【有岡小学校区まちづくり協議会】5月28日「地域福祉ネット会議有岡哲学カフェ」が開催されました
主催者の有岡小学校区まちづくり協議会より、令和7年5月28日に開催された「地域福祉ネット会議有岡哲学カフェ」についてのレポートが届きました。
地域福祉ネット会議有岡哲学カフェレポート
令和7年5月28日(水曜)14時よりアイホール(伊丹市立演劇ホール)3階カルチャールームにて有岡哲学カフェを開催。参加者は19名。本日のテーマ(問い)は「居場所って何?」。それぞれテーマ(問い)を自分に投げかけ、頭に浮かんだことを述べていく。

みなさま順にテーマから思い浮かぶことを述べていく。
- 以前は文房具屋をしていた。店を閉めてふらふらしていたが家庭で居心地が悪 く、シルバー人材センターで剪定作業を始めた。ハードだけど自分の居場所にな っている。
- 一つの場所ではない、そこにいて安心できるような場所。
- 少し聞こえにくいときもあるが、ここでおしゃべりできるのが楽しい。
- 今まで小中高・・・とずっと居場所があった。その人が安心していれる場所。
- 居場所づくりのことはさておき、今伊丹にいるが本拠地は丹波。炭を焼いたり、もの作りが好き。ここで生活しないといけないけど福知山のことが気になる。
- シチュエーションごとに居場所は変わる。有岡で新たな居場所ができれば。
- よく居場所づくりというけどその居場所ってなんだろうと。人と交流する場が居場所?家で一人で本読んでてホッとすることができればそれも居場所なのではないかと。
- 深く考えたことがない。そこにいることが居場所。来たくなくてもそこにいるとそれが居場所では?
- 自分のいる場所は全て居場所。自分で決めた居場所、与えられた居場所、選んだ仕事、自分で選んだ居場所。どんな環境にするかは自分次第。
- 役割があるといやすい場所。哲学カフェが始まるとファシリテーターの役割があるが始まるまではそわそわしている、手持ち無沙汰。一人でお酒飲んで楽しい。煙草が吸えない店が増えたけど、それで間を持たせていた人は居心地が悪くなっているのではないか。
- 一番の居場所は家。70代までは行くところが多く居場所はあったけど、80代になって行くところが減ってきた。楽しくいられるところだけにしている。年齢によって居場所は変わっていく。独居老人の居場所。外に出ても居場所があれば・・・
- 哲学カフェの存在を知っていてチラチラ見ていて今回初めて申し込んだ。息子が独立して家を出ていった。今までの家での居場所、子どもがいるといろんな場所があった。今改めて自分の時間を見つめたとき、穴が空いた。哲学カフェに自分を置いてみたい。今までは自分のことを見つめる時間がなかった。自分探しをしてみたい。
- 一言、楽しめる場所。
- 居心地の良い場所、悪い場所も自分のいるところは全て居場所。一番よいのは、夜一杯飲んで座椅子に座ってテレビを見てそのまま寝てしまうこと・・・
- 物理的な距離の問題。長崎が故郷だけど今行くとよそ者。海外にも行くけど居場所ではない。
- 相手側の気持ちは別として、月~金は職場、土日は家が居場所かなあ。
- 居場所、考えたことがない。居心地のいい場所のことかなあと思った。そういう場所があればいいけどない人には提供することが大切。
- 昨年関西に来た。北海道に6年、地元は高知、ずっと牧場で働いていた。関西にあこがれ、転職してこっちに来た。大阪の会社で体調を崩し今はフリーター。ここは自分の居場所ではないなあと思ったところだったが、アルバイト先が温かい人たちでここが居場所かなと思える。せっかく関西に来たのでもっと知りたい
1周目は25分で終了。
「他の人の意見を聞いたあとの2周目はより重要」で、2周目スタート。
- 仕事をやめてからふらふらしていたが、妻子は働いていて居心地が悪くなってきた。無言の圧力を感じシルバー人材センターに登録に行くと剪定作業を紹介された。研修期間があるが何も教えてもらえない、見て覚えろと言われた。はじめ取っつきにくいと思えた人も根はいい人。段々とそれぞれの癖がわかり、居場所に思えてきた。
- 特に一か所に決める必要はない。自分がどこかに行って幸せだなあと感じるところが・・・
- すぐ回ってきますね。ここ居場所がいい。2年目になるけどいつも楽しみ。娘が行きたかったら行ってもいいよと言ってくれる。上昇志向で悪く取らない。今日もリハビリに行ってきた。いろんな人がいるんだなあと参考になる。以前お墓のことも出たので早速対応した。
- 居場所って与えられたとしてもいいなと思ったらずっと続く。他人に勧められても居心地が悪ければ居場所にならない。
- 私の仕事は居場所づくり。伊丹市には100くらいの居場所がある、お茶飲み会。男の人はギャップを感じて行きにくいと聞くけどなんでかな?バリバリ仕事をしていない人は行きにくいのかなと思った。
- 人生は長くて短い。一日24時間、8時間寝る、8時間働く、あと8時間はいろいろと。寝てるのが居場所という人は一人もいなかった。今日まで生きて来られた、最後は安心して暮らしたい。
- 30年前、子どもの保育所で仲良くなった人との会話を久しぶりに思い出した。彼女は私と同い年。その頃保育所のお迎えのピークは17時前と19時前。パートとフルタイムは半々。ちょうど4大卒女性を活用しようという機運は盛り上がってはいたが、私たちはその機運から外れていた。思い切り仕事に打ち込むこともできず、かと言って子育てに全力を注ぐ気持ちにもなれず、私たちって中途半端な存在だね、社会のどこにも居場所がない、こういうのって男女平等教育成れの果てって言うんだろうね、とよく2人で笑っていた。
- 心が疲れ切っている。行くところもない。このまま生きられたらいいかなあと。
- 自分の居場所。誰といるか。場所よりどんな雰囲気のところにいるか。以前の会社の人と居酒屋に行くとそこが居場所。場所より誰といるか、環境が大切。
- 人間関係は重要。職人気質な人とはじめは合わなかったけどつき合っていたら居場所になったという話があった、まあそうならないこともあるけど・・・高校で授業をしている。心地よい場にするのは誰がしてるの?教師と生徒の共同作業。自分だけでは居心地の良い場を作れない。どうやってこの場を作っているんだろう・・・
- 居場所ってその場所。机と椅子があって心が通じる相手、親しい人と仲良く過ごせる時間が居場所。明日大笑いできる人と過ごす居場所。ここも素敵な居場所。毎日どこかに居場所がある。
- 居場所って改めて考えたことがなかった。限られた場しかなかった、今思えば居場所。在宅仕事だとパソコンだけのつながり。今日は主人としか会話してないなあと。もっといろんな人と話したい。新たな場所を居場所として見つけたい。
- 仕事しててもそうだけど、はじめはわからない。やれることが増えると楽しくなってくる。楽しめる場所が居場所。子どもの居場所、有っこのへやは子どもの居場所になっているのか。
- 公的な居場所、私的な居場所、個人の居場所。それぞれ、ルールの縛りあり、仲間同士、自分一人の居場所。
- 仕事は楽しいことばかりではない。居心地が良い悪いではないが、役割がある方が、嫌でもいなければならない場所、それが居場所?・・・そうやって死んでいくのだろう。
- 誰でも楽しめるモルック、居場所づくりのツールとして。どこでできるのか?家族には拒否された。職場は?地域は?今近くの公園で同好会としてやっている。3人ではじめて今は12人。徐々に広がってきた。多世代の居場所。ルールの説明をしたい。
- みなさん居心地の良い生活をしている。居場所を持っている。一人で苦しんでいる人もいるのでいろんな場を作ってもらえたらありがたい。
- アルバイト先の居心地はよいが前向きに正社員の仕事を見つけていきたい。地元高知に帰ると言葉や環境の面でよそ者と感じることがある。人だったり場所だったり風土など。関西以外も転々としてみたい。
2周目も活発に意見が出され、31分で終了。
続けて「どんなことでもどうぞ」で、3周目スタート。
- 心の置き場。大野に住んで30年。家は寝に帰るだけだった。休みの日も出かける剪定の仕事をして大野から離れていろんな所に行くことになった。御願塚が読めなかった、行き止まりが多く、溝も多い、今まで見えなかった風景、新鮮だった。一つの楽しみになっている。
- 一人でも誰かと一緒でもそこが自分にとって自然かなあと感じるところが居場所。
- 生まれは松阪、東大阪に嫁いで、伊丹に来て2年。終末の作業も終わっている。身軽。エッセイが好きで猪名野神社のこととか書いた。自己満足しながら書いている。段差もない。
- 誰といるかが大切。あと3日で産休に入る。今までは職場に行っていたのが居場所。これからどうなるのか。
- 福祉の力で、いろんな機関が居場所を作ってくれたらなあ。一歩踏み出すのが難しい。居場所は大切だと伝えてほしい。
- 居場所と思えるかどうか。受け入れてもらえるかどうか。
- 86歳になった。あと1回免許更新したい。
- 居場所と依存。人間関係には緊張も。はじめの一歩が踏み出せるかどうか。踏み出せてもその場に慣れるまで続くかどうか。いろんな依存先、居場所を持っておくことがよいのでは?
- 今いるのが居場所。いいもの悪いもの、どこへ持っていくのか。
- 年齢とともに居場所は増えていく。減っていくものもある。仕事以外の限られている時間を大切にしていきたい。
- 居場所に居(すわる)の文字を使っているのはなぜ?走るのではなく座る。積極的に動かない。ここにとどまっていて大丈夫だ。積極的にここにいる。安全なだけでは座り続けることはできない。退屈だと場所を変えるのが人間。面白いもの、夢中になれるものが必要。
- 隣に楽しくおしゃべりする人がいることが必要。独居老人食事会では民生委員さんが動いてくださる、自治会長は座っている。行きたい人が行けない、努力してくださる。御願塚は田んぼが多いので農水路がいる。なので溝が多い。
- 在宅で仕事、コミュニケーションはチャットで。それはそれで一つの居場所かな。積極的に探して見つけた場所も居場所かな。
- 居場所を良くするか悪くするかは自分の考え次第。自分がいい場所と思ったらいい場所になる。
- 百人いれば百人の居場所がある。百人に対応する居場所。この人は居心地が良いけどこの人は悪い。たくさんの居場所が必要。新陳代謝がなくなっていくと作る。居酒屋やカラオケボックスは最終的居場所。
- 5歳の子どもと一日遊んで帰るともういいと一人でウィスキーを飲んでいる。無理をせずだらだらと好きなことをしたい。
- 回ってくるのが速い。4月に新人が入ってきた。職場がおうちみたいで課の人たちのおかげ、いいスタート。
- 福祉の力でいろんな場所に一人でも多くの人が参加してほしい。
- 友人、職場の人、精神的な話が良かった。物理的な話をすると、今まで・・・北海道が良かった。豪雪、きつね、雪かき、雄大な自然、違う世界。居心地の良さを感じた。いい人が多かった。
3周目は27分で終了。これにて本日の哲学カフェは終了。
休憩をはさんで後半は、すずきさんのかわいいふくしとてつがくのじかん。
伊丹市地域・高年福祉課担当者より話題提供として、多世代の居場所づくりのきっかけツールとしてモルックを紹介したいとのことで外に出て、アイホール前の広場でモルック体験会を開催。ほとんどの人がモルックに触れるのははじめて。広場で遊んでいた有岡小学校の子どもたちもやりたいと参加。まさに多世代交流となり、みんなでモルックを楽しんだ。
哲学カフェで頭を使った後に、モルックで身体を動かし、心地よい時間を過ごしてすずきさんのかわいいふくしとてつがくのじかんも終了。
市民、行政職員、大学研究者が集って気軽におしゃべりを楽しむ哲学カフェ。
参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。





この記事に関するお問い合わせ先
市民自治部まちづくり室まちづくり推進課
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所1階)
電話番号072-780-3533 ファクス072-784-8130
更新日:2025年12月17日