる作品、メッセージ性のある作品を期待します。
 

出品・入選状況

   洋画・日本画 写真 デザイン・彫塑・工芸 合計
出品点数 50 113 29 15 207
入選点数 44 77 22 11 154