職員研修について

更新日:2024年02月06日

社会経済情勢の急激な変化や、市民ニーズの多様化など、地方自治体を取り巻く諸環境は常に変化しています。このような状況を踏まえ、伊丹市では、時代の変化に的確に対応するとともに「伊丹市総合計画(第6次)」に掲げる「人の絆 まちの輝き 未来へつなぐ 伊丹」という将来像を着実に実行していくことのできる人材の育成を目指すために、令和3年度に人材育成基本方針を改訂しました。

この人材育成基本方針では、人材育成の方向性や目標を定めており、その具体的な取り組みの一つとして職員研修事業による人材の育成を挙げています。このページでは、職員研修事業についての取組の一部を紹介します。

1.伊丹市が目指す職員像

「自ら課題解決に向けて積極的に行動できる職員(自律型職員)」

2.伊丹市における人材育成

伊丹市では自律型職員を育成するため、人材育成の3本柱である、1.職場での日常の職務の遂行を通じた「OJT(On the Job Training )」、2.日常の職務を離れて行われる「職場外研修(Off-JT)」、3.自ら学ぶ「自己啓発(Self Development)」を組み合わせて人材育成に取り組んでいます。

人材育成のイメージ図です。伊丹市における人材育成は、職場内での研修(OJT)、職場外での集合研修(Off-JT)、自己啓発(SD)を3本の柱として、実施しています。
2-1.OJT

各職場においては、一人ひとりの職員にきめ細かいOJTを実施しています。特に新規採用職員には、安心して仕事に取り組むことができるよう、職場から選任されたOJT指導者が、能力開発や職場生活をサポートしています。また、OJTの指導担当となる職員に対しても、職場での指導に関する研修を実施しています。

2-2.職場外研修(Off-JT)

職位に合わせた研修体系に基づき、様々な研修メニューを用意し、職員の育成に取り組んでいます。


〇集合研修
新規採用研修
新規採用職員がそれぞれの職場にスムーズに適応し、市民の信頼と期待に十分応えられるよう、年間を通して12日程度の研修を実施しています。

【第1部】(4月)

・市政の概要とその仕組み

・仕事を進めていく上で必要な法令や情報セキュリティに関する基礎的知識

・公務員としての倫理観、使命感

・各種システム・アプリケーションの操作

 

【第2部】(6~7月頃)

・市政における重点施策等

 

【第3部】(9~10月頃)

・半年間の職務の振り返り、今後へのステップアップ

採用後2年目以降も、階層ごとに様々な研修を用意しています。
また、集合研修に限らず、外部の団体が提供するe-ラーニング等を研修の一環として受講することもあります。

職員研修のイメージ図です。

〇派遣研修
海外派遣研修(地方公務員海外派遣プログラム)
伊丹市では総務省が実施する地方公務員海外派遣プログラムを活用し、海外における先進事例の研究、研修等を通して国際的な感覚と視野に富んだ職員を養成しています。

職員研修のイメージ図です。

その他の派遣研修
海外派遣研修以外にも、自治大学校や国土交通大学校をはじめとした外部研修機関が実施する長期研修や、民間企業が行うセミナーへの派遣等を行っています。一人ひとりのキャリアや、専門技能にあわせて研修に参加することができ、全国の自治体職員や関係機関の職員との交流を行うことも可能です。

2-3.自己啓発(SD)

伊丹市では、行政課題の解決や業務効率を向上を図るため、自らの能力を行う自発的な取組に対して支援を行っています。この制度では、資格試験の受験や、セミナーの受講、先進自治体への視察等、自己啓発を目的とした取組みに対して、費用の一部を補助します。

〇自己啓発補助の例

・情報処理技術者試験(ITパスポートや基本情報技術者試験)の受験料補助

・民間企業等が主催するセミナーの受講費用補助


〇自主テーマ型視察(先進自治体視察)研修の例

・福祉業務に係るRPAの活用について(中国地方方面)

・DX推進に係る人材育成の取組みについて(関東地方方面)

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お問い合わせ先

総務部人材育成室研修厚生課
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