【高畑自治会】防災・炊き出し訓練が開催されました

更新日:2023年03月29日

令和5年3月11日土曜日、高畑自治会による防災・炊き出し訓練が、有岡公園・有岡センターにて実施されました。

高畑自治会にとって初めての試みとなる、自治会単独の防災訓練でした。

この日は、東日本大震災の発生からちょうど12年目となる日。年々高まる「南海トラフ大地震」の脅威に備え、自分たちの住む町が大地震に襲われ、すべてのライフラインが止まる災害に見舞われたことを想定した訓練で計画されました。

始めに、有岡センターにて、28年前に伊丹市も襲った阪神淡路大震災の状況がまとめられたドキュメント映像を全員で視聴しました。

「住宅やビル、高速道路、駅舎などの倒壊」「がれきの下で助けを求める姿」「燃える住宅をバケツリレーで消火活動を行う地域住民の姿」「住まいがなくなり避難所に押し寄せる人々」など、映し出された想像を絶する光景を目の当たりにし、災害が起こった時、自分たちでどのように動けばよいのかそれぞれに想像を巡らせていました。

そして、ここからいよいよ実際の訓練のスタートです。

有岡公園では、炊き出し訓練のため、倉庫からかまどや鍋、やかんなどを運び出してきて、火起こしを行いました。
火起こしは、自治会区域内の材木店から提供いただいた木材を使い、アウトドア好きのお母さんや地域のもちつき名人の大活躍により、無事に着火し、非常食用の豚汁を温め、アルファ化米と一緒に試食を行いました。

また、訓練開始時は子どもたちの参加は少なかったものの、公園で火おこしをしている様子を見て、徐々に集まり、自然と配膳やごみの回収など、子どもたちもできることを手伝い、参加していました。

炊き出し訓練のほかには、有岡小学校区まちづくり協議会の安全部の協力も得て、カセットガスボンベによる発電機や投光器を実際に動かしてみたり、有岡センター内では段ボールベッドや避難所で使用するパーテーションテントの組み立てを体験したりと、実際に避難所生活をすることを想像しながら訓練を行いました。

実施後のアンケートでは、「いざというときに思い出せるよう、子どもたちにも防災を伝えていきたい」「映像見てからの訓練が有効だった」「もっと多くの人に参加してもらいたい」など、訓練が役に立ったというご意見が多く、また訓練実施の改善点やアイデアなど、次回の開催につながる貴重な意見も集まったそうです。

ライフラインの寸断など、いざというとき、生きていくために頼りになるのは「ご近所のつながり」だとういうことを意識するきっかけとなった、貴重な訓練となりました。

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