パソコンに突然警告表示!慌てて業者に連絡しないでください!

更新日:2021年03月31日

令和元年(2019年)10月15日号の広報伊丹に掲載

事例

パソコンでインターネットを使用していたら、画面に突然「ウィルスに感染している。5分以内に電話をするように」と表示された。
慌てて、書いてあった番号に電話をかけると外国人のような人が出て、
「セキュリティソフトをインストールしたら大丈夫。遠隔で作業する」
と言われ、1年間4万8千円のサポート契約をし、クレジットカードで支払った。

その後、事業者から、契約の内容が書かれたメールが届いた。
しかしよく考えると、普段から、パソコンはセキュリティ対策をしているのにおかしいし、不審に思った。(60歳代女性)

パソコンに警告表示が出て慌てている女性のイラスト

助言

パソコンに突然表示される警告画面は、ニセの警告の可能性が高いと考えられます。
事業者から届いたメールに解約について記載があったので、メールで解約を申し出るようにと助言しました。
さらに、クレジットカード会社にも事情を伝え、支払いやカード番号の変更などについて相談してみるようにと回答しました。
また、インストールしてしまったソフトは、アンインストールする必要があることも伝えました。

このような警告画面は、ウェブサイト上に広告を表示させる仕組みを利用したもので、実際のウィルス感染とは無関係のことがほとんどです。
警告画面が表示されても、慌てて相手に連絡せず、画面を閉じてください。

「ニセの警告かどうか判断がつかない」、「既にソフトをインストールしてしまった」、「警告画面が消せない」
などの場合は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の情報セキュリティ安心相談窓口へ相談しましょう。

また、契約先は、海外の事業者であることが多く、解約方法が複雑な場合があります。
不審や不安な場合は、速やかに消費生活センターに相談してください。

トラブルに遭わないために、日頃からセキュリティソフトを活用し、パソコンのOS(パソコンを動かすシステム)を最新の状態にしておきましょう。

また、クレジットカードの請求明細をよく確認し、不審な請求がないか気を付けておきましょう。

おかしいなと思ったら、すぐに消費生活センターに相談しましょう。

しっかりチェックする男性のイラスト

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