【有岡小学校区まちづくり協議会】1月22日「地域福祉ネット会議有岡哲学カフェ」が開催されました
主催者の有岡小学校区まちづくり協議会より、1月22日に開催された「地域福祉ネット会議有岡哲学カフェ」についてのレポートが届きました。
令和 7 年 1 月 22 日(水曜)14 時よりアイホール(伊丹市立演劇ホール)3 階カルチャールームにて有岡哲学カフェを開催。参加者は 17 名。本日のテーマは「薬と幸せ」に決定。それぞれテーマから頭に浮かんだことを述べていく。

〇社会的処方の講演会があった。薬では治せない病気、人とつながりを持つことが大事。イギリスではコーディネーターがいて、好きなこととかを聞き取りながら社会とのつながりを取り持つ。
〇薬はほぼ飲まない。小学校の先生に薬は飲まない方がいいと言われた。いざという時に飲むと効く。健康は薬によって保つものなのか?
〇脳梗塞、大腿骨骨折、薬飲まないのがうらやましい。健康が当たり前と思っていた。今はリハビリ、哲学カフェを楽しみにしている。
〇薬を飲んで長生きすることが幸せにつながるのかいつも考えさせられる。
〇薬で儲かる人がいる。それに乗せられている。薬で生かされている。それでいいのか?
〇薬は古代から哲学の話題によく出ている。一時的に悪いものを治すものとして。今は慢性的なもの。痛み止めを常用して安心する人もいる。むやみに薬を出す医者、医者の処方による中毒。快楽と幸せ、苦痛と不幸はイコールではない。
〇痛みを取り除くのに使っていいと思うけど、飲まないと落ち着かないというのはどうか。長生きしたいかどうか。薬に頼って長生きしたくはない。
〇健康なのであまり飲まない。飲み続けるとどうなるのか。
〇20 年以上飲んでいる。飲まないと足が痛くなり歩けない。薬のおかげでいろんなことができる、つながれる。
〇薬によって生かされ長生きしている。寿命が延びる。希望が出てくる。痛み止めは薬とは限らない。人のちょっとした親切が薬にもなるし、毒になることもある。
〇車酔いするので酔い止めの薬を飲んでいた。蒸気機関車の思い出は酔って苦しかったこと。間違えて胃薬を飲んだら酔わなかった。効いていると思ったら酔わなかった。薬は効くと思って飲んだら効く。気持ち次第。
〇薬と毎日戦っている。小さいときは野原を駆け回りほとんど飲んだことなかった。70 歳になって突然症状が出て毎日山のように飲んでいる。薬代もすごくかかる。
〇 腸の病気で毎日薬を飲んでいる。食べる楽しみがほしい。担当の医者が変わると薬も変わり戸惑う。液体の薬を自分で入れないといけなくなってすごくストレスだった。
〇母が働いて体調崩して薬を飲んでいる。働くのをやめると薬を飲まなくてもよくなると思うが、働くことで社会や人とつながっているので仕方がない。
〇毎日たくさんの薬を全く飲まないより飲んだ方がいいのかなと迷いながら飲んでいる。そのおかげで活動できるのでそれは幸せなのかな。

1 周目は 35 分で終了。
「他の人の意見を聞いたあとの 2 周目はより重要」で、スタート。
○ 年を取ってどうしていくか話し合うことは大切。どう終わりを迎えるのがいいか。
○ 有岡城惣構えを歩いてへとへとになってる。予防のためもある。
○ 今は薬を飲んでいないけど、絶対飲まないということはしない、周りに迷惑をかけるので。農薬はどうか。 有機がいいと思っていたけど今は農薬を使って生産性があがるならそれもいかなと思う。
○ 図書館が好きで医学関連の本をよく読んでいる。生きたくても生きられない人もたくさんいる。助けてもら って生きられる人は生きないといけない。生かされているときは精一杯生きないといけない。
○ 高血圧の薬を飲んでいる。飲み続けないといけない。医学が発達しすぎて高齢者が多くなっている。
○ 薬を飲む人に決定権がない。どの薬を飲めばいいのか、選べない。医者を信じるしかない。
○ 麻薬を自由に使えたらみんな幸せになれるのか。禁じられているのは幸せにならないと思っている人が多い から。いい悪いの線引きはどうやってするのか。麻薬よりカウンセリング?カウンセリングは素晴らしいの か?
○ 誰かの一言も薬になる。きついコメントの方が効くのか?薬は専門的な人が扱う。それを信頼するしかない。 医者によって使う薬が違う。いろんな医者の意見を聞くことが大切。猿のボスはストレスフリー。好き放題 に麻薬を飲ませると、ストレスの高い下の猿は飲むがボスは飲まない。幸せだと飲まない。ストレスがある から飲む。
○ 薬自体は悪いものではない。薬局などで精神的な薬をもらうときに大きな声で薬名を言われると知られたく ない人もいるのでは。
○ 姉が病気でステロイドを服用、神経がやられて弱視になり大好きな舞台が見えなくなった。障害が残ったが 好きなスターの推し活など前向きに生きていて幸せかなと。
○ 日本人はほとんど薬を飲んでいる。予防接種もある。おかげで病気にならない。薬は大事。
○ よい薬悪い薬ではなく合うか合わないか。合う薬が見つかれば幸せ。身体的苦痛が取れると幸せか?身体的 苦痛があっても幸せと感じることもある。最後まで生きるしかない。自分に生かされている。
○ 元ヤクザのユーチューブを見ていると、薬とは覚せい剤のこと。人によってイメージする薬が違う。
○ 農薬使わないと作物は害虫にやられてしまう。日本は 1,000 倍に薄めて使っている。死ぬまで薬をたくさ ん飲もうと思う。
○ 家族には最善の治療をしてもらってと言われる。医者が変わると薬も変わりあれ?おかしいと今は思えるが、 判断能力が劣ったときはどうなるか。
○ たくさんの薬を飲み続けている。運動などしながら適正な量にしていきたい。
○ 以前防虫管理の仕事をしていた。殺虫剤を使うと人には喜ばれるけど、虫からしたら迷惑だったなと思う。
2 周目も活発に意見が出され、33 分で終了。
3 周目は鈴木さんより「みなさま自由な終わり方でどうぞ」。
○ 薬に頼りすぎずに生活したい。
○ 薬を飲まないのは今の世の中では無理。医者の言いなりで選ばない。先生を信じているから飲んでいる。
○ 鍼灸の本に、体格の違う人が同じ薬を同じ量で飲まされていると書いてあった。
○ 薬を割って飲むことがあるけど、割るのが下手な人がいる。
○ 大病はしていないけど薬を飲まないといけない。
○ 薬を飲むことは人を信用することにつながる。信頼のない人が勧める薬は飲めない。
○ 口から飲む薬が効くのだろうけど、カウンセリングに似た瞑想の世界に行って内心的な安楽を味わってみた い。
○ 腎臓の石を恐れている。始めは痛いけどその内慣れると言われる。
○ かかりつけの医者がなんでも聞いてくれる。
○ 病は気から。気持ちや思いが大きい。薬も一緒。
○ 胆石の痛みでのたうちまわり、痛みが治まったときに胆のうを取った。
○ プロテイン。結局元気な人も飲んでいる。
○ 症状が出て医者に相談すると薬が増える。認知症になったら今のように飲めるか不安。薬を増やしたくない。
○ 医者に言われていた寿命より 10 年多く生きている。医者も信じ薬も信じてたくさん薬を飲んでいる。
○ ゴキブリを殺すのにせめてもと、すぐ死ぬ殺虫剤をかけた。
○ 薬に頼らず心の強さを持って生きたい。
○ 薬に頼って楽な方へといきたくない。
○ 薬、麻薬、殺虫剤、いろいろある。その人の使い方、判断でうまく付き合っていくことが大事。

3 周目は 14 分で終了。
これにて本日の哲学カフェは終了。
休憩をはさんで今回は新たな試み、すずきさんのかわいいふくしとてつがくのじかんを開催。
話題提供として、伊丹市社会福祉協議会の飯島さんより、『私たちの地域社会と「福祉のまちづくり」』との題で、 地域の現状、気になる人、「見守り」はつながりづくりから、などのお話をしていただき、「地域のつながりづくりのためにどんな活動が必要と思いますか?」と問われ、参加者が感じていることを自由に口に出し、対話をしていく。
○ つながる場が必要。哲学カフェもそのひとつ。
○ スマホで遠くの人とつながるのに近くの人とはつながらない。お茶飲んで世間話をする場が必要。
○ ひきこもっている人にどうアクセスするのか?はじめは公的な立場の人がいいのか。
○ 民生委員が訪ねても拒否する人もいる。
○ 自治会のイベントなどは究極的な見守りの場。
○ 民生委員が守っているというのが社会的処方か。
○ 仕事量が多く民生委員のなり手がいない。コンビニ協力店、配達の人に見てもらったりする。一人暮らしの 認知症の方にはどうケアしたらいいのか。
○ コンビニの協力とは?
○ 地域見守り協定。
○ マンションの半数以上は 70 歳以上の高齢者。コミュニケーションを取ることが大事。 ○ ゴミ当番のときにしゃべるようにしている。様子がわかる。
○ 毎週百歳体操している。
○ 一人一人ができることを少しずつ増やしていけばどうか。行政のみが関わるやり方は続かないのでは?
○ 行政も行き詰る方向。負のスパイラル。
○ 自分の居場所は地域の中で作りたい。スポーツなどで交流するのもひとつ。
○ いろんな種類のスポーツやゲームがあった方がいい。選択肢が多い方がいい。
○ 少人数の集まりをそれぞれで作ると自分に合うところも見つかるのでは?メニューをたくさん作ってゆる いネットワークでつながるのが現実的では?
○ イベントに来てくれる人はいいけど来ない人はどうする?
○ みんなができることを少しずつするのがいい。
途切れることなく対話が続き、時間がきたので、すずきさんのかわいいふくしとてつがくのじかんも終了。
市民、行政職員、大学研究者が集って気軽におしゃべりを楽しむ哲学カフェ。 参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。


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市民自治部まちづくり室まちづくり推進課
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所1階)
電話番号072-780-3533 ファクス072-784-8130
更新日:2025年03月11日