【有岡小学校区まちづくり協議会】3月27日「地域福祉ネット会議有岡哲学カフェ」が開催されました

更新日:2024年04月09日

主催者の有岡小学校区まちづくり協議会より、令和6年3月27日に開催された「地域福祉ネット会議有岡哲学カフェ」についてのレポートが届きました。


地域福祉ネット会議有岡哲学カフェレポート

令和6年3月27日(水曜日)アイホール(伊丹市立演劇ホール)カルチャールームにて有岡哲学カフェを開催。参加者は13名。「今日のテーマは何にする?」数人から提案が出た後、ファシリテーターの大阪大学SSI鈴木さんから「今回はこれでどうでしょう?」とのおすすめで「タイミングって何?」に決定。

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みなさま順にテーマから思い浮かぶことを述べていく。

  • タイミングはチャンス。考えすぎてしまうこともあるので思ったらすぐ実行した方がいい
  • 大切なことだけどはずすととんでもないことになる
  • 人事異動の季節。引き継げるタイミング。一人一人の成長に合わせて見極めが大切、人を育てるのに大事
  • 迷ったら考えるというスタンスでやってきたけど、迷ったらやってしまえがいいと思う
  • 結果が出てから、いいタイミングだったとか、タイミングをはずしたとか思う。自分の中でひらめきがあったときにはためらわず前に行くようにしている
  • 相方にこの日は遅くなると言うタイミング。早いときは子どもを寝かしつけるところまでできるけど、遅くなると言うことはワンオペを強いてしまうので、いつ伝えるかというタイミングをはかっている
  • 人事異動のタイミング。自分が異動したいタイミングと職場のタイミングが一致することはあまりない。それにいかに対応していくかが大切
  • 趣味のタイミング。釣りのタイミングは天候に左右されるとも限らない。大谷選手の似顔絵を1月に描いた。その後話題が多く盛り上がってきたのでいいタイミングだったと思う
  • 機が熟す、その時がタイミング。心と体調が整った時がタイミング。でもその機が熟すというのは誰がするのか?
  • 恋愛はタイミング。昔つきあっていた彼女と別れた。その後に新しい出会いがあり結婚した。タイミングが合った。
  • 今終活している。息子に田舎の土地を見せておこうと思って連れて行ったが・・・いい印象を抱かなかったようでタイミングが悪かった
  • タイミングが来た、あとでもっといいタイミングが来るかも?でもきたらやらないといけない
  • 人生はほとんどがタイミングの連続だと思う。荒木村重は有岡城で能を楽しんでいた。いつか有岡城跡で能が出来ればと思っていたら昨年チャンスがやってきた。このタイミングを逃すともうできないかもしれないと、思い切って挑戦した。能楽師の都合、会場の都合(有岡城跡にあるアイホールがこの3年間残った)、文化庁の委託事業助成金、すべてのタイミングがそろい、有岡城跡で新作能「村重」をたくさんの人と楽しめた。千載一遇のチャンス、タイミングを生かせた

1周目は22分で終了。
「他の人の意見を聞いたあとの2周目はより重要」で、2周目スタート。

  • 5~6年前大谷選手が出る試合と他の用事がバッティングして迷った末、他の用事を優先した。大谷選手を間近で見ることができる最後の機会だったのにタイミングを逃してしまった
  • 伊丹に引っ越してきてよかった。鴻池でリハビリしているが東大阪にも鴻池がある。落ち着いた雰囲気のところで生活ができて感謝している
  • 人生の機転を決めるチャンス。海外アーティストのチケットを手に入れることができ楽しみにしていたら祖母が亡くなり行けなかった。タイミングを逃した
  • 飼い犬がちょうど今日手術している。カフェとタイミングが重なってしまった
  • 一人暮らしの母が庭で転んで病院へ。それから毎日家から病院までの往復が始まり、だんだん頭が混乱してきたと思っていたら、主人がうちに連れてきたらいいやんと言ってくれ、そうだ、連れてくるということもできるんだと、その言葉がタイミング
  • タイミングは自分一人ではどうにもならない。構えているとよけいにタイミングを逃すタイプ。かと言って、まったく用意していないと逃してしまうし、少しは構えておかないといけないのかなあ
  • バスの無料案内をお知らせするタイミングにあたり・・・
  • ボランティア活動に参加するタイミング。認知症の講習会に行ったら、そのタイミングでボランティアすることになってしまった
  • 団塊の世代真っ只中に生まれたためにずっと試験や競争ばかり。嫌なタイミングで産んでくれたなと思うが、戦時中でなくてよかったと慰めた。故郷の長野県を出るという選択をしていいことにつながっている
  • タイミングがいい悪いはあとで変わることもある。広島生まれ。原爆ドームの近くで暮らしていたが両親の離婚をきっかけに広島を離れたので原爆から免れた
  • 人生には3回くらいチャンスがあると言われた。若いときは北海道に・・・
  • ベルギーに長くいた。伊丹に帰ってきたらベルギーと姉妹都市になっていてカリヨンがあった
  • 14年前地域団体の会議に参加して発言したら、「役職のないお前がしゃべるな。それは事務局長がしゃべることだろう」と怒鳴られた。伊丹市に相談すると、「自治会長にかわいがられなあかんで」でおしまい。まちづくりプラザに相談すると、「地域活動について一緒に勉強しませんか」そこから地域活動の基礎知識の勉強が始まった。県、市、社協・・・情報源から直接教えていただき今の私がある。毎日買い物にいくスーパーの上階にあったまちづくりプラザはそのあと移転、生活圏から消えてしまった

2周目も活発に意見が出され、27分で終了。
3周目は「キーワードより少し長めの一言を」

  • シルバー人材センターの登録に行ったら剪定の仕事を勧められた。同級生のお寺に行ったら草ぼうぼうでここの剪定もしないといけないのかなと思った
  • 最後の趣味にちょうどいいかなと思って参加したけどなんかとんでもないところに来たのかも
  • いいタイミングを引き寄せたい。構え過ぎずに引き寄せたい
  • 実習に行って怪我してギプスはめた
  • 転勤族、30代で伊丹に来た。なんて住みやすいところかと思った。終の棲家は伊丹に決まり
  • ものごころついたころから日本は傾いていて、バブルはずしてタイミング悪かったと言われるがあまりそう思っていない。勉強したいと思ったときにその先生がいれば・・・
  • たまたま有岡担当でこのカフェに参加してフリートーク力が上がった。タイミングよかった
  • 伊丹に来てたまたま家を買ったところが891。隣保も891。名前と同じ読みだった
  • 子どもの自立心が乏しい。自分がその年齢のときはもっとしっかりしていたと思っていたが、地域活動で見る若い人も頼りない。自分の子どももこれで普通なのか?子育てのタイミング失敗したのかなあと
  • タイミングを掴む、人との出会いは、事前の準備とマッチングしたときに絶好のタイミングがやってくる。3年間コピーライターの勉強をしていたところ偶然の出会いがあり、就職につながった。勉強していたときに会えたからいいタイミングだった
  • 子ども会の活動を半世紀近く続けている。参加する子どもの数はどんどん減ってきている。若い人に活動を引き継ごうと思っていたら若い人が先にやめてしまいタイミングをはずしてしまった。いいタイミングは住んでいたところにマンションが建つことになり優先的に部屋をもらえた
  • 手元にユーロを持っていたら円安で得した
  • 良寛さんがお見舞いにあてたお手紙 ――災難に逢う時節には災難に逢うがよく候 死ぬ時節には死ぬがよく候 これはこれ災難をのがるる妙法にて候―― 大好きな言葉です

3周目は26分で終了。これにて本日の哲学カフェは終了。

休憩をはさんで自由参加の 哲学カフェ鈴木ゼミ を開催。
「今の社会での哲学カフェの意義や意味とは?」という質問をきっかけに、参加者が自由に発言をする流れになっていった。

  • 人は自分の感情を調整するのに人に依存することが必要で、人が安心だと感じる場に一緒にいると機嫌よく生きられる
  • 他人との交流が生きていくのに欠かせないのなら、知的な交流を心地よく感じる人もいるのではないか
  • 人から言われることをするのが好みでない人、自分が考えていることを大切にできる場、知的な自由さが中心になる場があってもいいかと
  • 目的を持って解決するということに慣れている
  • 言いっぱなしの会、気持ちを聞いてもらえる会、よかった、答えがないのがいい
  • 答えがないと言うと(哲学の)業界では怒られるのだが、目的、これを持って帰らないといけないというものはない
  • 世の中には哲学もあるが、航海の船づくりは哲学ではないというがどうか?稲がどうやったら育つのかを純粋に考えるのは哲学、いつまでにやらないといけないからというのは哲学ではない
  • テレビで哲学のある企業は生き残るが哲学のない企業は潰れると言っていた
  • 無限の研究では?研究心があれば
  • 自立とタイミングについては、判断することが許されているかどうか。持ち帰って検討しますというとタイミングを捉えられるのか?自由な人として期待されているかどうか
  • 親はトップで決断が決まっている。親がとめてしまうと子どもはとめられてしまう
  • 小2で終戦。勉強しなさい、ではなく働け、と言われた
  • 働く と 哲学 は反対のことば。 アスコリア(働く)とスコリア(暇がある)
  • スコラはスクールの語源だと習った
  • 人間関係のあるところ、すでにコミュニティのあるところにこの人たちと哲学したいという順序
  • それを目指して10年以上地域活動しているがまだ道半ば。

途切れることなく対話が続き、時間がきて本日の哲学カフェと鈴木ゼミは終了。
市民、行政職員、大学研究者が集って気軽におしゃべりを楽しむ哲学カフェ。今回からBGMも流れるようになりました。
参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。

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次回は、令和6年5月29日水曜日14時からアイホール(伊丹市立演劇ホール)3階で開催されます。

有岡小学校区外の方も大歓迎!どなたでも参加できます。

参加申し込みは、伊丹市社会福祉協議会 地域支援課(電話072-785-0860)まで。


 

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